【結果】カール・フランプトン対ダーレン・トレイナー今後はどうなるのか占う

 2020年8月15日、英ロンドンでカール・フラプトン(英)がダーレン・トレイナー(英)に7回TKO勝ちを収めWBO世界スーパーフェザー級王者ジャーメル・ヘリング(米)へのタイトル挑戦に一歩近づいた。3階級目のタイトル挑戦は早ければ2020年内に実現できるかもしれない。

 勝ったフランプトンはプロ通算30戦28勝16KO2敗、ダーレン・トレイナーは20戦16勝7KO4敗(3KO)とした。

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フランプトンはタイトル戦前の調整試合

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 フランプトンにとって良い休息期間になったことは間違いない。怪我で手術をしたフランプトンは約9ヶ月ぶりのリング、今戦はタイトル挑戦目前の錆落としだった。
  
 2019年11月、スーパーフェザー級デビュー戦でテイラー・マクレアリーに判定勝ちを収めたが、試合後に出術を受けている。試合前、ホテルのロビーで事故にあい左手小指を骨折したことで試合は11月に延期。しかし、試合で同じ箇所を再び骨折。右手中指の骨折も判明し手術を受けていた。

 スーパーフェザー級転向の第2戦はバフラム・バルダニャン(アルメニア)が相手に決まっていたが、バルダニャンはラトビアから渡航問題でビザが下りず英国行きを断念。急遽、対戦相手がダーレン・トレイナー(英)に変更となった。

フランプトンが完勝

 フランプトン、体重はキャリアで一番重い134.5ポンドだったが、スピードの落ち込みはなく軽快に見えた。体格的なアドバンテージがあるものキャリアの差は大きかった。33歳のフランプトン、9ヶ月のブランクはパフォーマンスに影響が懸念されたが心配は無用だった。

 相手のトレイナーはライト級の選手。体格差は持ち前のスピードと高等テクニックで埋めた。フットワークを使い、相手のパンチはステップ・バック、スウェーで交わし、ジャブを打ち、打ち終わりに正確なフック、ワンツーを叩き込み主導権を渡さなかった。

 ESPNのパンチ集計によると、フランプトンは291発中90発(31%)、トレイナーは363発中62発(17%)と手数で上回ったが的中率で大きな差がついた。

 少しずつ感を取り戻していったフランプトンは2回に左フックをクリーン・ヒット。打ちおわりには頭の位置、サイドへポジションを変え打たれ難い状況を上手く作りペースを完全に掌握した。

 だが、フェザー級から上げきたフランプトンのパワー・レスは目立った。パンチは正確だがヘッド・ショットはトレイナーに深刻なダメージを与えることが出来ずフィニッシュの持ち込み方は課題だった。

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 フランプトンの支配するラウンドが続き6回、序盤にボディが効いたかトレイナーは減速し後退。終了間際フランプトンの左右のボディが刺さりダウン。7回、左にヘッドスリップしたフランプトンはそのまま左ボディを突き刺すとトレイナーは堪らず右手を挙げ白旗。レフェリーが試合を止めた。

フランプトン次戦はジャーメル・ヘリング戦か


 錆落としがおわったフランプトン。ミッションは3階級目となるスーパーフェザー級のタイトル挑戦だ。3階級制覇を達成すればアイリッシュ初の快挙となる。

 契約するトップランク社(米有力プロモーター)ボブ・アラム氏は、トップランク傘下でWBC、WBOの2団体王座統一戦を画策している。フランプトンは、9月5日に行われるWBO世界スーパーフェザー級王者ジャーメル・ヘリング(米)/23戦21勝10KO2敗(1KO)対ジョナサン・オケンド(プエルトリコ)/37戦31勝19KO6敗(2KO)の勝者へ挑戦することが大筋合意。はやければ2020年内、WBC、WBO2団体統一戦は2021年のシナリオだろう。

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