井上尚弥次戦は9月?カシメロ戦は実現できるのか

 米国入りを控える井上にとって朗報だ。兄弟で知られるWBA世界スーパーフライ級王者アンドリュー・モロニー(豪)とジェイソン・モロニー(豪)がコロナ禍のなかオーストラリアから米国入した。米ボクシングシーンによれば、モロニー兄弟はオーストラリアから無事に米国へ入国できたという。井上は9月という情報もあるが試合はできるのだろうか。

 WBO世界バンタム級王者ジョンリール・カシメロ(フィリピン)の一戦が延期の可能性もでている井上の米国入の期待は高まるが、新型コロナウイルスが消えた訳ではなく第2波を警戒する声は多く予断は許さない状況だ。

 米ボクシングシーンによると、モロニー兄弟はマネージャー含めチームで新型コロナウイルスの検査を受けモロニーは「チーム全員のテスト結果は陰性だった」検査結果を明かしている。今後、夏頃の試合に向けTopRankのジムでトレーニングを行う予定となっている。

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米国への入国制限措置

photo by:boxingscene


 井上は、4月に米ラスベガスでWBO世界バンタム級王者ジョンリール・カシメロ(フィリピン)と統一戦が延期となり、中止になる可能性も否定できないが、実現の可能性は今後、米国入できるかが焦点となる。はやければ夏以降だろうか。

 米国では、新型コロナウイルスの感染者の増加ペースは鈍化、状況が良くなれば米国入りが期待されるが、足元では新型コロナウイルスの脅威はくすぶる。米国では、新型コロナウイルスの新規感染者数の伸びが鈍化し各州で経済再活動の動きと合わせプロ・スポーツ再開の動きが活発化。カリフォルニア州、ニューヨーク州でも知事が無観客試合を前提に認める方針を示している。

 3月以降米国のプロ・ボクシングは完全に停止していたが、TopRankは6月にラスベガスで無観客イベント開催を予定。5月28日に管轄するNSAC(ネバダ州アスレチック・コミッション)がTopRankのイベントを承認する協議が行われ、興行の承認が通れば6月9日に再開される見通しだ。

 米国で新型コロナウイルス(COVID-19)が爆発的に広がりストップしていたプロ・ボクシング・イベントは6月に再開がようやく見えてきている。TopRankが6月再スタートを皮切りにDAZN、Showtimeが7月に再スタートする見通しを示している。

トップランクは感染症対策を実施

 TopRankは、コミッション、医療従事者らと協議し新型コロナウイルスの安全対策を協議。当面の間は原則、無観客試合となる見通し。米国は州によって行動制限の一部緩和が始まっているが、ネバダ州でも大規模イベントは禁止されている。

 ただ、無観客試合といっても新型コロナウイルスの感染症対策は徹底する必要があり、これまでとは環境は異なってくる。選手、関係者らの新型コロナウイルスの検査は当然として、外部との接触制限、選手が安全にトレーニングができる隔離施設が必要になってくる。

 これらの施設はベガスを拠点とする統合リゾーツ社MGMが提供する公算が高い。トレーニング拠点をトップランクのジムとし、宿泊施設、中継拠点を隣接するMGM系列のアリーナであれば隔離環境ができる合理的なプランだ。

 MGMはラスベガスの主要ホテルを6月にも再開する見込みで、NBAに保有する施設を隔離環境として提供し、TV中継する具体案を掲示している。

 経済的に大きなダメージを負ったネバダ州は早期にビジネスを再開したい思いもあるだろう。新型コロナウイルスの影響でネバダ州の失業率は全米1位と環境業が主力事業なだけに深刻なダメージを負っている。まだ、コンサートや大規模なイベントは難しいが、経済再開が遅れれば失業者は今以上に増加し回復は難しくなる。

感染再拡大のリスクはつきまとう

 ロックダウンが段階的に下げられ、行動制限が緩和され企業が経済再活動に動いている米国だが、依然として感染者は多く渡航のリスクは大きい。5月23日時点での1日の新規感染者は約2万3000人に迫る。経済再活動を急ぐあまり懸念されるのが第2波だ。

 実際、ロックダウンが50州で緩和されたが24の州で感染者数は増加傾向にある。ロックダウンにより感染者が最多のニューヨーク州では減少傾向にあるが、テキサス、カリフォルニア州他の州でも再び感染者の推移が上昇傾向にあり第二波を警戒する声は根強い。 

井上の防衛戦は9月以降か

 井上が契約するTopRank社が6月再開に向け動き出していることで、井上の米国入も期待されるが米国では感染再拡大のリスクがあり米国入国時期については、TopRank社と井上陣営と慎重に検討されるはずだ。

 現時点で、米国へ到着後に14日間の自己隔離が求められるが米国への入国は可能。ただ、依然として感染者数は多く、渡米は1日の新規感染者の水準や、日本の渡航規制の解除など判断材料になってくるだろう。

 当面は1日の感染者の推移が渡航時期を見極める重要な指標になってるが、米国入国が遅れれば報道されている通りすでに米国入しているカシメロの相手は井上以外になる公算は高い。好カードなだけに残念だが今は人命が最優先だ。

 今後は、経済を再活動させつつ新型コロナウイルスの感染を抑止できるかが問われる。9月頃という情報もあるが経済再活動した途端に感染者が増加傾向にある状況をみると波乱の可能性もあり先行きは不透明。何より感染リスクが大きい。国内の1日の感染者数が落ち着き収束に向かえば、国内での防衛戦も視野にいれてもやむを得ない状況だろう。

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