トップランク社2月キックオフ井上尚弥の防衛戦はいつになるのか

 米トップランク社(有力プロモーター)は去年(2020年)1月は2つのイベントを挙行していたが2021年はスロー・スタート。1月、3月のイベントはなし。キックオフ・イベントは2月中旬、月3回のペースでイベントを挙行する見通し。次戦、北米を軸にマッチメークが期待されるトップランク社と契約する井上尚弥はいつ登場になるのか。

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トップランク社は3月のイベントを断念

 例年であれば、1月や3月にイベントも行われるが3月、トップランクと契約するESPN(米スポーツ専門チャンネル)はプロ・ボクシングを中継しないことを決めた。4月から7月まで月3回のイベント開催を予定しているという。

 トップランク社ボブ・アラム氏は「3月はNCAA(全米大学体育協会)バスケットボールがあるため我々はイベントは開催しない」と述べている。ESPNが中継しないことを決めたのは、NCAAがメジャー・スポーツということ、様々なスポーツの放映権をもつESPNにとって、ボクシングより優先度が高いのだろう。

 そして、依然として欧米で感染拡大が続く新型コロナウイルスの影響も大きい。トップランク社は米ラスベガスを拠点としているが、有観客は認められていない。プロモーターとして収益基盤になるゲート収益がなく、新型コロナウイルスの検査費用が重しとなり苦戦を強いられている。

キックオフは2月13日

ジョー・スミス(米)がマキシム・ウラゾフ(ロシア)を相手に空位のWBO世界ライトヘビー級王座を争う。アンダーカードには、中谷正義との対戦が期待される元IBF王者リチャード・コミー(ガーナ)が、ジャクソン・マリンツ(ドミニカ共和国)を相手に再起戦を行う。

ベルチェル対バルデス

 そして、翌週2月20日にWBC世界スーパーフェザー級王者ミゲル・ベルチェル(メキシコ)がコロナ陽性となり延期となっていたオスカル・バルデス(メキシコ)の一戦が米ラスベガスで行われることが決まっている。

井上尚弥の2021年初戦はいつになるのか

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 米国であれば4月が妥当か。今後の行方はIBFの指名戦が焦点となるだろう。井上はIBF(国際ボクシング連盟)からIBF1位指名挑戦者マイケル・ダスマリナス(フィリピン)との指名戦の通達を受けているが、ダスマリナスをプロモートするMPプロモーションズ、ショーン・ギボンズ氏によれば、交渉の進展はないという。

 井上を米国でプロモートするトップランク社、帝拳プロモーションズは交渉テーブルに座る気はないという情報も取り沙汰されている。次戦が北米であれば無名のダスマリナスは厳しいマッチメークでホスト局のESPNが承認するかは不透明だ。だが日本凱旋となれば悪くはないだろう。

 IBFは厳格で指名戦を拒否すればIBF王座剥奪は免れない。だが、井上の対戦相手として実力はもちろん、ネーム・バリューがないダスマリナス戦のメリットはない。メジャー4団体になり階級最強の称号ともいえる4団体制覇は意味のあるものだが、WBSS(ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ)で優勝した井上がバンタム級でこれ以上証明する必要があるかどうか。

 もちろん、井上の意向も尊重されるはずだが、プロモーターはいかにして井上のモチベーションを保ち商品価値を最大化することが役割だ。何れにせよ、北米であれば4月頃、IBFの指名戦の履行に向かえば凱旋防衛の可能性が高まる。井上陣営がどういった決断を下すか注目したい。

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