4階級制覇を達成した井岡一翔(大貫)の初防衛戦の相手はボクシング王国プエルトリコ出身のトップ・アマになりそうだ。米メディアによれば、WBO(世界ボクシング機構)が指令していた井岡一翔と、WBO同級1位ジェイビエール・シントロン(プエルトリコ)/12戦全勝5KOの指名戦は大筋合意。WBOは、12月31日東京、東京大田区総合体育館で開催されると通知。近いうち公式アナウンスされる見通し。

 アストン・パリクテ(フィリピン)を倒し日本人初となる4階級制覇を達成した井岡。初防衛戦は指名戦となることが決まっていた。WBOはプエルトリカンの新星ジェイビエール・シントロンと江藤光喜戦を挑戦者決定戦として承認。井岡は指名挑戦者との対戦が義務付けられていた。

 江藤対シントロンは1回、江藤の右ストレートを貰ったシントロンがダウン。立ち上がったがレフェリー・ストップ。試合は江藤のTKO勝ちに見えたが、シントロン陣営はバッティングだと主張。コミッションが映像を検証した結果、バッティングによるダウンだったことが判明、江藤のTKO勝ちは取りされ無効試合となった。

 そして、因縁の再戦が3カ月後に行われシントロンが2回、江藤からダウンを奪い12回3-0(99-90)の大差判定勝ちで井岡への挑戦権を手に入れた。その後、井岡をマネージメントする長島氏が、シントロンを擁するプエルトリコ・ボクシング・プロモーションズと交渉を開始。「2週間前に契約条件に同意した」と同意したことを明かした。現状、まだ開催日程などは決められてないが、WBOからの通達を待ちだった

井岡の相手シントロンはトップ・アマ

photo by:boxingscene


 シントロンは、ボクシング王国プエルトリコ出身。プロ・キャリアは11戦全勝5KO、プロに転向して2年キャリアは浅いがロンドン、リオ2大会プエルトリコ代表で出場し240戦しているトップ・アマだ。現在は、米有力プロモータートップランク社と契約を交わし、リオ五輪の中ではテオフィモ・ロペス(米)、シャクール・スティーブンソン(米)、マイケル・コンラン(アイルランド)らと同期でプエルトリカン期待の1人である。

 シントロンの父ハビエル・シントロンは、軽量級のプロ・ボクサー、母は女子の公式ジャッジを務めたボクシング一家に生まれ育った。シントンロンは野球やバスケットポールもしたが「父を見て育ちボクシングに興味があったんだ」幼少期を振り返った。シントロンは5歳の時から父の英才教育でボクシングを始めた。

 アマチュアで頭角を現し17歳の時、シニアのナショナル・チーム入いりし、世界ユース銀メダリストの同胞でプロで井上尚弥(大橋)と対戦したエマヌエル・ロドリゲスと対戦し2戦2勝。米大陸予選で金メダルを獲得してロンドン五輪行きの切符を手に入れた。

 ロンドン五輪では準決勝でミーシャ・アロイア(ロシア)に敗れベスト8に終わった。2012年12月、エレバンで開催されたユース世界選手権にフライ級で出場して銀メダルを獲得。決勝でオリーバー・シンプソン(英)に敗れている。ロンドン五輪の選手村でプロのトップ選手が数多く契約するゴールデンボーイ・プロモーションズ(GBP)がシントロンにオファーするが契約せずリオ五輪を目指すことを決意した。

 しかし、AIBAがこれまで17歳以上としていた年齢制限を19歳以上としたことで国際大会に出場ができない事態に陥った。2013年にプエルトリコで行われた全国選手権でフライ級で優勝したが年齢制限に阻まれ世界選手権への出場権利を得たのは、シントロンに敗れたオルティスだった。

 19歳になったシントロンは、WSBの契約選手となりリオ五輪代表権を得て五輪2大会出場を叶えたが、1回戦でオルザス・サティバエフ(カザフスタン)に敗れた。リオ五輪を終えたシントロンは、数多くのトップアマを抱える米有力プロモーターのトップランクと契約を交わしている。

(Via:boxingscene

Sponsor Link

井岡の関連記事

井岡が日本で復帰準備か国内ライセンス取得を申請した今後はどうなるのか