井上尚弥が米リング誌PFP4位降格理由クロフォード3位にアップ

 米リング誌は2021年11月、PFP(パウンド・フォー・パウンド)ランキングを更新。WBO世界ウェルター級王者テレンス・クロフォード(米)が4位から3位にアップ。3位だったIBF・WBA世界バンタム級王者井上尚弥は4位にランクダウンした。

 クロフォードはウェルター級強豪ショーン・ポーター(米)に前半苦しめられたもの徐々に適応。ウェルター級ライバル達が倒しきれなかったポーターから2度のダウンを奪いストップ勝ち。PFPランクアップの好材料は揃っていた。

 クロフォード対ポーター戦の試合レビューは、「【結果】テレンス・クロフォード対ショーン・ポーター」こちらを読んでほしい。

Sponsor Link


Sponsor Link

クロフォードがリング誌PFP3位

 ショーン・ポーター(米)戦はクロフォードに必要な戦いだった。3階級制覇、ライト級はリネラル、Sライト級4団体制覇。ウェルター級に参戦し5戦全KOとパーフェクト・レコードを誇っていたもの強豪との対戦が叶わず、織り込み済みの評価だったからだ。

 ウェルター級にあげたもの元世界王者ジェフ・ホーン(オーストラリア)、ホセ・ベナビデス・ジュニア(米)、アミア・カーン(英)、エギディウス・カバラウスカス(リトアニア)、元IBF世界ウェルター級王者ケル・ブルック(英)に勝ったが何れも強豪ではなかった。

 ポーターは3敗を喫したもの負けは高い評価を得るエロール・スペンス・ジュニア(米)、キース・サーマン(米)、ケル・ブルック(英)と接戦。ウェルター級で強豪との対戦が必要だったクロフォードにとってポーター戦は実力を証明する機会だった。

Sponsor Link

井上尚弥が4位にランクダウンした理由

 米リング誌は老舗で権威あると言われているがPFPランキングについて明確な基準はなくランキングに関して透明性はない。現在進行系のPFPは価値があるものなのだろうか。

 PFPは所詮妄想の話でボクサーの商品価値や人気に直結するものではない。価値があるかは疑問だが、井上尚弥を抜いたのは間違いなく対戦相手の水準だ。PFPの明確な基準はないが対戦相手の質と勝ち方次第でランキングは上下する傾向にある。

 より上質の相手と戦っているのがクロフォードだと言わざるを得ない。元世界王者、トップ・コンテンダーをきっちりと仕留め説得力ある勝ち方をしている。

 世界基準を満たすか議論があるにせよウェルター級にあげ全勝全KOとパーフェクト。現ウェルター級を見渡しクロフォードが戦った相手を明白に勝てるだろうか。ランクアップしたのはウェルター級強豪ポーター相手に2度ダウンを奪いストップ勝ちしたことが材料になったことは間違いない。

 元世界王者ショーン・ポーター
 元IBF王者ケル・ブルック
 エギディウス・カバラウスカス
 アミア・カーン
 ホセ・ベナビデス・ジュニア
 元WBO王者ジェフ・ホーン

 一方、3位に降格した井上。米市場に本格参戦し評価は上々だがWBSS優勝後、そのポテンシャルを十分に発揮できる相手探しマッチメークは難航。米有力大手プロモーター・トップランク社という大きな後ろ盾があるにも関わらず統一戦交渉は停滞した。

 2020年〜2021年はコロナ禍で対抗WBO王者カシメロとの統一戦が消滅。実績はジェイソン・マロニー(豪)、マイケル・ダスマリナス(フィリピン)に勝ったのみ。そして、年内は格下アラン・ディパエンと期待外れのマッチメークに終わっている。

 WBSSに出場したジェイソン・マロニー(豪)戦で井上はパワーだけでなく、カウンター、タイミングが高く評価されたが、IBF指名挑戦者マイケル・ダスマリナス(フィリピン)は格下相手。世界基準を満たすかも疑問。井上は勝って当然、勝ち方以前にPFPや評価に繋げにくい相手だった。

 井上は12月アラン・ディパエン(タイ)と凱旋防衛戦。2022年4月国内で統一戦が基本路線。ファン待望のWBC王者ノニト・ドネア(フィリピン)との再戦、WBO王者カシメロとの統一戦をまとめられるかプロモーターの手腕が問われる。

Sponsor Link
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントを残す

*

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください