【結果】ライアン・ガルシア対ルーク・キャンベル今後はどうなるのか

 ボクシング・WBC暫定ライト級王座決定戦が1月2日米テキサス・ダラスで行われライアン・ガルシア(米)が7回KOでルーク・キャンベル(英)を破り暫定王座獲得に成功した。ガルシアは2回、キャンベルの左オーバーハンドでプロ初のダウンを喫したが回復は速く、疲弊したキャンベルを7回、ボディを突き刺しKO勝ちした。

勝ったガルシアは21戦全勝18KO、プロ初のKO負けを喫したキャンベルは24戦20勝16KO4敗(1KO)とした。

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どんな戦いだったのか

 「ガルシアは本物なのか」。Instagramで790万人以上のフォロワーを抱えソーシャル・メディア・スターの地位を確立したガルシアがボクシングで存在感を示すことができるか。勝てば、正規王者デヴィン・ヘイニー(米)との統一戦の道が開ける。

 キャンベルはロマチェンコに負けたが善戦したこともありWBCランクは落ちず、トップ戦線返り咲きのチャンスを得えている。

ルーク・キャンベルのキャリア

プロ戦績:23戦20勝(16KO)3敗
WBCシルバー・タイトル
アマ戦績:153戦24敗
2012年ロンドン五輪バンタム級優勝
2011年世界選手権バンタム級銅メダル
2008年ヨーロッパ選手権バンタム級優勝

 アマ・エリート出身のキャンベル。ロンドン五輪バンタム級で金メダルを獲得、アマチュア戦績は153戦24敗、2011年世界選手権銅メダル、2008年ヨーロッパ選手権バンタム級で優勝している。

 キャンベルは、WBA世界ライト級王者ホルヘ・リナレス(ベネズエラ)へ挑戦したが、2回にダウンを喫しリナレスのスピードに苦戦しタイトル奪取ならず、その後、PFP傑作ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)戦の切符を掴んだが、ロマチェンコが徐々にギアをあげ3−0の判定負けでタイトル奪取に失敗した。

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ライアン・ガルシアは本物なのか

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ライアン・ガルシア
国籍 米国

年齢 22歳
身長 178cm
リーチ 178cm
ライト級

米リング誌 5位
ESPN トップ10圏外

プロ戦績:20戦全勝17KO

アマチュア戦績: 215勝15敗
2016年ユース全米選手権優勝
2015年ユース全米選手権 ベスト8
2014年ジュニア五輪準優勝

 パワー、スピード、クイックネスに優れているのガルシアだ。今戦はステップ・アップ・テスト。五輪金メダリストでロマチェンコ、リナレスに善戦した紛れもないトップレベルの実力を誇るルーク・キャンベル(英)が相手だ。

 ライト級ホープのライアン・ガルシアは、WBA・WBO・IBF世界ライト級統一王者テオフィモ・ロペス(米)、WBC世界ライト級王者デヴィン・ヘイニー(米)らと同世代で注目株の1人。まだ、22歳ながらスターの風貌さえ感じられるスター候補の1人だ。

 20戦全勝、序盤からパワフルなショットを見舞い観客を沸かせてきたが、これまで勝ってきた相手は中堅選手で、ピンチの経験もなくタフネスや劣勢になったときの挽回力など試されてないことも多く実力に疑問を呈す声もすくなくない。そういった意味でも、トップレベルと対峙してきたルーク・キャンベルはガルシアにとって大きなテストだった。

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ガルシア対キャンベル結果

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 2回のキャンベルの左オーバー・ハンドは見えてなかった。逆境に直面したことがなかったガルシアにとってこれは全く未経験のものだったが、慎重になることもなくファイト・プラン通り戦い、顎の強度、タフネス、リカバリー能力を証明した。

 「ブロックの上からでも彼のパンチはこれまでの誰のパンチよりも重かった」。アマエリートのキャンベルはガルシアのスピード、パワーを感じていた。2ラウンド、ガルシアをキャンパスに這わせたが、急速に回復したことでチャンスを作れなかった。

 1ラウンド、ガルシアはプレスをかけながらワンツー、左右のボディの連打でキャンベルをロープに追い込んだが、キャンベルの防壁は厚く、ワンツーの打ち終わりに左フックのカウンターを合わされた。そして2ラウンド、キャンベルがジャブ・ボディから右オーバー・ハンドで、ガルシアはプロ・キャリア初のダウンを喫した。

https://twitter.com/in44y1/statuses/1345518274168066049

 「何があっても負けなかった。彼を倒せることを確信してたいし、すぐに立ち上がり戦士である姿を見せる必要があった」。
 プロ初のダウンを喫しガルシアにとってはじめての試練だったが、慎重になることなく圧力と攻撃を緩めることはなかった。


 4ラウンド、ガルシアの右ストレートでキャンベルがグラつきパフォーマンス低下が現れはじめたが、終盤お返しとばかり左ストレートのカウンターをガルシアに当て込み対抗。続く5ラウンドでもガルシアは攻勢を緩めるることなくチャンスを伺ったが、テクニシャンのキャンベルの防壁は高かった。上記が両者のパンチ・スタッツとなる。

 終盤、ガルシアがキャンベルの右ストレートをパーリーし左フックのカウンターを当て込み、フィニッシュが間近に見えたが時間切れ。6ラウンド、チャンスとばかりゴング開始からガルシアがラッシュをしかけるがキャンベルがサバイブした。

https://twitter.com/in44y1/statuses/1345535067972460547
 主導権を握ったガルシアは、ダメージと疲れが見え始めたキャンベルをどう仕留めるかが課題だったが7ラウンド、ヘッドショットと見せかけキャンベルが必要以上にガードをあげたところ、強烈なボディを突き刺しキャンベルは悶絶。ガルシアがKO勝ちした。

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ガルシアの次戦はどうなるのか

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 「2021年は、ライアン・ガルシアの年になるだろう」。ガルシアと契約するGBP(ゴールデンボーイ・プロモーションズ)オスカー・デ・ラ・ホーヤ氏はガルシアに大きく期待を寄せている。

 次戦、ガルシアは正規王者デヴィン・ヘイニー(米)との統一戦が基本路線だが、ヘイニーがディフェンシブに回れば期待を大きく下回る塩試合になる可能性もある。何れにしても、キャンベル戦で学んだガルシアが次戦どうレベル・アップするのか楽しみに待ちたい。

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