【週末結果】ガルシア対キャンベル振り返り本物だったのか

 週末のMVP(最優秀選手)は誰か。井岡一翔で異論はない。田中恒成を圧倒しKO勝ちしたインパクトは大きい。だが、世界のボクシング中心地である北米を軸に考えると与えたインパクトが大きかったのはESPN(米スポーツ専門チャンネル)ニュースのヘッドラインを飾ったライアン・ガルシア(米)対ルーク・キャンベル(英)戦だった。

試合レビュー:【結果】ライアン・ガルシア対ルーク・キャンベル今後はどうなるのか

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ライアン・ガルシアは本物だったのか

 インスタグラムで800万人以上のフォロワーを抱えるガルシアは「ソーシャル・メディア・スター」なんて煽られ方もされているが、本物だった。2回にキャンベルの左オーバーハンドをもらいキャリア最大の試練を迎えたがクリアした。KO負けのないキャンベルをボディ・ブローで悶絶させKO勝ちしたインパクトは大きかった。

 セルフ・プロモーションが多くの意味をもつ時代。強いだけでは生き残りは難しい時代だ。自分のブランド価値をあげることで、観客収入といった興行成績につながる。メディアに注目を浴び注目を集めれば結果的に報酬といったところにも繋がってくる。

 スピード、パワーは、オリンピアンのテクニシャンを痛めつけるには充分効果を発揮した。キャンベルはガルシアにカウンターで対抗。2回にガルシアからダウンを奪ったが、ガルシアが攻撃の手を緩めることはなくペースを掌握できず、徐々に被弾も多くなり疲弊。7回、ボディでプロ初のKO負けを喫した。

 ガルシアは大きな試練を乗り越えた。タフネス、顎の強度はエリート・クラスとみてまちがいない。ガルシアは12ラウンド・フルで戦った経験がなく集中力やスタミナ面もクエッション・マークがついていたが、タフネス、顎の強度、耐久性を危惧する声もすくなくなかった。

 見切りの良さがあるが、ディフェンスはブロック主体が多く上体は固い。攻撃重視でディフェンスがおろそかになることも少なくなかった。順調にスター街道を歩んでもノック・アウトされスター路線から脱落するボクサーも少なくない。

 将来スター確実視されていたプエルトリカンのフェリックス・ベルデホもその一人だった。タイトル・マッチも見えてきた矢先、アントニオ・ロサダにKO負けを喫しスター路線から脱落している。そういった意味でも、致命的なパンチを貰ったが慎重にならず、攻撃の手をゆるなかったガルシアの耐久力やメンタルは本物。結果も見事だった。


 スピード、パワーは一級品だが自分と同じパワー、スピードをもつ対戦相手を迎えたときがキャリア最大の正念場となるだろう。キャンベル戦は半ば強引な試合づくりだった。それが、トップコンテンダーのロマチェンコやリナレスだったらどこまで通用していたか。22歳でポテンシャルは高いが成長する姿をみせるか注目したい。

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