【結果】ロマゴン対ヤファイ

 “He’s Back”ロマゴンが王座返り咲きに成功。強さを取り戻しスーパーフライ級トップ戦線に戻ってきた。2020年2月29日米テキサス州ダラスにあるフォード・センターでWBA世界スーパーフライ級タイトルマッチが行われ、ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)が9回、カリ・ヤファイ(英)を痛烈なワン・ツーでマットに沈めWBAスーパーフライ級王座奪取に成功した。

 今戦はコンディション不良が囁かれるロマゴンにとってラスト・チャンスだった。シーサケットとの再戦で完敗したロマゴンはモイセス・フェンテスに勝ち再起に成功したが、膝の手術、ビザの問題で15ヶ月のブランクを作りキャリアは停滞。王座返り咲きも含め、スーパーフライ級トップの実力者であることを証明する重要な一戦だった。

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 いつもどおり序盤は様子をみたロマゴン、徐々にギアを上げ試合の主導権を握った。前半、ヤファイはサイズを利用しプレスをかけ接近戦でパワー・ショットを放ち、ロマゴンに応戦したが、ラウンドを重ねるごとにロマゴンがペース・アップ。丁寧にヤファイを崩し仕留めたのは流石だった。

 1回、ヤファイは体格差を活かし積極的に攻勢にでて接近戦でパワーショットを集めロマゴンを攻めさせなかったが、4回からロマゴンがジャブを軸にガードの上からコンビネーションを打ちリズムを作った。回転の速いコンビネーションはヤファイは後退するかブロックするしかなくプランBが求められた。

 5回、ロマゴンの手数は止まらずガードの上、隙間から入ってくるパンチから逃れることは難しくヤファイは厳しい状況の中、反撃するが単発でロマゴンの攻撃を止めるまでには至らなかった。

 8回、ロマゴンは丁寧にパンチを上下に打ち分け、匠にポジションを変えコンビネーションでヤファイを追い詰めた。後半、右ストレートでヤファイをロープに追い込み右ストレートでダウンを奪った。9回、ロマゴンのワンツーを貰ったヤファイはマットに沈みレフェリー・ストップとなった。

ロマゴンの次戦は

 ロマゴンがWBA王者となったことでスーパーフライ級戦線が面白くなってきた。今後は、北米で対抗ライバルのWBC王者ファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)との再戦が基本路線となるが、エストラーダは負傷のため長期離脱が確定し復帰は2020年後半。次戦はおそらく選択試合、年内に統一戦の方向だろう。

 ロマゴンとの対決を求める他団体王者WBO王者井岡一翔は、WBO(世界ボクシング機構)からスーパーフライ級にあげ指名挑戦の権利をもつ田中恒成との指名戦が義務付けられているが、井岡は2019年12月にジェイビエール・シントロン(プエルトリコ)との指名戦をクリアしたばかり。WBOの規定で9ヶ月の間は原則指名戦を行う義務はなく次戦は選択防衛戦の見通しとなっている。

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