テオフィモ・ロペス、ライアン・ガルシア戦はあるのか占う

 トップランク社ボブ・アラムが、WBA・WBO・IBF世界ライト級統一王者テオフィモ・ロペス(米)の次戦の対戦候補からWBC世界ライト級王者デヴィン・ヘイニー(米)を除外した。

 将来的なマッチメークは否定しなかったものロペスとの統一戦に進むには強豪に勝ち実力を証明する必要があると強調。ライト級新勢力のライアン・ガルシア(米)戦には意欲的だ。ヘイニー、ガルシアの評価と将来の実現性を占ってみたい。

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ボブ・アラムはヘイニーの実力を疑問視

 ロペスをプロモーションするボブ・アラム氏は、2021年に計画する試合でIBF指名挑戦者ジョージ・カボソス(豪)やいくつかの対戦候補に言及しているが、ヘイニーはその候補リストにはいっていないという。

 「ヘイニーはロペスの候補ではない。彼はまだ証明する必要がある。ライト級で本物と戦ってないし商業的な面をみても厳しい。彼がどれだけの実力をもっているのかわからない」。とヘイニーの実力を疑問視している。

 ロペス対ヘイニーの統一戦実現の可能性は薄い。ビッグネーム獲得をめざすロペス陣営はヘイニーとの統一戦には全く関心を示していない。次戦はオーストラリアでの指名戦が有力視されている。

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デヴィン・ヘイニーの戦績

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デヴィン・ヘイニー

国籍 米国
身長 173cm
リーチ 180cm
ライト級

米リング誌 2位
ESPN 4位

プロ戦績:24戦全勝 15KO
WBC世界ライト級王者

アマチュア戦績: 130勝8敗

2013年ジュニア世界選手権 ベスト8
2013年ジュニア全米選手権 準優勝
2014年ジュニア全米選手権優勝
2015年ユース全米選手権優勝

 アマチュアで頭角をあらわしたヘイニーは、フロイド・メイウェザーの実の父フロイドSr.の指導を受けていた。五輪出場をめざしたがシニアの年齢引き上げに伴い五輪出場を断念した。16歳でプロへ転じたが米国のコミッションの年齢規制に阻まれ、プロデビューから4戦はメキシコで試合を消化している。

 メイウェザーの象徴ともされているL字ガードを基点とするスタイル。ハンドスピードがありカウンター・センスに優れている。L字ガードもおそまつなものではなくブロッキング、フットワーク、ボディワークも使い分け守りはかたく堅実なスタイルだ。

 メイウェザーのスタイルに似ているが、本家のSフェザー級時代と比較すると圧倒的にリスク回避のスタイル。アグレッシブさはない。

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デヴィン・ヘイニーの評価

source by:The Ring

 米リング誌では2位、ESPNでは4位の評価。ボブ・アラムの言葉どおり、ヘイニーはまだ強豪相手に実力を示していない。ライト級若手有望株の1人として注目されてるが評価は停滞気味だ。

 フロイド・メイウェザーJr.(米)2世と言われるヘイニー。スタイルがディフェンシブなだけにアクションは少ない。直近、印象的なシーンを見せてないことが評価をあげられない要因の1つだ。

 アルフレド・サンティアゴ(ドミニカ共和国)と対戦し5回にダウンを奪いWBCタイトルを獲得したが、ダウンを奪ったとろこ以外は見せ場は少なかった。

 肩の怪我からの復帰戦で組まれたユリオルキス・ガンボア(キューバ)戦で判定勝ち。「インパクトある勝利にしたい」と試合前に語っていたが、高齢のガンボアを明確に効かせるシーンなく12ラウンド終了。パワー・レスも浮き彫りとなりライバルのガーボンタ・デービスがサンタ・クルスを派手にノック・アウト、テオフィモ・ロペスがロマチェンコに勝ち、ライアン・ガルシアがKOを大量生産しているのを見ると存在感は薄い。

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テオフィモ・ロペス対ライアン・ガルシア戦はあるのか

 「ライアン・ガルシアも証明していないが、彼がキャンベルを撃ち落とせばライト級で実力者であることを証明できる」。

 ボブ・アラム氏は将来的にロペス対ガルシア戦を示唆している。ライアン・ガルシア(米)はゴールデン・ボーイ・プロモーションズ(GBP)が抱える次世代のスター候補だ。ロペスと早期の実現は期待できないにしても近未来に実現する可能性はある。

ライアン・ガルシア戦績

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ライアン・ガルシア
国籍 米国

年齢 21歳
身長 178cm
リーチ 178cm
ライト級

米リング誌 5位
ESPN トップ10圏外

プロ戦績:20戦全勝17KO

アマチュア戦績: 215勝15敗
2016年ユース全米選手権優勝
2015年ユース全米選手権 ベスト8
2014年ジュニア五輪準優勝

 パンチはパワフルでクイックネスにも優れている。アマ・エリートのガルシアはプロでKOの山を築いている。リスクヘッジに余念がないヘイニーと比較すると序盤からおかまいなくパワフルなショットを打つガルシアはアグレッシブでエキサイティング。だが、優れているのは攻撃面だけではない。距離をとりカウンターを打ち込むこともできる。ESPNの格付けでランク外なのはトップクラスとの対戦がないからだ。

 甘いマスクはプロモーションするオスカー・デラ・ホーヤ氏譲りか。アリーナには女性客の応援も目立つ。PPV(ペイ・パー・ビュー)デビューしたガーボンタ・デービスの次点かそれ以上の人気があるかもしれない。

 すでにスターの風格さえ漂わせるガルシアは本拠地の米ロサンゼルスをはじめ東海岸ニューヨークでも高い人気を誇る。ライアン・ガルシアは次戦、ホルヘ・リナレス(ベネズエラ)、ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)と対戦したルーク・キャンベル(英)とWBCライト級暫定タイトルを争うことが決まっている。

 まだKO負けがないキャンベルを完全に仕留めれば、ボブ・アラム氏の言う通りライト級で正真正銘の実力者であることを証明することができる。その後は、デヴィン・ヘイニーとのWBC王座統一戦が基本路線となる。

 まだ、21歳と若いガルシア。これから身体が大きくなることを考慮にいれると最低でもスーパーライト級までは視野にはいってるだろう。ロペス、ガルシア、互いの商品価値があがり対戦機運があがったときがベスト。数年後に戦えばビッグ・イベントになることは間違いない。

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