体重超過の常習犯ルイス・ネリ(メキシコ)の試合が決まった。減量苦だったネリは3月28日米ネバダ州ラスベガスにあるパークMGMシアターで、1階級上げスーパーバンタム級でアーロン・アラメダ(メキシコ)/25戦全勝13KO戦に臨むことが正式発表となった。

 PBC(プレミア・ボクシング・チャンピオンズ)で開催されShowtime(米ケーブルTV局)で中継される。トリプル・ヘッダーで構成されネリは、オット・ウォーリン(スウェーデン)対ルーカス・ブラウン(豪)戦のアンダーカードにセットされる。

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減量苦のネリはスーパーバンタム級へ

photo by:boxingscene


 バンタム級ウェイトを作れなかったネリがようやくスーパーバンタム級にアップすることを決意した。バンタム級はWBA・IBF2団体の王座を統一した井上尚弥(大橋)を除いてタンレントは少なくネリからすればスーパーバンタム級に上げたほうがマッチメークは広がる。

 日本で嫌われ者のネリは体重超過の常習犯として認知されている。2018年3月山中慎介との再戦で3ポンド(1.36キロ)の体重超過を犯した。ドーピング検査で陽性反応、体重超過を犯し日本で試合ができなくなったネリは、母国メキシコで数試合して所属するサンフィール・プロモーションズのパイプで北米で影響力のあるPBCを管轄するアル・ヘイモン氏と契約を結んだ。

 ヘイモンとの契約初戦で、元オリンピアンのマックジョー・アローヨ(プエルトリコ)と対戦し4度のダウンを奪い圧勝。そして、マニー・パッキャオ(フィリピン)対キース・サーマン(米)のペイ・パー・ビュー(PPV)のアンダーカードに登場。メインのカードに関心が集まっていたのはもちろんだが、日本のボクシング・ファンの間で話題になったのはネリと井上尚弥と拳をあわせたことのあるファン・カルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)戦だった。

 しかし、ネリは前日計量でまたしても体重超過を犯した。バンタム級リミット0.5ポンド超過したが現地を管轄するコミッションから1時間猶予を与えられ118ポンドを何とか作り上げた。試合はパヤノのスタイルに苦戦したが9回、ボディ・ブローを刺し仕留めている。
 
 そして、WBSS(ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ)準決勝で井上に破れ敗退したエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)とWBCバンタム級挑戦者決定戦を争うことが決まっていたが、前日計量で1ポンド・オーバーで計量に失敗。コミッションから2時間の猶予が与えられたが再計量に応じることなく、ロドリゲス陣営と試合続行を臨み金銭的な解決策を提案したが、ロドリゲス陣営は拒否し試合が中止となっている。

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ネリは勝てばWBCのタイトル戦が基本路線

 はっきりいって、WBC(世界ボクシング評議会)の言うことは当てにならない。WBCは、ロドリゲス戦でネリを世界ランキングにランクさせない意向を示していた。もちろん、メキシカン贔屓は今に始まったことではないので驚くことでもないが。階級を変えれば別ということだろうか。WBCの不信感は募るばかりだがコミッションも厳罰な処分を下すべきだ。

 ネリが今回勝てばWBCスーパーバンタム級挑戦者決定戦の権利を獲得することになる。対戦相手のアラメダは全勝だがまだ強豪との経験はゼロ。スーパーバンタム級で試運転をかけるネリにとっては格好の相手だ。

 PBCとの契約が残るネリは勝てば、ゴールデンボーイ・プロモーションズ(GBP)と契約解除しPBCと新契約を結んだWBC世界スーパーバンタム級王者レイ・バルガス(メキシコ)への挑戦が基本路線となる。

 PBCは、バルガスの他にもブランドン・フィゲロアJr.、フルトン、ギレルモ・リゴンドー(キューバ)と豊富なタレントを抱えバンタム級より稼げる相手が豊富に揃う。ネリは、カネロのトレーナーとして有名なエディ・レイノソ氏と契約しトレーナーとして迎える初戦、どんなパフォーマンスを示すのだろうか。

(Via:boxing scene

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