WBSS(ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ)を制し米有力プロモーターTopRank社と契約し米国行きの切符を手にしたWBA・IBF世界バンタム級統一王者井上尚弥(大橋)は米再上陸戦は、IBF(国際ボクシング連盟)の指名防衛戦となるのだろうか。相手は、井上拓真のスパーリング・パートナーとして来日した経験のあるIBF1位マイケル・ダスマリナス(フィリピン)/33戦30勝20KO2敗1KO1分だ。

 IBFのスポークスマンは「12月3日、井上とダスマリナス戦の交渉を開始するよう通達した」。と話した。交渉は30日間与えられ、合意に達しない場合1月はじめにIBF本部がある米ニュージャージーで興行権の入札が行われる。

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 井上は、WBSSで井上のアンダーカードを務めたWBC世界バンタム級王者ノルディ・ウーバーリ(フランス)との統一戦や、WBO世界バンタム級王者ジョンリール・カシメロ(フィリピン)との統一戦の期待が高まっていたが、IBFから指名戦を指令された。IBFは規定に厳格だが指名戦を回避することは可能だ。

 

井上のIBF指名戦は回避可能

photo by:boxingscene


 メジャー4団体でも厳格なのがIBFだ。指名戦は特例、統一戦を除き行わなければタイトル剥奪は免れない。井上はエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)戦のあと、WBA王者ノニト・ドネアとの統一戦に進んだ。統一戦をまとまれば指名戦を回避できる可能性は高い。
 
 WBSSを制しメジャー4団体制覇”Undisputed”を掲げる井上はIBF王座を返上する選択肢はないだろう。IBFは厳格だが、統一戦であれば指名戦を回避することはできる。
 
 指名戦は条件付きで先延ばしにすることができる。1つはIBFに指名戦回避を要請することで指名戦を回避できる。具体的には、IBFに手数料を支払い、指名戦の相手陣営と交渉して待機料を支払い合意すれば選択防衛戦は可能になる。もちろん、選択防衛戦の後に指名戦をすることがIBFが承認する前提条件になる。

 あとは、統一戦をまとめることだ。統一戦は指名戦より優先される。つまり、WBO王者ジョンリール・カシメロ(フィリピン)との交渉をまとめることができれば、IBFの指名戦を先送りにできる。

 井上をプロモートする大橋会長は、カシメロとの統一戦に意向を示していたが、IBFの指令を受け、IBF指名挑戦者ダスマリナス、ジェイソン・モロニー含め検討すると話している。そして、米再上陸戦のマッチメークの最終決定権はTopRank社ではなく大橋陣営が握っているという。

 右目眼窩底骨折の再検査の結果は良好。2月から次戦に向けトレーニング・キャンプ予定。苦労して獲得したIBFを手放すことは考えにくいが・・・。

(Via:boxing scene

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