遂にリオ五輪組のホープ、シャクール・スティーブンソン(米)がタイトル挑戦か。WBO(世界ボクシング機構)は、WBO世界フェザー級王者オスカル・バルデス(メキシコ)/26戦全勝20KOに対し、シャクール・スティーブンソン(米)/12戦全勝7KOとの指名戦を命じた。

 WBOは交渉期限を8月2日までとし合意に達しない場合、米フロリダ州キシミーにあるホテルで興行権の入札を行うことを発表した。最低入札金額は15万ドル、報酬分配はバルデス75%、スティーブンソンは25%受け取る。

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 おそらくは、入札は行われないだろう。バルデス、スティーブンソンは米トップランク社がプロモート、過去にトップランク傘下同士の指名戦で興行権入札に至ったケースは殆どなく、実現すれば好カードとなるが実現するかどうか不透明な部分が多い。

 まず、バルデスはフェザー級でスティーブンソンとの対戦には関心を示しておらず、英国に大きなファン・ベースがあるカール・フランプトン(英)や、IBF世界フェザー級王者ジョシュ・ワーリントン(英)とのビッグ・ファイトに方針を固めている。ワーリントンとの統一戦に舵を切れば指名戦を回避することができる。

 場合によっては、減量苦が伝えられているバルデスは、スーパーフェザー級に階級を上げる可能性もある。1階級上にはトップランク傘下で、同胞のWBC世界スーパーフェザー級王者ミゲル・ベルチェル(メキシコ)や、WBOには伊藤雅雪から王座を奪ったジェメル・ヘリング(米)とオプションは多い。

 バルデスが階級をあげれば、トップランクにとって選手の戦績に傷がつかず一番好都合だ。現WBOランキングは1位がシャクール・スティーブンソン、2位ジョエ・ゴンサレス(米)となっている。決定には双方の方針とトップランク社ボブ・アラム氏の意向もあり、どういった決断を示すのか興味深い。

(Via:boxingscene

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