2020年WBC世界ヘビー級王者デオンテイ・ワイルダー(米)戦へ向け、ワリン戦は思わぬ展開も含め良いアピールだった。カネロがメキシコの独立記念日の週末から撤退したことで、トップランク社ボブ・アラム氏が、無理やりタイソン・フューリー(英)のイベントをねじ込む必要があったかどうかは別としても、前回6月のベガスの興行成績を上回る結果となった。

 2019年9月14日メキシコの独立記念日の週末、米ラスベガスのT-Mobileで行われたタイソン・フューリー(英)対オット・ワリン(スウェーデン)戦のゲート収益が、約100万(約1億700万円)ドルに到達したことが試合を管轄したNSAC(ネバダ州アスレチック・コミッション)の発表で分かった。

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 当日、ベガスの新たな拠点となったT-Mobileアリーナの上階は閉鎖されたが、8,249人の観客を動員。チケット、物販などのゲート収益は99万9722ドルに到達、興行成績は前回6月にベガスで行ったトム・シュワルツ(ドイツ)戦の88万2145ドルを上回った。

 ボックス・オフィスによると3,577枚のチケットが売られ、ハイ・ローラーやVIP用の招待チケットが3,898枚あったという。

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 ヘビー級はワイルダーを筆頭にジョシュア、フューリー、オルティスがトップ戦線に君臨し存在感を強めているせいかトップ・コンテンダーの活躍があまり目立たない面もある。その一人が、フューリーを苦戦させたオット・ワリンだった。

 フューリーの相手が決まり注目されていたのは、2020年2月米ラスベガス開催で合意しているデオンテイ・ワイルダー(米)との再戦でワリンは殆どノーマークだった。

 3回ワリンの左でフューリーが右目の上をカットしてからは戦況は変わった。当然、傷口を狙われ傷は広がり、血が滴り落ちる視界不良のなかで戦うことを強いられたフューリーは、スタイル・チェンジ。いつものようにジャブを出し華麗にリングをサークルするスタイルを封印して、メキシカンのように打ち合うスタイルに変更せざるを得なかった。

 ワイルダーとの再戦は2020年2月22日にセットされているが、フューリーがカットしたことで延期される可能性は十分ある。試合は、フューリーをプロモートするトップランク社と提携するESPNと、ワイルダーをマネージメントするアル・ヘイモン氏が契約するFOXが合同でPPV(ペイ・パー・ビュー)配信する予定となっている。

(Via:boxingscene

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