ワイルダー対フューリー2米英ヘビー級屈指の2人が戦うリマッチは、近年米国で行われるヘビー級の一戦では間違いなく最大規模になる。リマッチは両陣営で大筋合意。2020年2月22日、米ネバダ州ラスベガスにあるMGM系列のアリーナが有力視されている。
 
 TopRank(米有力プロモーター)と契約したフューリー、ワイルダーと即時再戦に応じなかったのは正しい決断だった。もともと、2人の再戦はフューリーをプロモートするフランク・ウォーレン氏とPBCと契約するShowtime(米ケーブルTV局)の間で交渉が進められていたが、突如フューリーがPBCと対立するTopRankと契約したことで、暗雲が立ち込めたのである。

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ボブ・アラム氏の思惑

photo by:boxingscene


 フューリーがTopRankと契約を結んだことで交渉は複雑になった。即時リマッチを行いたいPBCと、再戦を先送りにしたいTopRankボブ・アラム氏、両陣営の間で意向のずれが生じTV局の問題もあり交渉のハードルが上がった。

 TopRankは、PBCやDAZN(ダ・ゾーン)といった新勢力にマッチメークで苦戦を強いられているが、選手をプロモートし商品価値を最大化するプロセスに至っては誰よりも長けていることは言うまでもない。

 第1戦は、ShowtimeでPPV(ペイ・パー・ビュー)配信されたが、結果は32万5000件とヘビー級屈指の強豪が戦うにしては低調に終わった。もちろん、ワイルダー、フューリーはこれがPPVデビュー戦ということを考えれば決して低い数値ではないが、思った以上に結果はでなかった。

 もちろん、ボクシング人気が低迷している北米マーケットということも理由として考えられるが、プロモーションが不十分だったと指摘する声も少なくない。アラム氏は、ワイルダーとの再戦は、フューリーを米国で数戦して売出しからマッチメークしたほうが即時再戦するよりも合理的だと考えていたのだろう。

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ワイルダー対フューリー再戦は来年2月

 「クリスマス前に発表できると思う。来年、2月22日に合意に向け話が進められている」。ボブ・アラム氏は、ワイルダー陣営のPBC幹部と近く会談すると話している。

 ワイルダーのマネージャー・フィンケル氏は「開催地については12月に決まる。日付は22日だ。開催地については完全に決まってないが、それについて心配することはない。我々は記者会見、公式アナウンスをいつ行うか話しあい近いうちに決定する」。と述べている。

 「MGMはビッグ・ファイトが好きなことに言及するまでもない」ボブ・アラム氏は、2月22日米ラスベガスにあるMGM系列の会場で行うことを示唆。ワイルダーと契約するPBCは、米東海岸にある新たな拠点となっているバークレイズ・センターと提携関係にあるが、招致にはMGMが動き、MGMグランドガーデン、T-Mobileアリーナが有力視されることは間違いない。

 そして、興味深いのがPBCと新契約を結んだ米地上波FOXと、ESPN(米スポーツチャンネル)共同でPPV(ペイ・パー・ビュー)配信することが大方の見方で、あれだけワイルダーを長期サポートしたShowtimeが関与しないことだ。

 長期に渡りワイルダーに投資してきたShowtimeはなぜ中継に乗り出さなかったのか。もしくは乗り出せない理由があったのか定かではないが、Showtimeの存在感は弱まっている。最近では、PBCの話題にあがるカードは殆どFOXが独占している状態だ。Showtimeは制作コストが高いという話もあり、2020年以降Showtimeがボクシング中継を続けるかどうかにも注目したい。

(Via:ESPN

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