スペンスに敗れた以来、再起戦の目処がたっていないマイキー・ガルシア(米)は誰と戦うのだろうか。米メディアによれば、マイキーはマッチルーム・ボクシングUSAのエディ・ハーン氏からジェシー・バルガス(米)戦のオファーを受けたという。マイキーの契約上、バルガスとの対戦は可能だが、2020年3月か4月に試合を行う予定のマニー・パッキャオ(フィリピン)とのビッグ・ファイトが有力候補で間違いない。

 「2020年一番興味を持っているのはマニー・パッキャオとの戦いだ。エディ・ハーン氏がバルガス戦を提案してきた。本格的な交渉はしてないがバルガス戦は交渉テーブルにある」とパッキャオ戦に関心を示している。

Sponsor Link

 2019年3月、AT&Tスタジアムでエロール・スペンスJr.(米)に完敗したマイキー。法廷闘争が解決してからというもの、PBC(プレミア・ボクシング・チャンピオンズ)のリングで米地上波FOX、Showtime(米ケーブルTV局)のプラット・フォームで戦ってきたが、PBCに拘束はされていないという。

 エディ・ハーン氏と提携するDAZN(ダ・ゾーン)にとって北米でネーム・バリューのあるマイキー・ガルシアを獲得することの意味は大きい。ゴロフキン、カネロに次ぐメジャー選手を獲得することになる。依然として看板選手は、カネロ、ジョシュアとスター選手らは少ない。TopRank(米有力プロモーター)らとも協力しているが、話題性はPBCのほうが高く、北米にDAZNが上陸して1年以上が経過するが依然として有力選手獲得は大きな課題としてある。

 DAZNは10月、ゴロフキン対デレイビャンンコ、11月にはカネロ対コバレフ、井上対ドネアをストリーム配信して購読者を大きく伸ばしたことは間違いないが、ライバルのESPN+と比較すると北米で知名度がないだけに新規ユーザー獲得には苦戦を強いられている。

 トップランクと提携するESPN(米スポーツ専門チャンネル)のESPN+はすでに260万人を超えた。そして、親会社ウォルト・ディズニーは、Disney+を新たにローンチしその契約者は数日で1000万人を超え株価は急上昇。もちろん、ストリーム配信事業はネットフリックスが全世界で1億人以上のユーザーを抱えリードし、DAZNをはじめ戦国時代へ突入しているが、老舗ディズニーへの期待値は高く存在感を強めている。

 そして、価格面でも競争力は増している。ディズニーは、Disney+、ESPN+、Huluをパッケージしたものを月額12.99ドルで提供。DAZNは北米では年間契約で99ドル、月額は19.99ドルとなっている。

 スペンスに負けたが北米でマイキー・ガルシアの商品価値は高くこの機会はDAZNにとって大きなチャンスとなる。だが、TopRank社と契約条件でもめた過去があるマイキーの契約には慎重になる必要がある。報酬はもちろん魅力あるオファーをできるかどうかが焦点となるだろう。とはいえ、マッチルームがマイキーにパッキャオ戦以上の魅力あるキャリア・プランを提示することは事実上困難に思えるが・・・。

(Via:boxing scene

Sponsor Link



中央