”The Truth”、スペンス対ガルシア。多くの疑問を投げかけられているのが大事故を起こしたエロール・スペンスJr.(米)だ。米リング誌の記事から2人が戦ったことがあるショーン・ポーター(米)による両者の戦力比較を紹介したい。
米リング誌記者の予想はスペンス対ガルシア米リング誌記者の予想!。
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米リング誌ウェルター級格付で5位に評価されるショーン・ポーター(米)は2018年9月、WBA・WBC統一王者キース・サーマン(米)がWBC王座を返上し空位となったWBC王座をダニー・ガルシア(米)と争い僅差判定勝ちしたが、2019年9月、IBF世界ウェルター級王者エロール・スペンスJr.(米)とのWBC・IBF統一戦に判定負けを喫している。
ポーターはスペンスの事故による影響を不安視
「多くの人が期待するよりも接戦になると思う。スペンスは大事故を起こした。開始のゴングまで多くの疑問が彼に投げかけられている。事故前はスペンスがダニーを打ちのめすと思っていたけど今は違う。ダニーにはいい試合を期待している」。
「これまでどおりのエロール・スペンスJr.であれば問題ないと思う。だが、彼が錆びついてたとしたら戦いを支配することは難しいだろうね。ダニーには本当に期待しているんだ」。
ポーターによる2人の戦力比較
「ダニーのタイミングは過小評価されている。多くの人が遅いと感じてるけど、そんなことはない。リングで受けた彼のパンチは遅いという訳ではなかくタイミングが良かった。彼はタイミングの見極めが優れている。
ジャブ:スペンス
「彼のジャブはベストだ。ダニーより優れていると思う」。
ディフェンス:スペンス
「スペンスはフットワークも使えるしボディワーク、頭も動かせる。ブロックも優秀だね」。
ハンドスピード:スペンス
「スペンスのジャブはスピードがあり信頼性も高く優れている。ダニーのジャブはスピードがあるとは思えないし優れているとは思えない」。
フットワーク:スペンス
「スペンスはガルシアより運動量が圧倒的に多く、ダニーとスタイルは異なる。ダニーはどちらかというとコツコツとノックアウトを狙う男だ」。
スマート:スペンス
「ガルシアはパンチャーではないけどカウンターは優れている。相手の動きをみて正確なパンチを打ち込んでくる。でも、スマートさでもスペンスを推すよ。スペンスのチームはダニーのチームより良い戦略を練ってくるはずだ。これまで、彼のチームの調整をみてきたけど、ダニーのチームでは見たことがない。スペンスのほうがスマートだと思っている」。
パワー:スペンス
「ダニーとの試合ではパンチをもらってもその場に留まりパンチを打ち返した。スペンス戦では11ラウンドにビッグ・ショットを貰った。これが彼の本当のパワーなんだと思う」。
タフネス(顎の強度):ダニー・ガルシア
「これは難しいね。2人とも俺のパンチをもらったと思う。だが、リングではスペンスよりダニーのほうが、キース・サーマン戦で見せたようにビッグ・パンチをより受け止めている」。
スキル:スペンス
「スペンスは圧倒的な戦力を持っていると思う」。
総合:スペンス
「スペンスは全てにおいて高い能力を持っている。ディフェンスも良いし武器になる引き出しも多い。ファイターとしてダニーより優れている」。
ポーターは「スペンスの判定勝ちだと思う。厳しい試合になるけどね」。スペンス勝ちを予想。ダニーに期待といったもの比較してガルシアが上回った能力はタフネスだけだった。
”Truth”スペンスの回復は本当なのかどうか。12月5日のゴングを楽しみに待ちたい。
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