世界各地を転々とするジャーニーマンIBF世界ライト級王者リチャード・コミー(ガーナ)は米国現地時間12月14日、米ニューヨークにあるマディソンスクウェア・ガーデン(MSG)で同級1位テオフィモ・ロペス(米)と指名戦を行う見通しであることが分かった。

 まだ、公式アナウンスされてないが、興行を仕切るトップランク社ボブ・アラム氏は同日、同会場で行われるメインイベント、WBO世界ウェルター級タイトルマッチ、テレンス・クロフォード(米)対エギディウス・カバラウスカス(リトアニア)戦を発表。コミー対ロペス戦がアンダーカードにセットされる見通しとなっている。

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コミー、ロマチェンコ戦にたどり着けるか

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 世界各国を渡り歩いたコミー、トップランクのプロスペクトを打ち破れば、キャリア最大の報酬が確約されるWBA・WBC・WBO3団体ライト統一王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)とのメジャー4団体の進むことになる。

 コミーは、ライト級トップコンテンダーとして注目を浴びるが、このクラスでは地味な存在。無敗時代は、なかなか実力者との対戦にこぎつけることが出来なかった。

 2016年9月ようやく、IBFライト級王座への指名挑戦権を獲得し、当時王者だった米国のロバート・イースターJr.戦に臨んだが僅差の判定で敗れ王座獲得に失敗。判定結果を不服としてIBFへ即時再戦を要求するが承認は通らなかった。

 その変わりイースター戦の内容が認められトップ・コンテンダーのデニス・シャフィコフ(ロシア)と指名挑戦権を争う機会を与えられた。しかし、敵地ロシア開催にとなり小型ながら機動力溢れるシャフィコフをストップすることはできず判定負け。世界のラインから姿を消すことになる。

 シャフィコフに敗れたコミーは、プロモーターから契約解除を告げられた。その後、ディ・ベラ・エンターテイメントを主宰するルー・ディベラ氏と新たに契約。マイキー・ガルシア(米)が返上した空位のIBF王座決定戦をイサ・チャニエフ(ロシア)と争い、序盤から思いが交錯するような激しい戦いのなか2回TKO勝ちで念願の王座を獲得した。

 コミーはこの後、ワシル・ロマチェンコとの指名戦が内定していたが、チャニエフ戦で右拳を負傷したことが判明。医師から8週間の安静が必要と診断され統一戦は延期となった。6月にレイ・ベルトラン(メキシコ)を8回KOで葬っている。

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 ロペスは若手の中で最も注目を浴びていたが中谷戦で大苦戦。依然として身体能力が高いことは認めるが戦術は乏しく、評価はうなぎのぼりだったが減速感がでてきた。キャリアの中でサバイブし経験豊富なコミー相手にどんな戦いをするのか興味深い。

 直近、中谷戦では長いリードで顎を跳ね上げられ、自慢の鋭いステップインや、パワー・ショットは完全にシャット・アウト。一発狙いのロペスは完全に読まれ、引き出しのなさが露呈。ロペスは試合には勝ったもの、中谷の評価を上げた試合だった。苦戦を強いられたロペスがどう成長するかも注目だ。

(Via:The Ring

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