4階級制覇したレオ・サンタ・クルス(メキシコ)。2020年、WBC世界フェザー級王者ゲーリー・ラッセルJr.(米)、ガーボンタ・デービス(米)との対戦を強く臨んでいるという。「130ポンドで戦い続けたい。2020年はビッグ・ファイトが欲しい。デービス、ラッセルJr.が欲しい」とアピール。だが、サンタ・クルスが契約するPBC(プレミア・ボクシング・チャンピオンズ)が危険なファイトにゴーサインをだすかは話は別だ。

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photo by:boxingscene


 確かに功績は素晴らしいがマッチメークに異論がないファンがいるのだろうか。はっきりいって、マッチメークはぬるい。スーパーフェザー級で早期にデービス戦を実現することは難しくなかったはずだ。
 いまの時代「誰に勝ったのか」が問われることは間違いないが、わざわざ強豪を呼ばなくても高待遇なのがサンタ・クルスだ。

 プロ・ボクシングは人気が全てを左右する。イベントで最も重要なのはプロモーター、TV局でもなく選手の商品価値だ。優遇されるのは人気がある選手で、理不尽この故ないがこれが現実なのである。

 サンタ・クルスは米ロサンゼルスに居住、ヒスパニック居住率の高い西海岸エリアで知名度は高く観客動員能力に長けている。これまで、フェザー級という軽量級ながら米西海岸でアブネル・マレス(メキシコ)、米ニューヨークでカール・フランプトン(英)とビッグ・ファイトを実現して100万ドル(約1億915万円)を稼いだ。

 当然、層が厚いメジャー階級のウェルター級スター選手や、ペイ・パー・ビュー(PPV)の地位を確立している選手らと比較すれば少ないが、軽量級としては異例の待遇であることは間違いない。そして、この人気者らに群がるのがWBA(世界ボクシング協会)、WBC(世界ボクシング評議会)といった承認団体だ。

 11月23日WBAは、サンタ・クルスとミゲル・フローレス戦を空位のWBAスーパーフェザー級スーパー王座決定戦として承認した。正規王者にはアンドリュー・カンシオ(メキシコ)が君臨していたが、スーパーフェザー級で実績のないサンタ・クルスとフローレス戦を承認したのは多額の承認料が入るからだ。

 選手らは、タイトルマッチとして承認するにあたり承認団体に報酬の数%を支払う義務がでてくる。とうぜん興行規模がでかくなれば承認団体が手にする承認料も膨れ上がるというわけである。殆ど実績がない2人に対してWBAスーパー王座が妥当かどうかは言及するまでもない。サンタ・クルスはこの試合で75万ドル(約8184万円)を手にしている。

 今後は、ガーボンタ・デービスがライト級にあげたことでデービスが下げるか、サンタ・クルスが階級をあげない限りマッチアップは期待できない。WBC世界フェザー級王者ゲーリー・ラッセルJr.(米)は試合枯れの常連だ。そもそも次の試合が何時なのかリーク情報さえもない。もちろん、ラッセルJr.との対戦が叶えば見応えはあることは間違いないが・・・、まずは、見応えあるマッチメークをお願いしたい。

(Via:boxing scene

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