リナレス対ライアン・ガルシア交渉決裂!ガルシアは誰と戦うのか

 期待されていたリナレス対ガルシアの一戦は白紙となった。ガルシアが基本路線だった元3階級制覇王者ホルヘ・リアンレス(米)は次戦8月28日、米カリフォルニア州インディオにあるファンタジー・スプリング・リゾート&カジノで、元WBA世界スーパーフェザー級王者ハビエル・フォルトゥナ(ドミニカ共和国)と対戦することが決まった。ガルシア戦は実現するのだろうか。

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 ライアン・ガルシア(米)戦を強く臨んでいたリナレス。7月米ロサンゼルスにあるステイプルズ・センターと日程、会場と交渉はかなり進んでいたかのように見えたが交渉決裂。何が決裂の要因だったのか。

 ガルシアの代理人は「オファーは許容できるものでなかった。合理的できなければ受け入れることはできない」と交渉が決裂した理由を明かしている。

ガルシア陣営がオファーを辞退

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 大方、ガルシアが報酬に不満を示したのだろう。400万ドル(約4億3047万円)の価値があると主張するガルシア。契約するGBP(ゴールデン・ボーイ・ロモーションズ)は頭を悩ませることも多くなりそうだ。

 条件面で不満を爆発させ一時はGBP離脱もちらつかせたのがライアン・ガルシアだ。契約するゴールデン・ボーイ・プロモーションズ(GBP)は7月4日に向けガルシアの交渉をまとめようとしたが失敗。リナレス、フォルトゥナ、ウェルター級期待で同傘下のバージル・オルティス(米)戦20万ドル(約2152万円)のオファーを出したが、報酬アップを求めるガルシア陣営との話し合いは平行線をたどり失敗に終わった。

 無冠戦ながら西海岸のアリーナを満杯にする集客力は人気があることは間違いないが、実績が追いついているだろうか。将来性はともかく現時点で400万ドルの価値があるかどうかは疑問だ。直近、ロメロ・デュノ、フランシスコ・フォンセカに勝利しているが、何れもチャンピオン・クラスではなくライト級では2次リーグの相手。もちろん、圧倒的な勝ち方はしたことは事実だが、まだガルシアの実力を疑問視する声も多く対戦相手の水準アップが求められている。

 もちろん、ガルシアがWBC王者デビン・ハニー(米)や、WBA王者ガーボンタ・デービス(米)戦を強く臨んでいることは理解できる。GBPに不満を示しているのは報酬の他にもGBPが満足のいく対戦相手を用意できないという理由もあるだろう。ただ、それでもタイトル戦前にライト級で実績のあるホルヘ・リナレス戦はガルシアにとってビッグ・テスト、重要な一戦となったことは間違いない。

 今回は、交渉が決裂したがガルシア対リナレスが実現する可能性は高い。GBPは新型コロナウイルス(COVID-19)の収束見通しが付けば年内にも実現したい意向を示している。互いに一戦挟む形となり勝てば実現の期待は高まるが、新型コロナウイルスの影響は無視できない。ゲート収益が見込めるだけにプロモーターが無観客試合として決行するか現段階では不透明。米国は新型コロナウイルスの第2波が本格化した影響もあり、観客を動員してのイベント再開がいつ行えるか見通しがつかない状況だ。

ガルシアの次戦は

 リナレス、フォルトゥナの交渉が失敗したガルシアは、WBC(世界ボクシング評議会)からWBC世界ライト級暫定王座決定戦としてルーク・キャンベル(英)/23戦20勝16KO3敗との対戦を命じられている。

 現時点でガルシア陣営がWBCからのオファーを受けるかは定かではないが、交渉の行方に注目が集まっている。キャンベルはスピード、パワーだけで押し切れる相手ではなくこれまでキャリア最大の難敵だ。五輪メダリストのキャンベルは、リナレス、ロマチェンコと対戦。いずれも敗れはしたものリナレスを追い詰め善戦。PFP傑作ロマチェンコ戦は長いリードを使い上手く対応した。ガルシア陣営がキャンベル戦を受け入れるかどうか分からないが、将来有望視されるだけに実力者と戦い証明するべきことは多く、決まればガルシアのビッグ・テストになる。

(Via:boxing scene

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