井岡一翔がシントロンに判定勝ち2020年はどうなるのか

 井岡一翔、2019年日本のプロ・ボクシング界は井上尚弥がWBSS(ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ)で優勝、村田諒太が王座に返り咲き初防衛でインパクトあるKO勝ちを収め話題を集めたが、この男も存在感を強めている。

 WBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔が、WBOが送り込んだプエルトリカンの刺客ランキング1位ジェイビーエル・シントロン(プエルトリコ)と初防衛戦に臨み12回3−0(116−112、116−112、115−113)の判定勝ちを収め初防衛に成功した。

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井岡、シントロン戦は楽ではなかった


 「想像以上に速く距離も長かった」試合後の腫れた井岡の顔を見てのとおり、楽な防衛戦ではなかった。初防衛戦の相手はやり難い相手だった。オリンピック2度出場経験を持ち豊富なアマ経験があるアマ・エリートのシントロン。しかも、長身・技工派のサウスポーときてる。

 リーチの差をフルに活かし井岡の出鼻をロングの距離から速いジャブで叩き、飛び込みの左ストレート、フットワークで井岡を撹乱した。井岡は、被弾のリスクはある程度テイクした。最後まで戦略通り遂行し手数と執拗なボディ・ブローでプエルトリカンに思い通りのボクシングをさせなかった。

 序盤、主導権を握ったのはシントロンだ。ロングからジャブ、右ストレートで井岡の攻撃を防ぎ1回終わりにワンツー、右ボディストレートのクリーン・ヒット。一方、井岡はヘッドスリップを使いながらインサイドに入り込みコンパクトなパンチをまとめた。

 だが、シントロンが距離をとった軽快なアウト・ボックスに手を焼いた。2回、攻勢にでた井岡だったがシントロンの長いジャブと左ストレートで距離を取られ、精度の高いワンツーを貰い長い距離をどうやって打開するかが課題だった。

 中盤になり主導権争いは加速。井岡が主導権を握ったように見えたが、接近戦になると打ち終わりに反撃に出た。7回、減速したシントロンはポイント・メイクに移行、クリンチ・ワークも多くなり疲れが見えた。

 後半、井岡はプレスを強め攻勢を緩めることはなかった。10回には、ボディ・ジャブから顔面へ右ストレート、返しのボディでロープを背負わせたが、最終12ラウンドのゴングまでシントロンを捕まえることは出来なかった。印象的なシーンを見せれなかったことは残念だが、今戦では相手を何度もコーナーに追い詰め12ラウンド攻撃を続けるスタミナ、耐久力を証明した。

井岡の次戦はどうなるのか


 スーパーフライ級最強を求める井岡の次戦はどうなるのか。スーパーフライ級は多くのタレントが揃い井岡が求める相手も多い。次戦が統一戦になるか先行きは不透明だが井岡とのマッチメークが実現すれば、好ファイトが予想できる相手が揃う。

 以前、交渉が決裂したローマン・ゴンサレス(ニカラグア)が復帰戦に勝利して王座返り咲きを狙っている。WBAにはゴンサレスとの対戦が噂されるカリ・ヤファイ(英)、WBCにはゴンサレスと同じく井岡と交渉がまとまらなかったリネラル王者ファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)、IBFにはジェルウィン・アンカハス(フィリピン)が君臨する。

 トップコンテンダーには、シーサケット・ソー・ルンビサイ(タイ)、TopRank社と契約するアンドリュー・モロニー(豪)らが居る。ここに上げたトップ選手は北米をマーケットにするマッチルーム・ボクシングやTopRank社と契約しており、日本に呼び込むには報酬がネックになり交渉難航が懸念されるが、エストラーダやかつてPFPトップに君臨していたロマゴン戦が実現すれば面白い戦いになり、井岡のキャリアのハイライトになることは間違いない。

 統一戦を目標に掲げる井岡、30歳にして今が全盛期。以前、指導を受けていたイスマエル・サラス氏とタッグを組み井岡のスタイルは、駆け引き、フェイントは更に磨きがかかり加え力強さも増し変化を遂げた。2020年、軽量級ビッグ・ファイト実現に期待したい。

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