カネロ対サンダース米リング誌試合予想

 5月8日、米テキサス・AT&Tスタジアムで挙行されるWBA・WBC世界Sミドル級統一王者サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)対WBO王者ビリー・ジョー・サンダース(英)戦がファイト・ウィークを迎え米メディアのヘッドラインもカネロ対サンダース一色になってきた。今回は、米リング誌からパネラーの予想を紹介する。

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どんな戦いなのか

 ゴールデンボーイ・プロモーションズ(GBP)から離脱したカネロはいきいきしている。これまでいかにGBPがボトル・ネックとなっていたかが鮮明となった。

 GBPと確執が表面化し2019年はIBF(国際ボクシング連盟)ミドル級王座を失い2試合消化にとどまったが、マッチルームと共同戦線を張ったカネロは直近の試合から僅か2ヶ月弱でBJサンダース戦に臨み2021年は4試合を計画している。

 サンダースに勝てば9月メキシコの独立記念日の週末、パズルの最後のピース、IBF王者カレブ・プラント(米)戦が視界に入る。もちろん、ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)も交渉テーブルにあがるだろうが、カネロの最優先事項はSミドル級メジャー制覇。ゴロフキン戦はプランBだろう。

カネロ判定勝ち予想

 30歳全盛期を迎えたが成長著しいのがカネロだ。カネロにとってサウスポーは苦戦するイメージがあるが、2014年エリスランディ・ララ(キューバ)、オースティン・トラウト(米)戦は参考程度にみたほうが良いかもしれない。

 全階級を見渡してもカネロほど攻撃、防御、パワー、スピード、スキル、タフネス、メンタル、全ての値が高いボクサーは見当たらない。

 敗北を喫したフロイド・メイウェザー・ジュニア(米)戦でディフェンス技術を学んだ。転機となったがゴロフキンとの第1戦だろう。カウンター・スタイルから一転、圧力をかけるスタイルも体得。近接戦でのディフェンス能力も昔とは大違い。

 ディフェンスもブロック主体で棒立ちでなくムービン・センスに優れている。カウンターも能動的にしかけ攻防一体型のディフェンスはぶ厚い。

 一方、サンダースはどうだろうか。米リング誌Sミドル級の格付けで4位。ミドル級時代と比較すると、Sミドル級で強豪との対戦は少ない。ミドル級時代はゴロフキンやカネロとの交渉が浮上したこともあったが、何れも実現せず。2015年アンディ・リーから奪取したが、対戦相手の怪我や、自身の怪我でキャリアが停滞した時期がある。

 サンダースは実力者にちがいないが、コンディションにムラがでるタイプだ。デビッド・レミュー(カナダ)戦は相手を寄せ付けないパフォーマンスを見せ、モンロー戦では高度な駆け引きにも対応できるところを証明した。

 とくにレミュー戦は印象的だったが、プロ30戦全勝レコードを誇るが印象的な試合はアンディ・リー、レミューと少ない印象。どちらかといえば、米リング誌が考察するように大舞台、不利な状況だと実力を発揮するタイプかもしれない。

 サンダースは、カネロの圧力をスピード、フットワークで距離を維持しシャット・アウトしポイント・メイクに繋げることができるか。それでも、カネロの脅威となるパワーを持ち合わせてないことは不安材料。圧力に屈し距離に入り込まれれば厳しい戦いになるだろう。

 カネロは足が遅いという指摘もあるがアミア・カーン(英)戦でみせたようにリング・カットも上手い。筆者はカネロの12ラウンド判定勝ち予想。ノック・アウトは難しいだろう。

 カネロは、ボディがキー。ボディ・ストレートや、フックを出しに上手くコーナーに追い込みサンダースのフットワークを無効化しパワー・ショットを叩き込み体力を削りたい。僅差判定になればカネロ有利。ケチがつかないようにきっちり仕留めに来るだろう。どちらのゲーム・プランが機能するのか興味深い戦いになる。

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米リング誌記者はカネロ勝ち予想

トム・グレイ氏 カネロ3−0判定勝ち

デビッド・レミューに勝利したサンダースは見事だった。彼のコンディションが最高の状態であれば、優れたスピード、フットワークを持つ。優秀なサウスポーだしカネロにとって厄介なスタイルだ。しかし、レミューに勝った以降は対戦相手の水準は高くない。

 一方、カネロはゴロフキン、ジェイコブス、コバレフ、スミスとハイ・レベルの相手と拳を交わしてきている。スーパーミドル級も彼にとって居心地が良いようだ。カネロがサンダースを倒すだろう。

アンソン・ウェインライト氏 カネロ 3ー0判定勝ち

カネロは全盛期にある。サンダースは相手のレベルにあわせて戦う傾向がある。長い間、ビッグ・ファイトの機会を待っていたサンダースのポテンシャルを最大限に引き出すだろう。

 サンダースのスタイルがカネロに影響を及ぼす可能性はあるが、最終的にはカネロが圧力をかけジャブ、ボディ攻撃で3−0判定勝ちすると思う。

リー・グローブス氏 カネロ 3−0判定勝ち

カネロが科学的なサウスポーと対戦するのはエリス・ランディララ以来7年ぶり。この試合はララ戦でカネロが何を学んだかによって大きく左右されるだろう。緊張感のある試合になることが予想されるけど、カネロが勝つと思う。

 カネロのディフェンスは固いし強力なパワーもある。そして、サンダースがカネロのプランを変えるほどショットを集められないと思う。

マイケル・ウッズ氏 カネロ3−0判定勝ち

サンダースは、カネロが戦ったゴロフキン戦以降、多くのラウンドで勝つことができるが試合では負けるだろう。科学的な試合になるが、サンダースが勝利を掴むことはできない。カネロのパワーショットが勝敗を分ける。

ロン・ボルジェス氏 カネロ TKO

 サンダースが有利に戦う時間もあるかもしれないが、カネロのほうが優れたボクサー。彼のスキルがそれを証明するだろう。戦力をみてもカネロが負ける要素が見当たらない。カネロが最終的にサンダースをストップして全てを証明するだろう。

マーティ・マルケイ氏 カネロ3−0判定勝ち

 ボクシング界をけん引するスーパースター・カネロはここ3年間の試合は全て完璧だった。カラム・スミス(英)は体格差とジャブが問題なると思っていたけど、彼はパワーでスミスを打ちのめした。カネロの防壁は核シェルター並に高い。サンダースが近づけば餌食になる。カネロのジャブ、フック、ボディ打ちがサンダースの印象を消し去るだろう。

マイケル・モンテロ氏 カネロ3−0判定勝ち

 サンダースは最も調子が良いボクサーだ。カネロはゴロフキン再戦以来、最も厳しい相手を迎えることになる。サンダースがいくつかのラウンドをとると思うけど勝つには十分ではないと思う。技術戦になる117−11でカネロが勝つだろう。

ノーム・フラウエンハイム氏 カネロ3−0判定勝ち

 サンダースは掴みどころがない。サウスポーで優れたジャブをもっている。エリスランディ・ララ戦を思い出してほしい。サウスポーのララはカネロを苦労させあと少しで勝利するところだった。

 しかし、いまのカネロは7年前とは違う。時間はかかるかもしれないけど、丁寧にリングをカットしボディ・ブローでサンダースを鈍らせ一方的なスコアで勝利することを期待したい。

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