ロマチェンコ対ロペス視聴件数は予想を上回る約290万世帯!

 ニールセン・メディアリサーチによると10月17日米ラスベガスにある”The Bubble”で行われたWBA・WBC・WBO世界ライト級統一王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)対同級IBF王者テオフィモ・ロペス(米)の視聴件数は平均、272万9000人、最大289万8000人と市場予想を大幅に上回ったことが分かった。

 ロマチェンコ対ロペスの視聴件数は、1995年以降ESPNが中継したボクシングイベントでは、2017年7月豪で行われたマニー・パッキャオ(フィリピン)対ジェフ・ホーン(豪)戦でマークした440万件に次ぐ大記録。市場予想を大幅に上回り結果として大成功となった。

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巨額の投資を行ったESPN

 コロナ禍での開催、プロモーターはゲート収益(チケット、販促品)が消失するなか苦戦を強いられるなか、トップランク社と提携するESPN(米スポーツ専門チャンネル)はロマチェンコ対ロペスに多額の放映権料を支払うことを決意。ファイト・ウィークに入りロマチェンコ、ロペスを招きカンファレンスを開催、エピソード制作とESPNはこの試合に大きな期待をしていた。

 当初は、資金面で難しく有料課金PPV(ペイ・パー・ビュー)になる見通しもあったがESPN、トップランク社は通常枠で中継することを決定。米メディアによればロマチェンコの報酬は325万ドル(約3億4000万円)、ロペスは150万ドル(約1億6000万円)と高額だった。

 これだけの報酬、期待されるのが視聴件数だ。ロマチェンコは米国にゆかりがないがホルヘ・リナレス(ベネズエラ)戦で143万9000人、ホセ・ペドラサ戦で201万3000人と高視聴件数をマーク。「300万件は達成すると思う」とテオフィモ・ロペスは予想。「ESPNには感謝しなければならない。彼らの決定はボクシングに大きな変化をもたらす」。提携するトップランク社ボブ・アラム氏は感謝していた。

 しかし、米4大リーグはクライマックスを迎え、米国では11月に大統領選を控え視聴件数については「200万件に届かない」。とニューヨークの興行を取り仕切るルー・ディ・ベラ氏。他にも視聴率に関しては悲観的な見方がほとんどだった。

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コロナ禍でスポーツの視聴率は低迷

 大きな視聴件数が期待できなかったのはいくつかの理由がある。まず、パンデミック以降プロ・ボクシングがスタートしたが視聴件数が大きく伸びていないことにある。6月トップランクは米ラスベガスでイベントを再開したもの、再開イベントとなったシャクール・スティーブンソン対フェリックス・バラバリョ戦の最大視聴件数60万9000人が最大の記録となっている。

 もちろん、コロナ禍で好カードをセットすることが難しい理由もあるが8300万世帯が加入するESPNのプラットフォームとしては少ない数値だ。視聴率が低迷しているのはプロ・ボクシングだけではなく米国のメジャースポーツ、NBA、NHLの視聴率も低下。NBAカンファレンス決勝の視聴者は前年比35%減少、NHLも61%減少となっている。

 これは、コロナ禍で開幕が遅れ日程がずれ込み、NFL、NHLなどの試合が重なったことによる影響が大きい。

 ESPNは、PPVではなくESPN通常枠で中継したことは意味が大きい。ESPNは加入世帯は減少傾向だが米国ではスポーツチャンネルとして幅広く認知されている。ロマチェンコ対ロペスは静かな立ち上がりだったが、後半はロマチェンコが追い上げ印象的なシーンも数多くあり、ESPNにしてもボクシング・イベントが注目される素晴らしいイベントになったことは間違いない。

 まだ、世界的な知名度を考えるとロマチェンコ、ロペスをPPV興行としてうってでたとしても惨敗は免れない。何れにしても、米国でもっともスポーツ中継でメジャーなESPNのプラットフォームでロマチェンコに勝ったロペスは、一躍スターダムに上り詰めたことは間違いない。

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