リナレス対モラレス【結果】

 リナレス得意の右ストレートが炸裂。米国再起戦に勝利を飾った。相手のモラレスはスパーリング・パートナーでリナレスの手の内を知っているだけにカウンターを警戒しながらの戦いは楽ではなかったが、最後は見事に決めた。今後は、同じゴールデンボーイ・プロモーションズ(GBP)傘下のアイドル、ライアン・ガルシア(米)戦のビッグ・ファイトの期待が膨らむ。

 ホルヘ・リナレス(ベネズエラ)が14日、米カリフォルニア州アナハイムにあるホンダ・センターで、カルロス・モラレス(メキシコ)と対戦し4回KO勝ちし米国で再起に成功した。

Sponsor Link

 大事な一戦を落とすイメージがあるリナレス。35歳となり今戦で負ければ後は無かった。ロマチェンコに負けたもの商品価値が大きく上昇したリナレスはその後、再起に勝利しロマチェンコとの再戦、或いはスーパーライト級へのタイトル挑戦も浮上したが、目前に格下のカノに大番狂わせを起こされ敗戦を喫したことでリナレスの評価は大きく下落。今戦はラスト・チャンスだった。

 主導権を支配していたのはリナレスだった。35歳になったリナレスは、スピード、パワー、キレは衰えもなく反射神経の鈍りも殆どみられなかった。1回、開始ゴングと同時にプレッシャーをかけハンドスピードを活かしたジャブで攻めていった。一方、モラレスは後退しながらもしっかりとジャブをリナレスの顔面にコネクト。後半、偶然のバッティングでリナレスは右目上付近をカットした。

 2回、カットしたリナレスは先を急ぎすたのか。モラレスの右アッパーがヒットしリナレスの下半身が一瞬揺らいだが、ディフェンスを固めたあとはシャープなコンビネーションで反撃に転じ事無きを得た。戦力でいえばスピード、アジリティといった面はリナレスに大きなアドバンテージがあるが、モラレスのカウンターのタイミングは良く、モラレスのジャブがリナレスの顔面を捉える場面も多かった。

 3回、リナレスはジャブとコンビネーションで圧力を強めたがモラレスは下がりながらジャブ、カウンターを放ってくることから強引に攻め込めずにいたが、インサイドで右のショートを叩き込んでモラレスからダウンを奪った。その後4回、ボディにジャブを突き刺し、上に右ショートを返しこれが決めてとなり、モラレスがダウンしレフェリーが試合を止めた。 


 ガルシア対リナレスの対戦は、新旧対決の構図で興味深い戦いになることは間違いない。連勝街道を突き進むGBPのアイドル、ガルシアはまだライト級の強豪と言われる選手とは拳を合わせた経験はなく、豊富なキャリアがあるリナレス戦は重要な一戦となる。

 そのガルシアは、リナレスのメインカードでガーボンタ・デービス(米)と対戦経験のあるフォンセカと対戦し1回、チェック・フックで失神KOで葬った。もちろん、デービスと対戦した経験があるフォンセカはライト級で実力者ではなく、ガルシアの対戦相手の水準は高くはなく依然として耐久力やポテンシャルがどの程度あるのかは未知数だ。もちろん、リナレス戦が決まればこうしたこともクリアーになっていくだろう。実現に期待したい。

Sponsor Link
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントを残す

*

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください