ドーピング検査で陽性反応を示したタイロン・スポーン(オランダ)が陽性反応を示した後VADA(アンチ・ボランティア・ドーピング機構)のドーピング検査が陰性だったことが分かった。VADAが10月2日行った検査では、以前に検出された禁止薬物として指定されているクロミフェンはスポーンの検体からは検出されなかった。

 スポーンは現地時間10月12日、米イリノイ州シカゴでオレクサンドル・ウシク(ウクライナ)と対戦するはずだったが、VADAによる薬物検査で陽性反応を示し、イリノイ州のコミッションはスポーンにライセンス交付を認めなかった。

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photo by:boxingscene


 結果的にイリノイ州のコミッションはスポーンのライセンス付与はしなかったが、VADAが行いスポーンの陽性反応が出た前に9月16日にコミッションが行った薬物検査ではスポーンの検体からテストステロンなどは検出されなかった。「俺はずっと言い続けてきたけどクリーンなファイターだ。誰が結果を操作したんだ」とスポーンは不満を顕にしている。

 VADAは9月22日、26日に行った薬物検査でスポーンの尿検体からクロミフェンが検出された。女性の不妊治療約として知られているが、筋肉増強剤によってホルモンバランスが崩れる副作用を抑えるため効果があるとして、マスキング剤としてWADAを含め国際的に禁止薬物として指定されている。

 米メディアによると、クロミフェンが完全に体内から除去されるには1ヶ月〜3ヶ月かかるという。9月16日にコミッションが行ったドーピング検査がどの程度のものだったのか分からないが、16日が陰性結果、22日、26日に陽性であれば10月2日の結果も期間的には陽性になる可能性はあるが、VADAのドーピング検査はコミッションが行う検査よりも基準は高いものになる。もちろん、体内に抜ける期間を誤った可能性もあるが・・・。

 ドーピングに関し無罪を主張するスポーンは、WBO(世界ボクシング機構)6位にランク。今後は、WBOなど承認団体へ説明する責任が残っている。場合によっては、トップ・ランキングから除外される可能性がある。

(Via:boxing scene

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