リオ五輪組の1人米トップランク社が抱える次世代のスター候補シャクール・スティーブンソン(米)/12戦全勝7KOの世界タイトルマッチが決まりそうな気配だ。WBO(世界ボクシング機構)オスカル・バルデス(メキシコ)が返上したWBO世界フェザー級王座決定戦を、同級1位シャクール・スティーブンソンと、同級2位ジョエ・ゴンサレス(米)/23戦全勝14KOの両陣営に交渉をスタートするよう通達していた。

 米メディアによると、スティーブンソンをプロモートするトップランク社(米有力プロモーター)とゴンサレスをプロモートするゴールデンボーイ・プロモーションズ(GBP)の間で交渉が行われ、10月26日開催に向け交渉が進められているという。中継はトップランク社と提携関係にあるESPN+がストリーム配信する見通し。

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photo by:boxingscene

 オスカル・バルデス(メキシコ)がスティーブンソンを回避してしまったことは残念だった。もちろん、トップランク社のボブ・アラム氏が傘下に収める有望株同士のつぶしあいはさせないことは百も承知だったが、このマッチメークをのぞんでいたファンが多かったことは間違いない。

 エスカレーター式にホープに王座に着くチャンスを与えることは、トップランク社の常套手段だ。それに、トップランク社とWBOは密接な関係にあり協力体制を築いていることはいまさら言及するまでもない。

 チャンスがあれば王者を1階級上げさせ、上げた階級でダイレクトに世界タイトルマッチを組み、空位となった王座決定戦に傘下の選手を突っ込むことは珍しくない。

 ウェルター級で存在感を高めるクロフォードは、スーパーライト級で4団体を統一、証明することがなくなったクロフォードは、ウェルター級に階級を上げることを表明。WBOは、クロフォードを指名挑戦者として認定、WBO世界ウェルター級王者ジェフ・ホーン(豪)対ゲーリー・コーコランの勝者との対戦を義務付けた。そして、空位となったWBCスーパーライト級王座決定戦で傘下のホセ・カルロス・ラミレス(米)の出場が決まった。

 まだ、成長が見込めるバルデスをスティーブンソンと戦わせ傷を負わせることは避けたかったことは間違いない。もちろん、バルデスが減量苦であったことは間違いないが、統一戦も譲歩するカードを用意すれば不可能ではなかっただけに悔やまれる。それに、実績あるビッグネームを掴めなかったのは残念だ。


 他団体王者、WBAにはレオ・サンタ・クルス(メキシコ)がいる。交渉の難航は予想されるが、米ロサンゼルスなどヒスパニックが多いエリアで開催すれば、ビッグ・ファイトがうてる。他にもWBCにはゲーリー・ラッセルJr.(米)、IBFにはジョシュ・ワーリントン(英)と著名ファイターが揃う。統一戦がトレンドになっている昨今で、統一戦の機運が全く上がらなかったことも珍しいが・・・。

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