【週末結果】クロフォード、フランコ戦振り返りPFP、裁定はどうだったのか

 今週から、週末の試合結果と北米で話題になった出来事を紹介する連載をスタートする。クロフォード対ブルック戦、アンダーカードに設置されたフランコ対マロニー再戦を振り返ってみたい。

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フランコ対マロニー再戦は無判定試合に

 物議を醸しているのがNSAC(ネバダ州アスレチックコミッション)の裁定だ。フランコ対マロニー再戦は、偶然のバッティングにより続行不可。無判定試合という最悪の結果で終わった。レビュー記事はこちらからどうぞ

 マロニーがジャブを軸に試合を組み立てペースを握っていたが、2回フランコの右目が腫れだし完全にクローズ。2回終了時にドクター・チェックが入り続行不可。主審のラッセル・モーラ氏は偶然のバッティング、4ラウンド終了してなく”No Decision”と裁定した。

 その後、コミッションとベテラン主審ロバート・バード氏、ジェイ・ナディ氏で26分に及ぶビデオ検証が行われたが裁定は偶然のバッティング、無判定試合は覆らずWBAタイトルの移動はなかった。検証は、フランコの負傷がバッティングによるものか。マロニーの有効打によるものかの判定だった。

フランコの負傷はバッティングか

 筆者も確認してみた。何回か偶然のバッティングは確認できたもの、マロニーのジャブの有効打もあり判断が難しかったが、新たな映像がでてきている。

 ネバダを管轄するNSACのボブ・ベネット氏が提供したのがこの映像だ。1ラウンド1分2秒、ちょうど、フランコの右目付近がマロニーの頭部にあたっているのが確認できる。

 フランコのトレーナーを務めるロバート・ガルシア氏は偶然のバッティングを確認。マロニーのジャブも腫れの要因だったと分析している。。

マロニー陣営はバッティングを否定

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 「フランコは僕に触れたことはなかった。右目の負傷は50回打ったジャブが原因だ。バッティングではない」とマロニーは主張。ボブ・アラム氏は「裁定結果はうんざりしている。目の負傷はマロニーの有効打よるものだ」。と怒りを顕にしている。

 マロニー陣営は裁定を抗議する姿勢を示している。

 フランコ対マロニー第3戦目は近いうちにセットされることは間違いない。

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クロフォードはウェルター級で本物なのか

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 ブルックを4ラウンドで仕留めたクロフォードはウェルター級で本物なのかどうか。ウェルター級で紛れもなく最高のボクサーの1人であることは証明したことは間違いない。現ウェルター級にこれだけ明確にブルックを落とせるだろうか。レビュー記事はこちらから

 クロフォードの才能に疑いはないが指摘されるのが戦相手の水準だ。アミア・カーン(英)、ホセ・ベナビデス(米)、カバラウスカス(リトアニア)に印象的な勝ち方で存在感を示しているも強豪クラスとの対戦はないことが大きな課題だった。

 ブルックはウェルター級で戦うのは数年ぶり、現ウェルター級でブルックをどう評価するか難しいところだが、イージーな相手ではなくショーン・ポーター(米)、ダニー・ガルシア(米)と並んでも遜色はない。

 2回の敗戦は当時ミドル級帝王だったゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)、エロール・スペンスJr.(米)戦のみ。スペンスは11回にブルックにKO勝ちしている。

 負けたブルックは引退を示唆。今後は家族と決めると話している。

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クロフォードが勝ちPFPはどうなるのか

source by :The Ring

 あれだけの勝ち方。パウンド・フォー・パウンド(PFP)ランキング上位は変わるだろう。スペンスは米リング誌PFPランクでは3位だが、ブルックに圧倒的なパフォーマンスを示したことで2位の井上尚弥と変わる可能性がある。

 もちろん、井上対マロニー戦で見せた井上のフィニッシュは圧巻だったことは間違いないが、クロフォードのランクアップは議論の余地は充分ある。4回ダウンを奪ったカウンターの右フックは狙ったものだろう。クロフォードはでだしが遅くスロースターターと思われてるが、相手の出方を見て解析していたともみえる。

 序盤、ブルックのジャブがコネクト、クロフォードはブルックのサイズ、フィジカル、パワーを感じていただろ。3回、クロフォードはサウスポーに完全にスイッチ。ブルックは右ストレートをクロフォードのジャブの対抗として使った。

https://twitter.com/in44y1/status/1327843186950119426?s=20

 これを引き出したクロフォードは4回、ブルックが出した右をパーリーで落とすと同時に、速い右フックをカウンターで炸裂。猛攻しフィニッシュ。距離とタイミングは言うまでもなく最高だった。高いスキル・セットはもちろん、試合のなかで高い適応能力を示した。

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クロフォードの次戦はどうなるのか

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 契約するトップランク社との確執も報じられているクロフォードは、トップランク社とは2021年10月に契約切れとなる。契約を更新するのかどうか。PBCへ移籍かクロフォードの動向に注目が集まっている。
 
 「パッキャオ戦がほしいんだ」。試合後、クロフォードはこう語っている。

 クロフォードは、ブルック戦前、中東カタールでマニー・パッキャオ(フィリピン)戦が具体化していた。トップランク社ボブ・アラム氏「95%交渉は進んだが、新型コロナウイルス(COVDI-19)がパンデミック(世界的流行)となり中東開催が困難になった。会場も決まっていたし資金調達も問題なかった」。交渉は合意目前だったという。

 ただ、パッキャオはクロフォードと対立するPBC(プレミア・ボクシング・チャンピオンズ)との契約を1戦残しておりどこまで話が本当なのか。キャリアの方向性があわないクロフォード陣営は弁護士を通じて契約するトップランクに抗議する文書を提出。クロフォードとトップランク社には亀裂が生じている。

 ボブ・アラム氏はクロフォードのスペンス、パッキャオのメガ・ファイト締結に意欲的なものトップランクとの契約満了が見えている段階でPBCが共同PPV(ペイ・パー・ビュー)に動き出すとは思えない。クロフォードが契約満了した段階でPBC移籍する見方も多い。

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