村田と契約を結ぶ帝拳プロモーションズ本田会長と、カネロをプロモートするGBP(ゴールデンボーイ・プロモーションズ)が会談することが分かりメガ・ファイト実現の期待が高まっているが、米国現地時間5月2日開催にあたり、フロイド・メイウェザーJr.復帰戦の噂が浮上したことが懸念材料の1つになっている。

 村田対カネロ戦は、米スポーツ・イラストレッド社クリス・マニックス記者が交渉が具体化していることを明かしたことで交渉の行方に注目が集まっている。村田を北米でプロモートするTopRank社ボブ・アラム氏の思惑どおり、東京ドーム開催が合意すれば近年日本で行われるボクシングでは最大規模のイベントになるが、現時点で東京ドーム開催は難しい。

 村田対カネロ戦はいま動きだした話ではなく、水面下で交渉し条件面や日程など詰めていた可能性が高い。北米に強力なパイプがある本田会長は、TopRank社ボブ・アラム氏、GBPとも良好なビジネス・パートナーで、これまで米国で共同でイベントを仕掛けている。ある程度、契約条件がまとまってからでなければ、わざわざ米国からGBPの重鎮が来日しトップ会談に臨むとは考えにくい

 そして、これまでリークされなかったことは合意に向け好材料の1つだ。これまでカネロが対戦交渉に苦労したのゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)との再戦のみだろう。直近のセルゲイ・コバレフ(ロシア)戦は一時交渉が決裂したがコバレフが勝ち交渉は静かに進められリークも殆どないまま正式発表。5月のダニエル・ジェイコブス(米)戦に関しても交渉が明るみにでて僅か1ヶ月足らずで正式発表となっている。

5月3日、村田対カネロ戦の開催は困難

photo by:boxingsene


 日本時間5月3日東京ドームは、巨人戦が決まり動かすことはまず不可能だ。それでも東京ドームに拘り別日程で探すか、メキシカンの代表であるカネロが開催日程を優先させたい場合、空いている会場を探して興行を打つかしかないが、とりわけ懸念されるのがフロイド・メイウェザーJr.(米)復帰の噂だ。

 幾度も復帰戦をちらつかせているメイウェザー今回は復帰する可能性は高い。相手は、2020年1月18日米ラスベガスにあるT-Mobileアリーナで約15ヶ月ぶりにドナルド・セローニ(米)相手に復帰戦に臨み40秒で粉砕したコナー・マクレガー(アイルランド)との再戦だ。もう何年もボクシングのリングに上がってないことからマニー・パッキャオ(フィリピン)との再戦は限りなく低いだろう。

 まだ、表立った交渉の話はでてきてないが、メイウェザーJr.はマクレガーの再起の勝利後に自身のインスタグラムを更新して、UFCライト級王者ハビブ・ヌルマゴメドフ(ロシア)、マクレガーとの再戦を示唆する投稿をしている。

 メイウェザーの復帰については驚くまでもない。マクレガーとの再戦やマニー・パッキャオ(フィリピン)との再戦は基本路線として考えられていた。そして、再びリングにあがる理由は大方、金の問題だろう。生涯稼いだ報酬は1000億円に近いがこのまま派手な生活を維持できるだろうか。マクレガーとの再戦はUFCルールか、ボクシング・ルールになるかわからないが試合がが決まれば数百億円を手にすることができる。

 2017年IRS(アメリカ合衆国内国歳入庁)から税金滞納を指摘され、手元にキャッシュがないメイウェザーはマクレガー戦まで納税期限延長を求めたという話もある。もちろん、メイウェザーは自身が設立したプロモーションズやグッズ販売、ジムの経営などキャッシュ・フローはあるだろうが、税金滞納問題でキャッシュ不足が指摘されている。

 もし、メイウェザーとマクレガーの再戦が決まればペイ・パー・ビュー(PPV)になる可能性は極めて高くカジュアル層に高い知名度がある両雄が5月2日に戦うことになれば、日本開催とはいえ村田対カネロ戦を、米本土へ中継するDAZNの視聴件数の影響や話題を奪われることは避けられない。

 村田対カネロが締結したとしても大きくDAZNの加入者が増えることは期待できないが、同日開催に踏み切れば単月契約の加入者を逃すことに繋がりかねない。もちろん、現段階でメイウェザー復帰に関しては噂レベルの段階だがいつ復帰しても不思議ではない状態だ。

 これは、これまで集めてきた情報から推測したことだが、村田対カネロ戦の交渉は大筋まとまっている可能性が高い。GBPとのトップ会談の議題にあがるのは開催日程、最終調整だろう。

 ヒスパニックを見方につけ荒稼ぎしたメイウェザーは復帰戦は間違いなく米国現地時間5月2日にセットするだろう。DAZNが同日に強行すれば経済的な打撃は免れない。経済的な損失を考えればリスケせざるを得ないだろう。おそらく、村田対カネロ戦は5月2日を断念して中旬から下旬にリスケされる公算は高い。いずれにせよ、今後1週間から2週間が重要な期間となる。帝拳プロモーションズ、TopRank、GBP、DAZN連合とどういった決断をくだすのか。正式アナウンスを期待したい。

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