ガーボンタ・デービス、サンタ・クルス戦が決定2人の戦績から試合予想を展望する

 ガーボンタ・デービス(米)/23戦全勝22KOが、レオ・サンタ・クルス(メキシコ)/39戦37勝19KO1敗1分と10月24日、米コネチカット州にあるモヒガンサン・カジノで対戦することをShowtime(米ケーブルTV局)が発表。試合は有料課金システムPPV(ペイ・パー・ビュー)中継される。

 デービス、サンタ・クルスにとって初めてメインを飾るPPVイベント。Aサイド(興行の主役)のデービスにとって商業面でもビッグ・テストになる。31歳、全盛期に近いサンタ・クルスはキャリア最大の難敵を迎える。今回は、試合の背景からガーボンタ・デービス、レオ・サンタ・クルスの戦績、予想を紹介する。

 米国は、新型コロナウイルスの感染が再拡大している影響もあり、観客の動員は認められず無観客試合として挙行。デービスが持つWBA世界ライト級王座、サンタ・クルスが持つWBA世界スーパーフェザー級王座と2つのタイトルがかけられる。


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デービス、サンタ・クルスは2つの王座が賭けられる

 異なる階級の王座がかけられるケースは稀だ。通常であれば階級を変更する際は保持している王座を返上することが殆ど。承認団体によっては異なる階級の団体のタイトルを保持している場合は返上を求められる場合もあるが、スター選手に限り認められるケースもある。フロイド・メイウェザーJr.や最近では同時に3階級の王座を保持してたカネロもその1人だ。今回のケースは1988年11月、シュガー・レ・レナード対ドン・ラロンデの試合のケースと似ている。

 当時、ラロンデが持つWBC世界ライトヘビー級タイトルと、WBCが新設したWBC世界スーパーミドル級王座がかけられた。だが、契約ウェイトは168ポンド(スーパーミドル級リミット)とライトヘビー級のラロンデに減量させるというレナード有利な条件だった。

 今回は、デービスはサンタ・クルスのもつスーパーフェザー級(130ポンド)契約での対戦に同意。ライト、スーパーフェザー級のタイトルが賭けられ勝てば同時に2階級王者となり、サンタ・クルスが勝てば5階級制覇を達成する。

デービス、サンタ・クルス試合背景

 デービス対サンタ・クルスの対戦交渉が具体化したが、アル・ヘイモン氏が手がけるPBC(プレミア・ボクシング・チャンピオンズ)がメインを努める稼ぎ頭のサンタ・クルスをリスキーなファイトにゴーサインを出すか不透明感が漂っていた。

 サンタ・クルスは、ゲーリー・ラッセルJr.戦の交渉が具体化したもの、まとまらなかったことやこれまで強豪とのマッチメークが締結しなかったことが背景にある。サンタ・クルス、デービスのキャリア、戦績をざっとみてみよう。

100万ドル稼ぐサンタ・クルスの戦績と評価

レオ・サンタ・クルス
右ボクサー・ファイター
身長 171cm リーチ175cm

プロ戦績:39戦37勝19KO1敗1分

  • WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者
  • WBA世界フェザー級スーパー王者
  • WBC世界スーパーバンタム級王者
  • IBF世界バンタム級王者
  • アマチュア戦績:148勝7負

  • 2006年全米選手権バンタム級準優勝
  • 2005年インターナショナル・ジュニア五輪 フライ級優勝
  • 2004年インターナショナル・ジュニア五輪 ピン級優勝
  •  軽量級ながら100万ドル以上稼ぐVIP待遇なのがサンタ・クルスだ。これまでのマッチメークは階級の最強を迎える相手ではなく、階級をあげるにしても、自分と同等クラスで下から上げてきた人気選手とのマッチメークが中心。もちろん、当時のサンタ・クルスにとってビジネス面から最適な相手だったことに間違いない。

     しかし、バンタム、スーパーバンタム、フェザー、スーパーフェザーと4階級制覇を達し殿堂入りが確実視されるファン・マヌエル・マルケス(メキシコ)らと実績では肩を並べたがマッチメークは物足りなさを感じることは否めない。4階級制覇してもPFP(パウンド・フォー・パウンド)すら射程にはいらないのは、強豪との対戦が実現してないことが背景にある。

     フェザー級ではアブネル・マレス(メキシコ)と2人のホームである米ロサンゼルスで2戦。好戦的な2人がホームのロサンゼルスで戦う試合は注目を集めたが、WBAスーパー王座がかけられフェザー級で実績がない2人の対決は話題先行型だった。

     そして、英ベルファストを主戦場にする技巧派カール・フランプトンとニューヨーク、ラスベガスで連戦。第1戦は米国ながらアイリッシュが多いニューヨー開催、サンタ・クルスにとってアウェイの地だったが、1試合で100万ドル(約1億915万円)稼ぎ、翌年2017年1月に中立のラスベガスで再戦がセットされ90万ドル(約1億円)を稼いだ。

    フェザー級返上でラッセルJr.との統一戦が消滅

     3階級制覇を達成したが、ぬるいマッチメークで評価は低調だったサンタ・クルス。フェーザ級にあげたことでアマチュアで敗戦し因縁のあったWBC世界フェザー級王者ゲーリー・ラッセルJr.(米)とのビッグ・ファイトの期待が高まったがフェザー級に留まることはなかった。

     功績ではなく誰と戦いどんな内容で勝ったかでボクサーの評価が決まる時代。フェザー級で対抗WBO王者オスカル・バルデス(メキシコ)や、WBC王者ゲーリー・ラッセルJr.(米)戦が実現していれば、いま以上に評価は上がっていたはずである。

     ライバル関係にあたるトップランク社がプロモートするオスカル・バルデス(メキシコ)戦は中継局のちがいで実現のハードルが高かったが、サンタ・クルスが契約するPBC傘下のWBC王者ゲーリー・ラッセルJr.(米)との2団体統一戦は現実的なオプションだっただけにファンの落胆も少なくない。

     実際、ラッセルJr.はサンタ・クルス戦をアピールするTシャツを着用し盛んにアピール。アマ時代に因縁があるだけに注目度は高く統一戦の期待は高まっていたが、交渉の進展はなくお蔵いり。破断になったのか、交渉がされてなかったのか不明だが、年1試合ペースのラッセルJr.と歩調が合わなかった可能性はあるが、具体化した話はほとんど表にながれて来なかった。

    サンタ・クルス、スーパーフェザー級王座を獲得し4階級制覇

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     サンタ・クルスは2019年11月、ガーボンタ・デービスがライト級に上げ空位となったWBA世界スーパーフェザー級王座決定戦をミゲル・フローレス(米)と争うことが決定。

     宣言どおり4階級制覇を達成し75万ドル(約8100万円)という高額報酬を得たが、相手のフローレスはワールドクラスとの対戦経験はなく世界基準を満たすとは到底言い難い相手。ましてや、デービスが王座を手放しから階級を上げたというタイミングも微妙だったと言わざるを得ない。

    サンタ・クルスの評価は


     米リング誌、ESPN、米メジャー2誌によるサンタ・クルスの評価をみてみよう。まず、ボクサーの評価の指標の1つ米リング誌スーパーフェザー級では2020年7月時点でトップ10圏外の評価。ESPNでは、サンタ・クルスを8位に評価している。

     もっとも、スーパーフェザー級王座決定戦となったフローレス戦は単調な試合で退屈だった。判定勝ちしたもの後退する相手に対し、得意の回転の活かしたスタイルは相手に消し去れ印象的なシーンは作れず、パワーレスが浮き彫りとなり階級の限界が見えた戦い。サンタ・クルスは王者とはいえこのクラスでは傑出した存在ではない。

     2020年7月時点の米リング誌スーパーフェザー級のランキングでは、1位には現王者では6度の最多防衛記録をもつWBC世界スーパーフェザー級王者ミゲル・ベルチェル(メキシコ)、次点はテビン・ファーマー(米)から王座を奪ったIBF王者ジョセフ・ディアス(米)、3位WBO王者ジャーメル・ヘリング(米)の順となっている。

     テビン・ファーマー、レネ・アルバラード(ニカラグア)、伊藤雅雪、アンドリュー・カンシコ(メキシコ)らトップコンテンダーが続いている。仮に、フローレス戦で見せ場を作ることさえ出来なかったサンタ・クルスがトップ選手らと対戦することになれば厳しい展開が予想できる。

    ガーボンタ・デービス戦歴

    ガーボンタ・デービス
    左ファイター
    身長 166cm リーチ171cm

    プロ戦績:23戦全勝22KO

  • WBA世界ライト級王者
  • WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者
  • IBF世界スーパーフェザー級王者
  • アマチュア戦績:205勝15敗
    2012年ナショナル・ゴールデン・グローブ優勝
    ナショナルPAL大会優勝2回
    ナショナル・シルバー・グローブス3連覇
    ジュニアオリンピック優勝2回

     プロ戦績23戦全勝22KO。25歳のデービスは高い身体能力を誇り次期スター候補筆頭だが、最近では私生活のスキャンダル、暴行事件沙汰のニュースが相次いでいる。とりわけ懸念されるのが、第2のエイドリアン・ブローナー(米)になることだ。

    デービスは家庭環境はよくなかった

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     米メリーランド州ボルティモア出身のデービスは25歳。両親は薬物中毒で刑務所。デービスの地元は犯罪が多発する地域で治安は良くなかった。こうしたなか、少年達から犯罪を遠ざけるボクシング・ジムは避難所。ボクシングは希望の1つだった。
     
     5歳の頃、おじに連れられボルチモアにあるアップトン・ボクシング・ジムに連れらボクシングをはじめたデービス。「彼には才能があった。何をすべきか理解していたしね。2度同じことを言うことはなかった」。こう語ったのはデービスのトレーナーを務めるカルバン・フォード氏だ。

     荒れた生活を送っていたデービスはボクシングと出会ったことで変わった。ジュニア時代に数々のトーナメントを制覇したデービスは将来は有望だった。ジュニア五輪で2度優勝、2006年〜2008年、3年連続でナショナル・シルバー・グローブで優勝している。

     デービスは2012年ロンドン五輪代表を目指すも17歳の年齢制限で断念。2016年リオ五輪までは4年待つ必要がありプロ転向を決めた。
     

    メイウェザーの秘蔵っ子として注目

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     アマチュアで実績を残したデービスはプロへ転向し2年後に北米で影響力のあるアル・ヘイモン氏と契約を結んだデービスはメイウェザーの秘蔵っ子として注目を浴びた。

     これまで、メイウェザー・プロモーションズが主催するPBCのイベントに出場していたデービスとメイウェザーは面識はあったが、はじめてあったのは米ネバダ州ラスベガスにあるメイウェザーが運営するメイウェザー・ボクシング・クラブだった。

     「フロイドに実力を証明することができた」。スパーリングが終わったデービスは手応えを感じていた。
     デービスの噂を聞いていたメイウェザーは、ジムにデービスを招きスパーリング相手にアテネ五輪金メダリストで元世界王者ユリオルキス・ガンボア(キューバ)を用意しデービスの実力を確かめたかった。

    ペドラサへ挑戦することが決まった

     プロ16戦全勝、元オリンピアンでIBF世界スーパーフェザー級王者ホセ・ペドラサ(プエルトリコ)に挑戦することが決まった。ペドラサはアマチュア、プロでも実績を上回るが、圧倒的なスピード、パワーでペドラサを凌駕。次期スター候補デービスのタイトル奪取劇は十分なパフォーマンスを示した。

     持ち前の機動力、高い身体能力を生かしたスタイルでペドラサを沈めIBF王座獲得に成功。プエルトリカンのペドラサも手数で対抗したが、デービスの正確なハード・ショットがコネクト。ESPNのパンチ・スタッツによると、デービスは414発中、160発(40%)を的中。ペドラサは414発、117発(28%)だった。

    王座奪取するも体重超過でタイトル放棄

     その後、IBFトップコンテンダーのリアム・ウォルシュ(英)と指名戦に臨むため敵地、英国へ。ペドラサ、ウォルシュとトップコンテンダー相手に圧勝。スーパーフェザー級で圧倒的な存在感を示していたが、2017年フランシスコ・フォンセカで体重超過の失態。しかも、再計量には応じず王座返上を選択したことで、大きな批判を浴びた。

     タイトルを放棄したが翌年2018年にヘスス・クエジャール(アルゼンチン)とWBA世界スーパーフェザー級王座決定戦が決定。体重超過の失態を犯しても罰金のみでペナるルティはなくチャンスが直ぐ回ってくることに疑問視する声も少なくなかった。

     当時、正規王者のポジションにはアルベルト・マチャド(プエルトリコ)が君臨してたが、WBA(世界ボクシング協会)はデービス対クエジャール戦をスーパー王座決定戦としてねじ込んだ。クエジャールを3回で仕留め王座返り咲きに成功したデービス。喫緊の課題はネームバリューた。

    マレス戦が決まったもの中止

     2019年2月米カリフォルニアで、メキシカンのアブネル・マレスとの対戦が決まっていたが、マレスが網膜剥離を患っていることが判明し急遽中止。ヒスパニック層に人気があるマレスとの決戦は勝てばネーム・バリューを上げる機会だった。

     代替選手として、フェザー級あがりのウーゴ・ルイス(メキシコ)が決まったもの、スピード、パワー、階級の違いもあり役不足感は否めなかった。


     序盤からトップギアにいれたデービス。ジャブをだしながらも強烈なプレッシャーでロープに追い込んだ。はやくも、後退するルイス、カウンターを狙う構えを見せるが、それをもろともせず、デービスは鋭い踏み込みからジャブ、ボディと上下に散らし有効打を浴びせた。最後は、コーナーに追い詰めワンツーからパワフルな右フックでダウン。レフェリーが試合を止めた。

    故郷ボルティモアで凱旋

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     この試合で100万ドル(約1億円)を稼いだデービスは、故郷のボルティモアに約6年ぶりに凱旋。相手は、リカルド・ヌネス(パナマ)に決まった。ウィリアム・ヒルのオッズはデービス50倍、ヌネス15倍。ヌネスはプロ通算24戦21勝19KO3敗という好成績だったが、デービスに傾いていたことは言及するまでもない。

     デービスにとって故郷凱旋となり勝つことはもちろん内容が問われる試合で次の大舞台の足がかりになる重要な一戦だった。
     
     ヌネスは、デービスの圧力に臆することなく前進した。デービスは、ヌネスの手数がとまるとステップインで入り左のパワーショット、いつものように上下にパンチを散らした。

     2回、序盤はおとなしかったデービスは戦略を変え一気に畳み掛けた。圧力を強め、クロスレンジで左フックの強打を顎に打ち込んだ。左フックでヌネスをグラつかせたデービスは、左右の強打を浴びせ左フック、アッパー、ふたたび左の強打を浴びせたところでレフェリーが試合を止めた。

     デービスの知名度は全米レベルではないにせよ故郷ボルティモアで行われた凱旋防衛戦の注目度は高かった。会場となったロイヤルファームズ・アリーナでは1万4686人の観客を動員しチケットはソールド・アウト。米検索大手グーグルのトレンド・キーワードにも登場した。

    ライト級でガンボアと対戦

     減量苦だったデービスはWBA世界スーパーフェザー級スーパー王座を返上。ライト級に進出することを表明した。私生活で素行の悪さが目に付くもの人気があれば、チャンスは直ぐに回ってくるのがプロ・ボクシングの世界だ。
     
     WBAライト級はWBC・WBO統一王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)がスーパー王座を保持していたが、WBA(世界ボクシング協会)は下位王座にあたる空位となっていたWBA世界ライト級王座をデービスとユリオルキス・ガンボア(キューバ)と争うよう命じた。

     デービスのライト級初戦。勝敗はもちろん問われるのは内容だった。12回で仕留めたが、38歳、全盛期を過ぎたガンボアに予想以上に苦戦を強いられた。スーパーフェザー級で猛威を奮ったデービスの姿はなく、スタミナ、パワー強化、ライト級適応の課題が露呈した。

     スピード、アジリティといったアドバンテージをもつデービス有利の見方が強かったが、ガンボアのパンチをもらい後半はスローダウンした。一方のガンボア、2回、左フックを貰いバランスを崩し倒れた際にアキレス腱を断裂。デービスのインパクトより劣勢だったガンボアのタフさが光った試合だった。

     デービスは、2020年7月時点の米リング誌ライト級ではトップ10圏外。ESPNでは4位の評価となっている。

    どちらにしてもメリットがある戦い

     両雄にとってこれ以上合理的な戦いはない。4階級制覇したサンタ・クルスの最終目標は殿堂入りだろう。だが、このまま勝ち星を量産しても殿堂入りは厳しいと言わざるを得ない。130ポンド(スーパーフェザー級)で評価の高かいデービスに勝てば評価は急上昇する。

     一方、デービスにとってサンタ・クルス戦は、知名度を上げる大きな機会で稼げる機会。地元ボルティモア、直近のガンボア戦で多くの観客を集めたデービスの商品価値が試される機会でもある。

     2人はメインカードとしてのPPV(ペイ・パー・ビュー)は初戦で30万件前後に収まる公算が高いが、デービスが持つファン・ベースとヒスパニックから大きな恩恵を受けるサンタ・クルスとのファイトはPPV(ペイ・パー・ビュー)の購買件数を押し上げるだろう。

     ただ、試合にあたり1つ不安なのがデービスが130ポンド(スーパーフェザー級リミット)を作れることができるだろうか。もし、デービスが計量に失敗した場合、WBA世界ライト級王座がかけられるのかどうか。

     PPV中継するShowtimeスティーブン・エスピノーザ氏は「彼はモチベーションがある。体重は問題にはならないだろう」と楽観視するが、デービスは過去に体重超過したことがあり、ウェイトを作ることができるか懸念される。

     もちろん、デービスがサンタ・クルス戦を130ポンドで同意したことは過去最高のビッグファイトでモチベーションが最高潮であることを裏付けるが、過去の体重超過や私生活の不安定さがメンタルに与える影響は軽視できない。そして、新型コロナウイルスの感染再拡大が続くなか、無事に挙行できるかも不安だ。選手が陽性となれば試合は中止となる。

    デービス対サンタ・クルス予想

     これまで、オッズが劣勢になったことのないサンタ・クルスだが、今回ばかりはアンダードッグだ。試合前のオッズでは無敗の若き王者ガーボンタ・デービスに傾いている。サンタ・クルスが勝てば大番狂わせだ。

     筆者はデービスの中盤KO勝ちだ。スピード、パワー、アジリティといった身体能力ではデービスが遥かに上。サンタ・クルスは安定感はあるものスーパーフェザー級ではパワー不足だ。4階級目となるフローレスとのスーパーフェザー級試運転ではインパクトと与えることは出来なかった。

     サンタ・クルスがどういった戦略をとるのか興味深い。得意の接近戦でのファイトはどうなるのか。下手に接近戦に持ち込みクロス・レンジとなればパワーショット、カウンターも上手いデービスの餌食になる可能性がある。かといって、ロングレンジでも踏み込みのはやいデービスと比較しても不利だ。

     サンタ・クルスは攻防の安定感があるが、デービスを追い込める武器が見当たらない。ましてや、デービスはこれまでフェザー級では自分と同等クラスの下から階級をあげたマレスやフランプトンとは違う。ナチュラルなスーパーフェザー級のデービスが相手だ。戦力で遥かに上回る相手にどう勝機を見出すのか。31歳全盛期のサンタ・クルスはキャリア最大の正念場を迎えることは間違いない。

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    コメント

    1. 土本彰吾 より:

      いつも興味深く、的確なコメントをありがとうございます。

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