村田対ゴロフキン2021年4月合意に向け交渉開始!実現する理由

 村田諒太とIBF世界ミドル級王者ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)の対戦交渉がはじまった。実現する可能性は十分ある。落ち目のゴロフキンは争奪戦となるが対戦相手は限られてくるからだ。村田はゴロフキンが主戦場とする北米のマーケットではネーム・バリューは弱いが、決戦地を東京・ドームに移せば話はかわってくる。実現の可能性は高いが新型コロナウイルスの影響もくすぶる。

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村田対ゴロフキンの実現確度は高い

 村田諒太に実現してもらたいことは世界的ビッグネームとの対戦のほかない。これまで、ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)やボクシング界の象徴サウル・”カネロ”・アルバレス(メキシコ)との対戦交渉が持ち上がったが何れの交渉も失敗におわった。ゴロフキン戦交渉の話はどこまで進んでいるか分からないが、実現の可能性は十分ある。1つずつみてみよう。

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村田対ゴロフキンの統一戦に障害はない

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 WBA(世界ボクシング協会)は村田をWBAスーパー王者へ格上げしたことで統一戦が実現しやすくなっている。WBAは正規王者、スーパー王者の2王者体制でゴロフキンの統一戦交渉に進むうえで、カネロがスーパー王者だったことで、統一戦が難しい背景があった。

 2020年、村田と交渉の話があったカネロはスーパーミドル級を主戦場とする方針を固めミドル級王座を返上。WBAは、村田をスーパー王者へ格上げ。「WBAが統一戦の後押しをしてくれたと思う」。と村田がコメント。カネロはゴロフキンの再戦プランがあったが、スーパーミドル級に主戦場を移したことで霧散。WBAは、ビッグファイトの機運が高まる巨額の金が動く村田対ゴロフキンの統一戦に期待していることは間違いない。

ゴロフキンの対戦相手は限られる

 38歳、ゴロフキンの求めるものはビッグ・ファイト以外にない。なかでも最有力になるのが大きなビジネスになる村田諒太戦だ。現状のミドル級トップラインを見渡してもゴロフキンの対戦相手はプロモーターの障害もあり、ビッグ・ファイトできる相手は限られてくるからだ。ミドル級の現状をみてみよう。

 ライバルの1人WBC王者ジャーモール・チャーロ(米)戦も魅力的なマッチメークだが、チャーロはDAZNとライバル局PBC(プレミア・ボクシング・チャンピオンズ)と契約を結んでいることが合意に向けネックとなる。チャーロ自身もオプションがなくクロス・プロモーション必至だが、PBCがDAZNにレンタルを許すかは不透明だ。

 これまでもチャーロ獲得にDAZNと提携するマッチルーム・ボクシングが動いたが失敗。1階級あげデビッド・ベナビデス(米)やIBF世界スーパーミドル級王者カレブ・プラント(米)、9月以降PBCと契約する公算が高いカネロ戦を目指す可能性が高い。

 WBO王者デメトリアス・アンドレード(米)は次戦WBO(世界ボクシング機構)からリーアム・ウィリアムス(英)との指名戦を命じられている。ゴロフキンはマッチルームが共同プロモートしている関係でアンドレード戦締結は容易だが、もはや4団体統一が最優先でないゴロフキンが旨味がないアンドレードをピックアップするとは思えない。

 そして、ゴロフキンと対戦交渉が具体化したのがメキシカンのハイメ・ムンギアだ。4月か5月に向け交渉は進んでいたが、カネロ対サンダース、ホセ・ラミレス対ジョシュ・テイラーの統一戦がセット。中継枠の関係で両者は1戦挟み9月に先延ばしになる公算が高い。

 ムンギアはゴールデンボーイ・プロモーションズ(GBP)と契約する若手売出し中のホープ。 スーパーウェルター級からミドル級へ転向し2階級制覇を狙いゲーリー・オサリバン(アイルランド)、トリアーノ・ジョンソン(米)を下し存在感を高めている。

 米リング誌ミドル級の格付けでは9位。看板のカネロを失い大打撃を受けたGBPはムンギアに力を入れ、ゴロフキン獲得に躍起。落ち目のゴロフキンにムンギアをぶつけ商品価値を一気に押し上げる思惑だ。

 ゴロフキンはDAZN(ダ・ゾーン)と6戦1億ドルの巨額の契約を結び3戦消化したが、カネロ戦あとビッグ・ファイト路線から外れている。青写真としては4月か5月、日本で村田諒太と戦いふたたび米国に戻り9月にオプションを探す方向だろう。カネロ戦は期待薄だがカジュアル層を巻き込めるビッグ・カードの1つだ。

 ダイレクトにムンギア戦が決まっても両雄が好戦的なファイト・スタイルで噛合う魅力的なカードだが、ゴロフキンが負ければ村田戦消滅は免れない。ゴロフキンの衰えは顕著にあらわれ2013年前後の全盛期の力は残っていない。かつてミドル級帝王でもっとも避けられていたゴロフキンだが38歳の高齢となり首を狙われる立場となっている。

村田対ゴロフキンはDAZNにとっても大きい

 グローバル戦略を打ち出したDAZN。村田諒太とゲンナディ・ゴロフキン戦をまとめることの意味は大きい。北米で注目を集めるカードにはならないが日本でなら話は別だ。すでに、村田諒太は日本でメジャー・スポーツ選手の地位を確立している。その村田が、ゴロフキンと戦うとなれば空前のメガファイト、新規顧客獲得の後押しに繋がる。

 DAZNは2020年12月サービスを提供する地域を200カ国地域以上に増やすことを発表。グローバル戦略を打ち出している。これまで、日本を含め米国、ヨーロッパに力を入れていたが新興国にも拡大する。スマートフォンの普及、高速インターネット通信のインフラが整い動画配信の需要が高まっていることが背景にある。

 サービスは北米を軸にするボクシングがメイン・コンテンツ。もちろん、北米は重要なマーケットの1つだが、世界各国のユーザーを獲得することが課題。これまで以上に裾野拡大が急務となる。そういった意味で、日本で挙行することで大きな話題を集める村田諒太とゴロフキン戦はグローバル戦略を打ち出したDAZNにとって合理的なカードと言える。

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交渉のハードルは新型コロナウイルスの影響

 これまで書いたとおり村田はゴロフキンの有力オプションだが懸念されることもある。交渉をまとめるうえで障害ポイントはないが、不安視されるのが新型コロナウイルスの影響だ。先行きの見通しがたたないなか、どこまで交渉をまとめるか開催日程が焦点になるだろう。

 現状、東京は新型コロナウイルスの新規感染者数は減少傾向にあるが、4月、5月開催であれば東京の緊急事態宣言の解除はもちろん、病床の逼迫改善。1月から続いている外国人の新規入国禁止も緩和されることが最低条件。興行収入を考えても一定数以上の観客を入れて開催することも条件になるだろう。

 村田対ゴロフキン戦実現の確度は高いもの4月開催にもっていけるだろうか。緊急事態宣言は延長され3月7日までの期限付きだが、1日の新規感染者数は減少傾向にあるが病床の逼迫状況の改善の兆しはみえていないことが懸念される。4月であれば公式アナウンスは遅くても3月。5月が現実的か。

 村田は2020年5月カネロ戦の交渉が浮上しかなり踏み込んだところまで協議は進んだが決裂した過去があるだけに合意を祈るばかりだ。

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