“Is BigDramaShow back?”ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)が重要な一戦を迎える。来年には38歳になり、アスリートとして下降線をたどっていることは否定できない。そうした中で、ミドル級トップコンテンダーの1人セルゲイ・デレイビャンチェンコ(ウクライナ)相手にミドル級帝王だった頃の存在感を示すことができるかビッグ・テストになる。

 今回のゴロフキンの相手、セルゲイ・デレイビャンチェンコ(ウクライナ)は元ミドル級でトップ・クラスのミドル級の1人でゴロフキンにとって楽な相手ではないが、そこまで脅威となる相手だろうか。確かに、実力者の同門ゴロフキンと対戦経験のあるダニエル・ジェイコブス(米)相手に善戦したテクニシャンであるが、ゴロフキンの脅威となる、パワー、タフネス、メンタルといった十分なアビリティを保有しているだろうか。

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パワー、経験ではゴロフキンが有利

photo by:boxingscene

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 好戦的な2人だがパンチが交錯する展開になれば、ゴロフキン有利は動かない。KO率は85%を超えまともにパンチを貰えば立っていることは難しい。歴戦の勇者ゴロフキンが鬼の形相になれば追い込みは容赦ない。直近のロールス戦は頭上にパンチを打ち込み、相手が怯んだところに追い打ちの右ストレート、上下にパワーショットを散らし最後はサウスポー・スタンスからオーバー・ライトで相手を一発で沈めている。

 もちろん、デレイビャンチェンコはトップアマ仕込みの正攻法で高等スキルがあるが、ゴロフキンが警戒するようなパワー・ショットは備えてない。ミドル・レンジから攻勢に出て接近戦に持ち込むウクライナンは、小さいパンチを着実にコネクトしてポイント・メイクし、素早い出入りを使いゴロフキンのパワー・ショットを回避しなければ勝利は難しいだろう。

 ディフェンスにも細心の注意を払う必要がある。直近、ジャック・クルカイ戦での後半のような打ち合いを選択すれば、大きな危険を伴う。当然、ノックアウト狙いであるばリスクを伴う。どこまでリスクをテイクするのかゲーム・プランが興味深い。

 そして、ゴロフキンの最大の武器はジャブだ。決して早くないがジャブの名手でもあり、中間距離でもタフな相手をストップさせる威力がある。ディフェンスに定評があるカネロも2戦を通して、ゴロフキンのジャブに顎を跳ね上げられ追撃をストップさせられかなり苦労している。

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 ゴロフキンは、ロールス戦を見る限り新たに就任したジョナサン・バンクス氏とのチューニングがどこまで進んでいるかは別としても、言われているほど衰えは感じられなかった。依然としてゴロフキンの左右のパワー・ショットはどれも脅威であることは間違いない。

 攻撃能力に優れるゴロフキンはそこまでディフェンスは固いものではないが、デレイビャンチェンコがそこに付け入れる余裕があるかどうか。ミドル級屈指のスキル・セットを持つカネロでさえもゴロフキンの牙城を完全に崩すことは難しかった。


 タフネス面でもゴロフキンが有利だろう。もちろん、現時点でゴロフキンの耐久力に関してはロールス戦で明確になってない面もあるが、それはジェイコブスに善戦し1回にダウンを喫したデレイビャンチェンコも同じ。ただ、今戦はキャリア最大の戦いでモチベーションは最高潮であり最高のコンディションで臨んでくることは間違いない。ジョナサン・バンクス氏とタッグを組んだゴロフキンがどれだけブラッシュ・アップするかも注目したい。

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 ゴロフキンはアメリカでの成功を掴んだ。今後は、極東の村田諒太(帝拳)や英国でカラム・スミス(英)とのメガ・ファイトが視野に入る。対してデレイビャンチェンコは殆ど知られてなくゴロフキンに勝てば多くのものが手に入る。ベルトを手に入れれば北米最大勢力のPBCのリングでメインを務めることは間違いない。筆者はゴロフキンKO勝ち予想をしている。

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