ESPN Deportesによれば、ルイス・ネリ(メキシコ)がメキシカン・スーパー・スター、サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)のヘッド・トレーナーとして知られるエディ・レイノソ氏と契約を交わす予定だという。

 ネリは、フィリピンの英雄マニー・パッキャオやアミア・カーン(英)ら著名タレントを抱えているフレディ・ローチ氏と契約を交わしたが一戦も戦わずしてトレーナーを交代することになる。体重超過の確信犯としても有名なネリの狙いは、これまでの悪行を払拭することだろうが・・・。

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レイノソ氏はカネロとタッグで有名

photo by:boxingsene

 エディ・レイノソ氏は、カネロとのコンビが有名だ。レイノソ氏はカネロが13歳の時にトレーナーとして就任、ボクサーはキャリア途中でトレーナーを変更することも珍しくないが、約16年ものあいだカネロとタッグを組み信頼関係を築いている。

 カネロはGBPに大切に育てあげられ29歳となったが未だ成長を続けている。キャリアで功績を作ったカネロだが、カネロ本人が言う通りこれまでのキャリアはレイノソ氏抜きで成長を語ることはできない。

 プロ・キャリアでダウン寸前まで陥ったこともあるが、今のカネロにその危うさは全くない。ディフェンス技術は大きく飛躍した。これは、レイノソ氏とタッグを組み少しずつ改良を重ねた結果だろう。今ではディフェンス技術は全階級を通じて最高クラスであるといっても過言ではない。

 周囲からまだ早いと言われたもの臨んだディフェンス・ジーニアス、フロイド・メイウェザーJr.(米)戦は何も出来ずに完敗したが、その後のキャリアを見て分かる通りカネロのスウェーやカウンターのセンスは、メイウェザー戦で学んだものだろう。ゴロフキンとの第1戦は、高度なディフェンスやカウンターが光ったもの「負けていた」という意見が殆どだったが、迎えた再戦ではゴロフキンに対し、第1戦のゴロフキンかのようにプレスをかけ、攻めながらも迎撃を狙うスタンスに変化を遂げた。

レイノソ氏と組むことで不安視される

 そして、レイノソ氏が教えるのはカネロだけではない。GBPの有望株ライアン・ガルシア(米)もその1人。「レガシーを築きたい」とレイノソ氏を新たにトレーナーとして迎えたのが元WBO世界フェザー級王者オスカル・バルデス(メキシコ)もカネロと同じくトレーニングを受けている。

 米メディアの中で最優秀トレーナーとしても選出されているレイノソ氏。ネリが組んだのは、これまでの悪行を払拭することだろうが、レイノソ氏と組むことでドーピング違反の不安は増えるばかりだ。なぜなら、教える2人が既にドーピング違反を犯しているからだ。

 カネロは、これまでクリーンなイメージだったが、ゴロフキンとの再戦前のVADA(ボランティア・アンチ・ドーピング機構)の薬物検査で禁止薬物のクレンブテロールの陽性反応がでて北米で最大の商品価値を保持しているが、イメージは悪くなっている。
 
 そして、WBC(世界ボクシング評議会)は処分を科さなかったが、教えるフリオ・サセール・マルチネス(メキシコ)からもクレンブテロールが検出されている。もちろん、レイノソ氏と薬物を関連付ける証拠はどこにもないが、チームの一員として疑いがかけられても仕方がない状況であることにちがいはない。

 そして、問題はドーピング違反だけでなく繰り返される体重超過だ。プロとして規定体重を作ることさえできず反省も色もないネリはリングに上がる資格はない。

(Via:boxingscene

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