リゴンドー、カシメロ戦の交渉が具体化2021年3月か4月に実現か

 カシメロ、リゴンドーの交渉が開始。2021年3月か4月開催に向け交渉が進んでいる。日本のボクシング・ファンのあいだでは、カシメロ陣営のソーシャル・メディアの挑発がエスカレートし、井上尚弥との統一戦の行方に注目が集まっているが交渉は難航を極めるだろう。今回は、カシメロ、リゴンドー戦の行方、井上尚弥との統一戦がまとまりにくい理由を探る。

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井上、カシメロ統一戦が困難な理由

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 ゲート収入が絶たれるとなぜ厳しくなるのか。
 
 トップランク カール・モレッティ副社長は「7桁のゲート収入を失った」。

 カール・モレッティ副社長は、井上対カシメロ戦の交渉決裂理由を明かしている。ボクサーの報酬は放映権料で賄うことが殆どだ。軽量級の関心が低い北米というマーケットを考えるとESPN(米スポーツ専門チャンネル)が投資する資金は限られていたはずだ。

 「ゲート収入がなければ誰がその資金を支払うのか」。トップランク社ボブ・アラム氏がカシメロと交渉が再開した当初、有観客を強調していたとおり、足りない資金はゲート収入(チケット、販促品) から補填する手はずだったことは間違いない。

 日本のメディアからは井上尚弥の報酬は100万ドルだと報じられている。

 井上の報酬をESPNが100万ドルを放映権料としてトップランク社に支払ったのかどうか定かではないが、この金額は軽量級としては異例であることは言及するまでもない。

 もちろん、トップランク社とESPNが井上をスターにするための初期投資して100万ドル投資したとしても不思議ではないが、2020年4月合意した段階ではアリーナを所有するMGMが招致フィーを支払う手はずで足りない資金を補填するはずだった可能性はある。

 何れにしても、井上は高額報酬が約束されているだけに、カシメロ陣営が条件面に譲歩しなければ合意することは難しい。カシメロ陣営のショーン・ギボンズ氏は、交渉で主導権をにぎるトップランク社にうんざり気味。井上以外の選択肢があることを強調している。実際、カシメロは井上との統一戦に固執する理由はない。

カシメロ、リゴンドーは有力オプションの1つ

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 9月、カシメロ陣営は協調関係にあるPBC(プレミア・ボクシング・チャンピオンズ)と次戦を模索。デューク・マイカー(ガーナ)を派手にKOでやぶったカシメロ陣営に中継した米Showtime(ケーブルTV局)から、はやくも次のオファーが届いているという。

 今回、噂にあがっているWBA世界バンタム級王者ギレルモ・リゴンドー(キューバ)はPBCと契約しており、交渉が具体化しても不思議ではない。リゴンドーは、井上尚弥戦を求めているが、合意するにはTV局のハードルがあり、トップランク社が適正な報酬を支払えるか疑問だ。

 PBCは他にも、WBC世界スーパーバンタム級王者ルイス・ネリ(メキシコ)も傘下に収めておりカシメロのオプションは多く、カシメロはPBCとの契約はもちろん、単戦契約でShowtimeのリングにあがる可能性は極めて高い。

 ただ、リゴンドーとWBO王者カシメロ戦は統一戦とはならない。リゴンドーの持つWBA(世界ボクシング評議会)はセカンダリー・ベルトだ。スーパー王者に井上尚弥が君臨、WBO(世界ボクシング機構)は規定でスーパー王者が君臨する場合、スーパー王者との統一戦以外はWBAの統一戦は認めていないからだ。

 40歳を迎えたリゴンドー、最後の試合は2020年2月8日。年齢からしても新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックが収まるまで井上尚弥戦を待つとは考えにくい。カシメロ戦が締結すれば質の違うパンチャー同士の興味深い一戦になる。合意すればリゴンドーのキャリアを左右する重要なイベントになることは間違いない。

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