再計量には応じずそのまま試合を強行するつもりだったことは疑いようがない。米国現地時間23日、米ネバダ州ラスベガスにあるMGMグランドガーデン・アリーナで行われる予定だったルイス・ネリー(メキシコ)対エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)戦が中止になることが分かった。

 ネリーが体重超過をおかしたが、現地メディアはネリー対ロドリゲスは行われる見方をしていた。ネリー陣営はロドリゲス陣営に金銭的な解決案を提案したが、ロドリゲス陣営は同意しなかった。ロドリゲスは、一度流れたラウシー・ウォーレン(米)に戻すか今後の方針が注目される。

Sponsor Link

 ネリーは22日、前日計量で118ポンド(バンタム級リミット)を1ポンドを上回り計量に失敗した。現地を管轄するNSAC(ネバダ州アスレチック・コミッション)から2時間の猶予を与えられたが、ネリは再計量に応じる気はなかった。

ネリは再計量に応じる気はなかった

photo by:boxingscene


 体重超過したネリは、落とす気はなかったのだろう。無理に体重を落とせばコンディションが崩れ負ける可能性が高まるからだ。

 近年では、世界タイトルマッチであっても再計量には応じず罰金で解決して試合に臨むケースが後を絶たない。階級制競技なだけに公平とはいえず疑問視する声も少なくない。

 無理に体重を落とせばコンディション不良に陥いりリスクは高まるが、たとえ計量に失敗したとしても試合に勝てばまたチャンスが巡ってくるという構造上に大きな問題を抱えている。

 もちろん、限界の上で無理に落とすことは健康上大きなリスクがあるため難しい面もある。エイドリアン・ブローナー(米)対マイキー・ガルシア(米)戦のように契約条項に体重超過した場合大きなペナルティを課すことは抑止力につながるかもしれない。何れにせよ、コミッションによる統一ルールの策定、再発防止策を打ち出して欲しい。

Sponsor Link

 ネリー対ロドリゲスはWBC世界ヘビー級王者デオンテイ・ワイルダー(米)対ルイス・オルティス(キューバ)戦のPPV(ペイ・パー・ビュー)の前座にセットされていたが中止になったことで、バルテレミー対ラミレスがPPVの前座にセットされる。

 ネリの体重超過でメキシカンと関係の深いWBC(世界ボクシング評議会)がどう裁定を下すのだろうか。体重超過に加え山中慎介との初戦でドーピング違反。コミッションの罰則はもとより、WBCも厳罰に処分を下すべきだ。

 山中慎介との初戦で試合後にジルパテロールの陽性反応を示したもの、WBCは証拠不十分としてネリの王座はそのままとして処分を保留。そして、前代未聞の再戦を指令。本来であればJBC(日本ボクシングコミッション)がノー・コンテンストとすることが筋だが、山中との再戦が承認されてしまった。そして、迎えた再戦でネリが体重超過の失態をおかしたのである。

 その後スーパーバンタム級に階級を上げると思われたもの、ファン・カルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)戦でまたしても体重超過の失態をおかした。

(Via:ESPN

Sponsor Link

ネリーの関連記事

ルイス・ネリ、ロドリゲス戦1回目の計量で失敗!

ロドリゲス、ルイス・ネリ戦に強気!