”Hit Man”の異名を持つWBC世界ミドル級王者ジャーモール・チャーロ(米)/29戦全勝21KOが、2019年12月7日米ニューヨーク、ブルックリンにあるバークレイズ・センターで、デニス・ホーガン(アイルランド)/31戦28勝7KO2敗1分を相手に2度目の防衛戦に臨むことが決定。米ケーブルTV局Showtimeが中継する。

 当初、デニス・ホーガンは、WBCスーパーウェルター級エリミネーターで、世界タイトル再挑戦を狙うエリクソン・ルビン(米)/22戦21勝16KO1敗1KOと対戦する方向で交渉が進められていたが、ルビンはチャーロ対ホーガンのアンダーカードで、オリンピアンのテレル・ガウシャ(米)/23戦21勝10KO1敗1分とWBCスーパーウェルター級挑戦者決定戦を争うことが決まり、ホーガンは1階級あげチャーロに挑戦する方向でまとまった。

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ミドル級で存在感を示せるだろうか

photo by:boxingscene


 一時は、サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)やゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)の脅威となる存在だと言われていたもの、チャーロのミドル級での評価は伸び悩み停滞している。

 チャーロが順調に勝ち進んでいれば、今ごろは米FOXのメインをはっていたに違いない。ヘイモンがFOXとの新契約を結ぶことに成功、そのFOX開幕戦という重要な舞台でチャーロはメインを努めたが、ベテランのマット・コロボフ(ロシア)相手に幾度もカウンターを貰い顎を跳ね上げられ、12回に見せ場を作ったがインパクトあるシーンを見せつけることができなかった。

 そして、WBCがフランチャイズ王座を作ったことで暫定王者チャーロはフル・チャンピオン正規王者に昇格されることが決定。本来であれば、WBC暫定王者チャーロは、WBC・WBA・IBF3団体を統一するカネロとの王座統一戦が義務付けられるがGBP(ゴールデンボーイ・プロモーションズ)と敵対するアル・ヘイモンでまとめることができないという政治的な理由で先送りにされていた。そこで、WBCはフランチャイズ王座を作り、空いた正規王座の地位にチャーロを昇格させることで納得させた。

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 迎えた、ブランドン・アダムズ(米)戦。アダムズは、ミドル級では中堅クラスの選手。ウィリー・モンローJr.(米)、ジョン・トンプソン(米)といった選手には負けている。しかし、人気テレビのリアリティショー、コンテンダーで名前が知られており、ゴロフキンやカネロと比較すると中堅選手だがネーム・バリューは十分だった。


 チャーロの地元米テキサス州ヒューストンという舞台は整ったが、インサイドでパンチを振るってくるアダムズに苦戦。判定勝ちを収めたもの右のハード・ショットは不発に終わり、カネロやゴロフキン戦に名乗りを上げるような勝ち方はできなかった。ホーガンは、ムンギア相手に好試合を演じ評価を上げている選手。チャーロは勝ち方が問われるなか、インパクトを残せるだろうか。

(Via:boxing scene

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