井上尚弥対ナバレッテ戦の早期実現の可能性は消滅!

 井上対ナバレッテ戦の早期実現の可能性はなくなった。エマヌエル・ナバレッテ(メキシコ)が保持していたWBOスーパーバンタム級王座を返上することを発表した。ナバレッテは井上がスーパーバンタム級へ階級を上げた際の有力候補の1人として挙がっていたが、フェザー級転向を表明したことで将来的に井上との対戦が難しくなった。ナバレッテはシャクール・スティーブンソン(米)が王座を明け渡したWBO世界フェザー級王座決定戦にエントリーされる公算が高い。

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ナバレッテはWBOフェザー級王座決定戦が濃厚

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 以前から減量苦でフェザー級進出を示唆していたナバレッテはフェザー級デビュー戦がタイトル戦となることが濃厚だ。WBOフェザー級王座を保持していたシャクール・スティーブンソン(米)はスーパーフェザー級進出を表明。WBOフェザー級タイトルは空位となる。

 フェザー級進出を目論むナバレッテは「126ポンドで1位にランク。空位の王座決定戦を争う」と要求。スティーブンソンが王座を明け渡したのは最適なタイミングだった。WBO(世界ボクシング機構)では階級を上げるため王座を返上した場合、転向した階級の上位にランクする権利が与えられる。

 空位の王座決定戦はナバレッテと、同傘下のジェシー・マグダレノに対して命じられる可能性が高い。WBOとナバレッテをプロモートするトップランク社(米有力プロモーター)は密接な関係にあり交渉もまとめやすい。

 現状、1位マイケル・コンラン(アイルランド)、2位ルーベン・ビラ(米)/18戦全勝5KO、3位ライアン・ウォルシュ(英)/30戦26勝12KO2敗2分、4位ジェシー・マグダレノ(米)/29戦28勝18KO1敗1KO、5位森武蔵/11戦全勝6勝がランクインしている。

 順当にいけば空位の王座決定戦はマイケル・コンラン、ルーベン・ビラのあいだで命じられるが、承認団体のランキングは上下することは珍しくない。現時点の1位マイケル・コンランもトップランク傘下で次期指名挑戦の権利を与えるなど合理的なオプションを示せば難しくないだろう。

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ナバレッテ戦は消滅

 ナバレッテ戦が実現すれば、米トップランク社と契約し米国で知名度を広める井上にとってメキシカンのナバレッテは絶好の相手だったが、ナバレッテが正式にフェザー級進出を表明したことで、早期実現の可能性はなくなった。

 井上は、チャンスが訪れたらナバレッテと戦いたいと明言していたが「戦う時期に運命を感じない」と近くフェザー級進出を表明しているナバレッテとの戦いの可能性は低いと漏らしていた。米国にファン・ベースがあるだけに井上にとってメリットの高い相手だったが、タイミングは合わなかった。

 ガーナのアイザック・ドグボーと2戦2勝したナバレッテは、年4試合とハイペースで防衛戦を消化。試合間隔が1ヶ月をきっていたこともあった。その背景にあったのが減量苦だろう。

 ナバレッテ戦の期待が高まっていた井上だが、将来的にスーパーバンタム級に階級アップはあるにしても、まだ数戦はバンタム級で戦う見方が強くナバレッテ戦は期待が大きく先行していた感がある。WBO世界バンタム級王者ジョンリール・カシメロ(フィリピン)との交渉がふたたびはじまったが日程の見通しはたっていない。

 TopRank社は9月、10月米ラスベガスで2000人程度の観客を動員してのイベント開催を模索しているが、米国の一部の州で新型コロナウイルスが感染が再拡大した影響でネバダ州が承認するか不透明。開催地を日本に移すなどの案もあるが、日程が決まらない場合はふたたび延期となる恐れもある。

(Via:boxing scene

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