【週末結果】中谷対ベルデホ、ジョシュア対プレフ振り返り

 週末は欧米、英国ではDAZN(ダ・ゾーン)、北米ではShowtime(米ケーブルTV局)、ESPN(米スポーツ専門チャンネル)と3チャンネルで中継された。なかでも、最も注目されていたのは英国で行われたWBA・WBO・IBF世界ヘビー級統一タイトルマッチ、統一王者アンソニー・ジョシュア(英)対クブラト・プレフ(ブルガリア)だろう。

 今回は、ジョシュアの防衛戦とトップランク社(米有力プロモーター)が主催した中谷正義対フェリックス・ベルデホ(プエルトリコ)戦を簡単に振り返ってみたい。

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ジョシュア対プレフ 年間最高KO

 ロックダウンが解除され、ようやく英国ボクシング界のアイコン、アンソニー・ジョシュア(英)が戻ってきた。SSEアリーナ・ウェンブリーで1000人の有観客を動員したヘビー級の一戦は大成功におわった。

 オープニング、ジョシュアはフェイントとジャブを使い慎重な立ち上がりを見せたが、徐々にハードなジャブをプレフの顔面に叩き込むとペースを掌握。3回に2度のダウンを奪い9回、アッパーの連打で3度目のダウンを奪いプレフが立ち上がったところ、ワンツーを顎に決め痛烈なノック・アウト勝ちを収めた。

https://twitter.com/anthonyfjoshua/statuses/1337918506801754114
 完璧なノックアウト・シーン。年間最高KO候補にあがることは間違いない。

ジョシュア対プレフ ハイライト動画

ジョシュア対フューリー戦実現は

 ジョシュアがプレフとの指名戦をクリアしたことで、期待されるのがライバルのWBC世界ヘビー級王者タイソン・フューリー(英)とのメガ・ファイトだ。試合後のインタビューで、ジョシュアがフューリー戦を観客へ問いかけると大歓声。ヘビー級でこれ以上のメガ・ファイトはない。

 「フューリーとの統一戦は100%実現する」ジョシュアをプロモートするエディ・ハーン氏は明言する。

 だが、統一戦実現に向け懸念されることがある。1つは、フューリーとワイルダーの再戦だ。2020年2月に米ラスベガスで挙行された2戦目の契約で再戦条項がある。フューリーをプロモートするトップランク社は契約は期限切れだと主張するが、ワイルダー陣営は契約は有効だと反論している。

 あと1つは、ジョシュアは保持するWBO(世界ボクシング機構)からオレクサンドル・ウシク(ウクライナ)との指名戦の横槍が入る可能性がある。米メディアによると、ジョシュア対フューリーの4団体統一戦は大筋合意、開催地は中東、英国で検討されているという。

中谷対ベルデホ ハイライト動画

中谷対ベルデホ 結果

試合レビュー:【結果速報】中谷正義対フェリックス・ベルデホ背景から結果まで

 オッズはプエルトリカンのホープ、フェリックス・ベルデホに傾いてた。セミ・ファイナルにセットされた中谷対ベルデホ戦が、メインのシャクール・スティーブンソン戦を飲み込んだことは言うまでもない。

 劇的なTKOだった。年間最高試合にノミネートされるだろう。ペースを握っていたのはプエルトリカンのベルデホだった。中谷を上手く誘いだしカウンターが上手く機能したが、ダメージが蓄積し疲弊していた。一方の中谷は、序盤、ベルデホに2度のダウンを奪われ劣勢にたたされながらも中盤以降、ペースを奪還し逆襲。センセーショナルな逆転TKO劇だったが、危ないシーンも多かった。

 1ラウンド、ロングレンジから放ったベルデホのワンツーが中谷をダウンさせた。この瞬間、早い段階で終わってしまう可能性さえ感じたが瞬間的に顔をそむけたことで、ダメージは軽減されたのかもしれない。立ち上がってきた中谷は応戦したこともあり、ダメージは感じさせなかった。

 しかし、4ラウンド開始早々、ふたたびピンチを迎える。接近戦でベルデホの強烈のカウンターがヒットすると、中谷は膝をおるダウン。これで、終わっても不思議ではなかったが、中谷は強靭なメンタル、タフネスを示した。

https://twitter.com/in44y1/statuses/1338275952883732480

 7ラウンド、中谷はペースを奪還。ワンツーをベルデホに決めると流れが変わった。ベルデホは何とかサバイブするも鈍化。9ラウンド、ベルデホが失速すると中谷がカウンターの左ジャブを浴びせダウンを奪い返し、最後は右フックでプエルトリカンをマットに沈めた。

 ベルデホはまたも夢を打ち砕かれた。プロ・デビューし将来のスター候補だと言われたもの交通事故、ロサダ戦でキャリアは低迷。その後、4戦全勝、復調していたもの、中谷との最終テストで敗れ再起ロードを絶たれた。

 とうぜん、勝った中谷が求めるのはWBA・WBO・IBF3団体を統一するテオフィモ・ロペス(米)との再戦だ。ロペスとの再戦は厳しいにしても、階級アップを示唆していることから2021年以降、ライト級3団体のベルトが空く公算が高く、トップランクもバックについていることからタイトル戦が組まれるだろう。

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