カネロ、ジョシュア、ガルシアDAZN12月ボクシングの見どころを紹介

 新型コロナウイルス(COVID19)感染拡大の影響で停滞していたDAZN(ダ・ゾーン)が2020年12月から本格稼働する。今回はDAZNのカードから12月、1月の注目カード、アンソニー・ジョシュア(英)対クブラト・プレフ(ブルガリア)、カネロ(メキシコ)対カラム・スミス(英)、ライアン・ガルシア(米)対ルーク・キャンベル(英)戦の見どころを簡単に紹介する。

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12月12日 ジョシュア対プレフ

クブラト・プレフ

国籍 ブルガリア
身長 194cm
リーチ 202cm
プロ戦績 29戦28勝14KO1敗(1KO)

アンソニー・ジョシュア
WBA・WBO・IBF世界統一ヘビー級王者

国籍 英国
身長 198cm
リーチ 208cm
プロ戦績 24戦23勝21KO1敗1KO

 もともと、IBF(国際ボクシング連盟)1位指名挑戦者のポジションにいたプレフは、アンソニー・ジョシュア戦が2017年10月、英国カーディフにあるラグビーやサッカーのウェールズの本拠地、およそ78,000人収容できるミレニアム・スタジアムにセットされたが怪我により流れていた。

 世界の新型コロナウイルスの感染者数は6000万人を突破。世界規模で感染が再拡大するなか、英国にある伝統的な会場O2アリーナでパンデミック以来、はじめて有観客メジャー・ファイトとして挙行される。

 欧州で再拡大し英国も再ロックダウン(都市封鎖)したが、12月2日にロックダウンは解除される。

 世界選手権、北京五輪にも出場したプレフはトップアマ。唯一の敗北は2014年11月、ウラジミール・クリチコに敗れたもの。その後、デレック・チゾラ(英)に勝ちEBUヘビー級タイトルを獲得。サミュエル・ピーター、ケビン・ジョンソンに勝利。ヒューイ・フューリーに判定勝ちしIBFヘビー級挑戦権を獲得した。

 プレフといえば、セクハラ騒動だ。トップランク社と契約を結び米カリフォリニアで挙行されたボグダン・ディヌとのデビュー戦で7回KO勝ちしたが、どういうわけかプレフは、試合後のインタビューで女性リポーターの顔を引き寄せキスをした。

 その後、プレフはカリフォルニア州を管轄するコミッションに250万ドル(約270万円)の罰金を言い渡され、コミッションによる公聴会でセクシャルハラスメント防止の講習を命じられた。その後、7月にコミッションからライセンス再交付が認められている。

 アンソニー・ジョシュア、英国ボクシング界の象徴といえばこの男だ。2021年、WBC世界ヘビー級王者タイソン・フューリー(英)とのメガ・ファイトの行方に注目が集まるが、思い起こさせるのがアンディ・ルイス(米)に敗戦を喫した一戦だ。

 ジョシュアは、中東サウジアラビアでアンディ・ルイスに勝ちリベンジに成功したが、このままの勢力を維持できるかどうか。失敗すれば、タイソン・フューリーとのメガファイトは霧散する。

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12月18日 ゴロフキン対シェルメタ

カミユ・シェルメタ

国籍 ポーランド
身長 176cm
プロ戦績: 21戦全勝5KO 23%

ゲンナディ・ゴロフキン
IBF世界ミドル級王者

国籍 カザフスタン
身長 179cm
リーチ 178cm

プロ戦績 42戦40勝35KO1敗1分 KO率83%

プレビュー記事: ゴロフキン12月18日カミユ・シェルメタとIBF指名防衛戦が決定

 新型コロナウイルス(COVID-19)で遅延していたIBF指名挑戦者カミユ・シェルメタ(ポーランド)戦がようやく正式発表された。新型コロナで大きな打撃を負ったDAZNは、ゴロフキンに対し報酬減額を求め新たな契約を結んだ。詳細は明らかになってないが、ゴロフキンはDAZNと6戦1億ドル(ストック・オプション含む)、1試合1500万ドルから減額を求めていた。

 38歳となったゴロフキン。直近のセルゲイ・デレイビャンチェンコ(ウクライナ)で体調不良が報じられているものスピード、反射神経、衰えは顕著にあらわれている。歴戦のダメージもあるだろう。米リング誌ミドル級の格付けで1位と評価されているがトップクラスの実力者かは疑問。そういった意味でもアンダードッグのシェルメタ戦で問われるのは勝ち方だ。

 「ポーランドで待つ家族のために世界タイトルを獲得する。ゴロフキンは歴代のミドル級王者でも最高の1人だとおもうけど。そろそろ世代交代の時期だ」。シェルメタがゴロフキンに勝てば、ポーランド人初のミドル級王者誕生となる。

 シェルメタは、プロ戦績21戦全勝5KO。全勝レコードを誇るがゴロフキン戦がはじめての強豪となる。ゴロフキンは急速に衰えているが、ゴロフキン有利の見方は多くシェルメタはアンダードッグ。直近5試合のうち判定が3試合。映像を見る限りゴロフキンの脅威となるスピード、パワーは兼ね備えてないが、正面突破をはかれば面白い展開になるかもしれない。

12月19日 カネロ対スミス

カラム・スミス

WBA世界スーパーミドル級スーパー王者

国籍 英国
身長 191cm
リーチ 198cm
プロ戦績 27戦全勝19KO KO率70%

サウル・”カネロ”・アルバレス

WBA世界ミドル級スーパー王者
WBA世界スーパーミドル級王者(レギュラー王者)

国籍 メキシコ
身長 173cm
リーチ 179cm
プロ戦績 56戦53勝36KO1敗2分 KO率64%

プレビュー記事:
カネロ12月19日カラム・スミス戦が決定DAZNに戻った理由は

 GBP、DAZNとの和解が成立。開放されたカネロの1戦目の相手として、WBA世界スーパーミドル級王者カラム・スミス(英)はハードな相手であることは間違いない。

 FAとなったカネロは、IBF世界スーパーミドル級王者カレブ・プラント(米)戦の交渉が具体化したが契約は成立しなかった。PPV(ペイ・パー・ビュー)のプロモーションズ期間が充分にとれなかったことが成立しなかったという見方が殆ど。

 カネロにとってカラム・スミスをピックアップした意味は大きい。スミスはスーパーミドル級でも評価は高い。そして、カネロが保持しているWBAはセカンダリー王座で統一すればはれてWBAスーパーミドル級王者となれる。

 一方、スミスの評価は割れている。WBSS(ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ)で優勝したもの懸けられたタイトルはWBA(世界ボクシング協会)のみ。直近、ジョン・ライダー(英)に苦戦を強いられたこともマイナス材料だ。サイズの違いはあるが、接近戦で高い戦力を誇るカネロが有利になる見方も多い。

 何れにせよ、カネロ、スミスともに30歳と全盛期。2人とも好戦的ボクサーであり好試合が予想できる。スミスにとってこのテキサスは兄の敵討ちだが、それ以上にカネロに勝つことの意味は大きい。カネロは勝てばIBFスーパーミドル級王者カレブ・プラントやミドル級でのオプション、ゴロフキン、ジャーモール・チャーロ、村田諒太が視野に入ってくる。

2021年1月2日 ライアン・ガルシア対キャンベル

ルーク・キャンベル

国籍 英国
身長 175cm
リーチ 180cm
プロ戦績 23戦20勝16KO3敗

ライアン・ガルシア

国籍 米国
身長 178cm
リーチ 178cm
プロ戦績 20戦全勝17KO 85%

プレビュー記事:
ライアン・ガルシア対ルーク・キャンベル戦が合意キャンベルの戦績は

 ライアン・ガルシアのステップ・アップ戦の位置づけとなる戦い。勝てば2021年、WBC世界ライト級王者デビン・ヘイニー(米)との王座統一戦が設けられる。
 
 プロ20戦全勝、中堅クラスのフランシスコ・フォンセカ、ロメロ・デュノにノックアウト勝ちしてきたが、キャンベルはこれまでの対戦相手と比較するとキャリアはあつくガルシアにとって大きなテストになる。

 キャンベルは、2011年世界選手権で銀メダル、2012年ロンドン五輪で金メダルを獲得したアマ・エリートだ。プロでの3敗はイヴァン・メンディ、ホルヘ・リナレス、ワシル・ロマチェンコと強豪のみ。リナレスに負けタイトル奪取に失敗したが、粘り強く待ちロマチェンコへの挑戦を獲得した。ガルシアに勝てばヘイニー戦が確約される。ヘイニーはディフェンシブでやり難い相手となるがテクニシャン同士の興味深い一戦いなるだろう。

 まだ、中堅クラス相手にしか勝ってないとはいえガルシアの力は本物だろうが、最終試験だ。サイズに恵まれライト級では、スピード、パワーも高いレベルにある。反射神経もよく距離をとり最適なタイミングでカウンター・パンチも打てる。

 米西海岸でも知名度があるガルシアはライト級で次期スター候補。まだノックアウト負けしたことがないキャンベルにどう勝つのか。印象的なパフォーマンスをしめせば正規王者デヴィン・ヘイニー(米)との無敗対決は盛り上がる一戦になることは間違いない。

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