【結果】マイキー・ガルシア対ジェシー・バルガス

 マイキー・ガルシア(米)がウェルター級強豪の一角WBC・IBF世界ウェルター級統一王者エロール・スペンスJr.(米)に敗れた以来およそ11ヶ月ぶりにジェシー・バルガス(米)相手に復帰戦に臨み12回3−0の判定勝ちで再起に成功。マニー・パッキャオ(フィリピン)とのビッグ・ファイトに一歩前進した。

 マイキーは2020年2月29日米テキサス州フリスコにあるフォード・センターで、ジェシー・バルガスと対戦し3−0(116−111 2者、114−113)の判定勝ちを収めた。マイキーはプロ・戦績を41戦40勝30KO1敗、バルガスは34戦29勝11KO3敗2NCとした。

 高等スキルを持つマイキーのスタイルは盤石で伝家の宝刀ワンツーの精度は高いがウェルター級ではパワーレス、適正階級はライト級からスーパーライト級であることは言及するまでもない。WBC(世界ボクシング評議会)がウェルター級ダイアモンド王座と認定したが、マイキー、バルガスともウェルター級では実績ゼロ、話題先行感は否めなかった。

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マイキー見せ場は5回のみ

 PFP(パウンド・フォー・パウンド)上位に君臨するマイキーは攻防ともに高いレベルにあり盤石だが、ウェルター級は適正階級と言えるだろうか。5回終盤にワンツーでバルガスをグラつかせるとコーナーに追い詰めワンツーでダウンを奪い、フィニッシュの期待は高まったがバルガスのリカバリーは早く仕留めきれず見せ場は5回だけに終わった。

 ゴングがなるとペースを握ったのはバルガスだった。180cmのリーチを活かし、速いジャブとフックのカウンターでマイキーの入り込みを防ぎ支配した。エンジンにかかりが遅いマイキーはバルガスのジャブを貰い苦労したが粘り強くチャンスを待った。

 3回終わりから4回、マイキーは攻勢を強め浅いワンツーがバルガスにヒットし徐々に圧力を強めていった。5回、終盤にマイキーのワンツーがバルガスを捉えぐらつきチャンスとみたマイキーはコーナーに追い詰め正確なワンツーがバルガスを完璧にとらえダウンを奪った。

 6回、マイキーは一気にフィニッシュを試たが失敗に終わった。バルガスはマイキーの攻撃にクリンチとパンチで応戦。7回終わり、マイキーのワンツーで後退させられロープに押し込まれ強打に見舞われたがブロックで何とかやり過ごした。

 8回、これまでマイキーに対抗してきたバルガスに疲れが見え始めてきた。マイキーのハードなジャブがバルガスを捉え手数が減り攻め込まれるシーンも多くなってきたが、マイキーに追撃を許さず引き続き応戦した。マイキーは12回終わりまで、バルガスに致命傷を与えることが出来ず終了のゴングを迎えた。

マイキー次戦はパッキャオ戦か

 今後、エディ・ハーン氏はマイキーとの契約を延長しパンキャオ戦に持ち込めるのだろうか。マイキーとマッチルームは米メディアによると単戦契約でバルガス戦で700万ドル(約7億5683万円)の報酬を受け取ったと伝えられている。どう考えてもバルガス戦の報酬としては高額、パッキャオ戦を見越しての先行投資だが締結できる保証はない。

 エディ・ハーン氏は、7月にも石油脱局を目指す中東サウジアラビアでパッキャオ対ガルシア戦を目論んでいるが、パッキャオは、DAZNと対立関係にあるPBC(プレミア・ボクシング・チャンピオンズ)を主宰するアル・ヘイモン氏と契約し残り1戦の契約を残し年内に実現できるかは不透明感が漂う。

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