リナレス2月14日モラレスと対戦することが決定!

 世界のトップラインに戻ってこれるだろうか。ホルヘ・リナレス(ベネズエラ)/51戦46勝28KO5敗5KOが2020年2月14日、米カリフォルニア州アナハイムにあるホンダ・センターで、カルロス・モラレス(米)/27戦19勝8KO4敗4分を相手に米国再起戦に臨むことが決まった。米再起戦に勝利を飾りシナリオ通りに事が運べば、次戦にもゴールデンボーイ・プロモーションズ(GBP)の人気者ライアン・ガルシア(米)との新旧ファイトが期待される。

 イスマエル・サラス氏をトレーナーに迎え大きく成長したリナレス。だが、依然として打たれ脆さに不安は残る。一方、米本土で人気物なのがライアン・ガルシアだ。女子人気の高いガルシアは、キャリアでリナレスより劣るが、ガルシアの興行となれば会場は満員。知名度と人気はリナレスを凌駕する。

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リナレスのキャリアは全てが順調ではなかった

 北米、英国、日本とマーケットを拡大したリナレス、スペイン語、英語、日本語と3ヵ国語を操る。日本もゆかりの地だ。後楽園ホール時代から桁外れの期待があった。しかし、2009年、北米有力プロモーターGBPと契約を結び北米行きの切符を手にしたが、その後キャリアは停滞した。

 2009年、1階級上げ臨んだファン・カルロス・サルガド(メキシコ)にまさのKO負け。再起戦を経てマニー・パッキャオ(フィリピン)やアミア・カーン(英)を教えるフレディ・ローチ氏をトレーナーに迎え2011年10月米ロサンゼルスでアントニオ・デマルコ(米)とWBC世界ライト級王座を争い、ポイントでリードしていたが11回ストップ負けに終わった。

 そして、セルヒオ・トンブソン(メキシコ)と戦い2回TKO負けを喫し再起に失敗したリナレスは、打たれ脆さ、メンタル、タフネスを疑問視する声は多くなってきたが、名匠イスマエル・サラス氏を迎えると安定感が増し強さを取り戻した。2012年にトンプソンにTKO負けして以来、2014年ライト級タイトルを獲得するまで7連勝、この中で米国で評価を上げたのが荒川仁人戦だ。

 その後、リナレスは、バブル絶頂期の英国へ出稼ぎに行きふたたび米国へ戻った。英国でケビン・ミッチェルとの防衛戦を経て、母国ベネズエラの首都カラカスで凱旋防衛。その後、英マンチェスターでアンソニー・クローラ(英)と2戦したリナレスは英国にもすっかり馴染み、温かいファンに迎え入れら名声と人気を手にした。

リナレス対ロマチェンコが実現

photo by:boxingscene


 北米に戻ったリナレスは西海岸ロサンゼルス周辺で活動、遠回りした感はあるがキャリア・ピークにしてビッグ・ファイトを実現する。米ロサンゼルスでオリンピアンのルーク・キャンベル(英)を破りその後、番狂わせの館として知られるイングウッドにあるフォーラムでメルシト・ゲスタ(フィリピン)を破り、米ニューヨークの殿堂MSG(マディソンスクウェア・ガーデン)に初登場。スーパーフェザー級からあげてきたワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)と戦うことが決定したのである。

 リナレスをプロモートするGBPと、ロマチェンコをプロモートするTopRank社のあいだで合意に向け交渉が進められていたが、興行権、開催日程をめぐり交渉は一筋縄ではいかなかった。一時は消滅したと報じられたが、ゴロフキン対カネロ再戦が中止となったことで好転した。

 GBPがHBO(米ケーブルTV局)と契約していることが合意に向けての1つのハードルだった。TopRankが掲示した日付5月12日は、ゴロフキン対カネロ再戦の再放送の予定日でGBP陣営(HBO含め)が難色を示していたが、TopRankと提携関係にあるESPNが中継時間を2時間前倒しすることで決着。長い交渉はようやく終わった。

 正統派スタイルのリナレスが、PFP傑作ロマチェンコを迎えうつ構図。結果的にロマチェンコが10回KO勝ちしたが、負けたリナレスは商品価値を落とした試合ではなく、商品価値を引き上げた戦いだった。ロマチェンコ有利と見られていたがリナレスがロマチェンコからプロ初のダウンを奪い。ロマチェンコのサイドからの攻撃を完全に遮断しいつものボクシングを封じた。

 ロマチェンコとの再戦機運も上がる中、アブネル・コットに勝ち再起戦に勝利したリナレスはキャリアで大きな転換期を迎えていた。実は、リナレスは2019年1月パブロ・セサール・カノ(メキシコ)戦で米国で契約するGBPとの契約は期限切れ。ライト、スーパーライト級で世界再挑戦を目指すリナレスはGBPとの契約延長の他に、新たなプロモーターと契約する好機だった。

 しかし、2019年1月セサール・カノに惨敗。新たなプロモーターと契約しロマチェンコやWBC世界スーパーライト級王者ホセ・ラミレス(米)らとのビッグ・ファイト計画は霧散した。34歳、成熟期を迎えたリナレス、サルガド、カノ戦と重要な一戦を落とすイメージは否めないが、モラレスに勝つことを期待したい。シナリオ通り進みライアン・ガルシアとの決戦に進めば、興味深い一戦になることは間違いない。

(Via:boxing scene

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