”One Time”サーマンがまた故障した。30歳、アスリートで言ば全盛期だがピークは過ぎているのかもしれない。約2年ぶりにリングに復帰しマニー・パッキャオ(フィリピン)戦にこぎつけたサーマンが現地時間9月4日に左手の手術を受けていたことが分かった。

 「負傷していた左手を手術した」サーマンは、ソーシャル・メディアで手術したことを明かした。パッキャオに負け年内にも復帰戦を行う方針を示していたが「怪我の良好はいい。2020年初頭に再びリングに立つことが待ちきれない」と来年以降、復帰戦を行う見通しであることを明かした。

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2019年再び怪我

 「ここ1年ずっと痛みはあったんだ。ロペス、パッキャオ戦でもその痛みはあったけど、世界チャンピオンとして戦う義務がった。でも、言い訳を言うつもりはない。それは俺が決めたことだしね。ただ、コンディションは万全ではなかった」

 約22ヶ月ぶりにホセシト・ロペス(メキシコ)とのチューン・アップ戦では初回にロペスからダウンを奪ったが、後半ロペスの猛攻を受けダウン寸前まで追い込まれた。ロペス戦の内容は良くなかったが、サーマンはキャリア最大の戦いマニー・パッキャオ(フィリピン)戦に進んだが王座から陥落した。

 「パッキャオに負けたことは、片手では王者になれないという証だった。ベストに立ち向かうには自分も最高のコンディションでなければならない。パッキャオを効かせたシーンもあったけど、勝つことはできなかった。この試合を通じて勝つために何が必要なのか分かったんだ」

 痛みを明かしたサーマン「手術を先送りにしないで、先に受けることにしたんだ。今のまま再起戦を行ったとしてもコンディションに不安は残るしね」再起戦の前に手術をすることを決断したことを明かした。

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2017年右肘の手術

 故障が続くサーマン、左手は以前から痛めていたという。30歳、全盛期にして怪我が目立ち以前から試合枯れは大きな問題となっている。さかのぼれば、2016年、ライバルのショーン・ポーター(米)戦が発端だった。2016年3月ポーター戦が決まっていたが、交通事故で首を負傷した影響で試合は6月に延期となった。

 2017年ダニー・ガルシア(米)に勝ちWBA、WBCと2団体のタイトルを統一。地上波CBSで中継され知名度も上がったが、今度は怪我で長期離脱を余儀なくされる。右肘を負傷したサーマンは1ヶ月後に石炭沈着と骨棘を取り除く大きな手術を受け、復帰はやくても来年。2016年、2017年は年1ペースと試合数は激減、全盛期にして大きな足踏みを強いられることになった。

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2018年5月の試合は延期

photo by:boxingscene

 その後、サーマンは1年前にバケーションで日本を訪れた際に出会ったネパール人女性と結婚。2018年5月に米ケーブルTV局Showtimeがサーマンの復帰戦をセットしたが、今度はトレーニング中に左手を負傷。スパーリング中に左手を痛めMRIの診断結果から打撲していることが判明、完治には8週間必要で試合の延期が決まった。

 怪我のため回復に専念することになったサーマンは「怪我のためリハビリに専念するためWBCタイトル返上に同意した。左手と肘の怪我を完治して夏にリングに戻ることを楽しみにしている」ダニー・ガルシアから奪ったWBC王座を返上することを発表。空位となったWBC王座決定戦はダニー・ガルシア(米)とショーン・ポーター(米)で争われポーターが新王者になっている。

 ”One Time”の異名をもつサーマン、一時はパワフルなパンチで挑戦者達をなぎ倒してきたが、挑戦者達のレベル・アップに伴いインテリジェンスと引き換えに”One Time”は影を潜めている。まだ2020年に計画される復帰戦を観なければ判断は難しいが、故障が続くサーマン、全盛期は過ぎているのかもしれない。

(Via:boxingscene

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