ルイス・ネリー次戦ブランドン・フィゲロア戦が大筋合意

 インサイダー情報に定評がある米Athletic社マイク・クッピンガー氏によると、WBC世界スーパーバンタム級王者ルイス・ネリ(メキシコ)とブランドン・フィゲロア(米)戦が2021年第1四半期に向け両陣営が合意。2人が契約するPBC(プレミア・ボクシング・チャンピオンズ)興行で2021年3月までに開催される見通し。ネリ、フィゲロア戦の背景。フィゲロアのキャリアを簡単にみてみたい。

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ネリ対フィゲロアは既定路線だった

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 「122ポンド(スーパーバンダム級には素晴らしファイターたちがいる。ブランドン・フィゲロアの名前をあげたけど、次戦はアル・ヘイモン氏と打ち合わせするよ」。

 ネリ、フィゲロアは2020年9月Showtime(米ケーブルTV局)PPV(ペイ・パー・ビュー)のアンダーカードで共演。WBC(世界ボクシング評議会)はネリに対し、休養王者レイ・バルガス(メキシコ)と統一戦を命じる可能性もあったが、試合後にネリが防衛戦の相手にブランドン・フィゲロアの名を挙げたことで、対戦機運が高まっていた。

 ブランドン・フィゲロアはWBA世界スーパーバンタム級タイトルを保持しているが、スーパー王者アフダマリエフが君臨。原則、IBF、WBOはスーパー王者が君臨する場合統一戦としては認めないことから、WBCのタイトルマッチとなるだろう。

 開催地は不明だが、米テキサスが有力。キサスは新型コロナウイルスのなか唯一、有観客が認められている州だ。そして、テキサスは、フィゲロアの地元でメキシコ系アメリカ人も多く居住する地域でネリにとっても開催地としては悪くない。

ブランドン・フィゲロアの戦績キャリア

photo by:The Ring

ブランドン・フィゲロア
出身:米国テキサス
身長:175cm
リーチ: 183cm
スタイル:サウスポー

階級:スーパーバンタム級
米リング誌 5位
ESPN 6位

WBA世界スーパーバンタム級王者
(レギュラー王者)

プロ戦績:22戦21勝16KO1分

 スーパーバンタム級で急成長中のホープが23歳ブランドン・フィゲロアだ。175cmと体格にも恵まれ、顔立ちも良い。米テキサスで生を受けたフィゲロアがはじめてグローブを握ったのは7歳のとき。荒川仁人と激闘を繰り広げたオマール・フィゲロアが実の兄である。

 自己申告によるアマチュア戦績は33勝17勝。8歳か9歳のとき地元で開催されたシルバー・グローブのトーナメントで優勝。2015年5月にプロに転じた。キャリアを積んだフィゲロアは2018年9月、トップ・コンテンダーのオスカル・エスカンドン(コロンビア)を10回ストップに追い込みKO勝ち。

 頭角をあらわしたフィゲロアは、当時WBA世界スーパーバンタム級王者ダニエル・ローマン(米)に判定負けしたモイセス・フローレス(メキシコ)と対戦し3回に2度のダウンを奪いストップ勝ち。波に乗ったフィゲロは、ヨンフレス・パレホ(コロンビア)を8回TKOで葬りWBA暫定タイトルを獲得。そして、ハビエル・チャコン(アルゼンチン)を4回KO勝ちした後、WBA正規王者へ昇格した。

 直近で、KO負けのないダミアン・バスケス(米)を10回で仕留めている。パワフルなショット、痩せた体型でタフネスやフィジカルを疑問視する声も少なくなかったが、近接戦でも負けないフィジカル。打たれ強さ、ノン・ストップでアクションを繰り広げスタミナも証明している。

ブランドン・フィゲロア動画


フィゲロア対チャコン


フィゲロア対バスケス

ネリはスーパーバンタム級最終テスト

 一方、ネリは直近アーロン・アラメダ(メキシコ)と戦いWBCタイトルを獲得したが、期待値を大きく下回る内容。予想した以上にタフ戦いを強いられている。スーパーバンタム級でどこまで通用するか。ネリにとって今戦は大きなテストになる。

 エディ・レイノソ氏をヘッドトレーナーに迎えたネリはアラメダに勝ったが、最終ラウンドまでアラメダを明確に効かせるダメージを与えられずパワー・レスが浮き彫りになっている。相手のアラメダは弱い相手ではないが12ヶ月以上のブランク明け。インパクトがなかったのはマイナスだった。

 自分よりサイズが大きくおまけにタフ。そして、パワーショットを放つフィゲロアにどう対抗するのか。米テキサスで挙行されれば軽量級で注目を集めるファイトとなるが、ネリにとってキャリア最大の相手で厳しい戦いを強いられることは間違いない。

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