地上波で生中継するか気がかりだったファンも多いだろう。11月7日、さいたまスーパーアリーナで行われるWBC世界バンタム級王座統一戦、ノルディ・ウーバーリー(フランス)/16戦全勝12KO対井上拓真(大橋)/13戦全勝3KOの一戦は、地上波フジテレビが午後7時57分から生中継することが分かった。
この一戦は、フジテレビが生中継してWOWOWが11月9日(土)午後9時から録画放送することが決まっている。
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同イベントは、WBSS(ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ)バンタム級決勝、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(大橋)対WBA世界バンタム級スーパー王者ノニト・ドネア(フィリピン)の一戦のアンダーカードとして行われる。
井上拓真にとってキャリア最大の相手となる。2大会連続でオリンピックに出場したウーバーリーはアマ・エリート、現役では唯一のフランス人のタイトル・ホルダーで、プロ通算15戦全勝11KO、機動力に優れスピード、パワー、攻防ともに抜群の安定感を誇る。
直近で、トップランク(米有力プロモーター)が中央アジアのカザフスタンの首都ヌルスルタンで主催したイベントで、アーサー・ビジャヌエバ(フィリピン)を6回TKO勝ち。WBC王座決定戦では五輪で因縁のあるラウシー・ウォーレン(米)に判定勝ちしてWBC王座を獲得している。
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ウーバーリとビジャヌエバ戦。
井上タクマとペッチ戦。
この2つの試合だけを見比べると、タクマの勝ちは、ほぼ無い。
待ちのタクマに対し、ウーバーリはいつでもどこからでもガンガン手数が出るのに加えて、思い切りが良い。
ガンガン前に出て、踏み込んで手数を出すウーバーリに対し、常に下がり、ロープを背負ってカウンター狙いのタクマ。
ウーバーリが10発打つのに対して、タクマが2発程度返す試合展開が目に見える。
攻勢の印象点でウーバーリ、
ヒット数も手数の差がそのまま出てウーバーリ。
タクマは余程ナイスタイミングでカウンターを入れて、それで効かせることができなければ、押し切られて大差判定負けが濃厚で、あるいはストップ負けもあるだろう。
とにかく、タクマはペッチ戦の戦い方では負ける。
動いて動いて、前に出て、少なくとも手数で上回る戦法で臨まなければ勝ちは取れない。
それができるか?
できたら勝ちあり。
できなければ完敗だ。
タクマに勝って欲しいが。