カネロ12月19日カラム・スミス戦が決定DAZNに戻った理由は

 カネロは2020年12月19日、米テキサスでWBA世界スーパーミドル級スーパー王者カラム・スミス(英)と対戦することが正式に決定。テキサス開催は決まっているもの会場は未定、DAZN(ダ・ゾーン)が中継する。

 IBF王者カレブ・プラント(米)戦が具体化するもPPV(ペイ・パー・ビュー)のプロモーション期間がなく破断した。とはいえ、完全に消滅したわけではなく2021年以降、再び交渉テーブルに戻ってくる可能性は高い。

 今戦はWBA王座の他に、空位のWBC世界スーパーミドル級王座も懸けられる可能性がある。カラム・スミスが戦う意味。カネロがDAZNに舞い戻った理由を探る。

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カネロはインスタグラムで公式発表

 カネロは契約していたGBP(ゴールデンボーイ・プロモーションズ)を離脱。プロモーターとして新たにスタートきりカラム・スミスとの対戦は自身のインスタグラムで発表した。

 2020年後半、興行規模では最大級のイベントとなる。両雄にとってこれいじょう合理的な戦いはなかった。年齢はともに30歳とピーク。好戦的な両者のファイト・スタイルは間違いなく噛み合う。

カラム・スミスにとってどんな戦いなのか

source by:The Ring

カラム・スミス
国籍 英国
身長 191cm
リーチ 198cm
スタイル オーソドックス

米リング誌 スーパーミドル級王座
ESPN 1位

プロ戦績 27戦全勝19KO KO率 70%
WBA世界スーパーミドル級スーパー王者

 スーパーミドル級で評価は高いが本当にそうなのか。ジョン・ライダー(英)に大苦戦したことでスミスの評価は揺らいでいる。

 そういった意味でPFP最高位に君臨するカネロ戦に臨む意味は大きい。カネロはスーパーミドル級ではWBAセカンダリー王座ながら、全階級を通じてスピード、パワー、ディフェンス、タフネスはハイレベルであることはすでに証明されている。

 スミスはWBSS(ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ)で優勝したとはいえWBA王座のみ。ライバルも多く、スーパーミドル級では圧倒的な存在感を示すまでには至っていない。


 階級には評価が急上昇中のIBF(国際ボクシング連盟)ホルダーのカレブ・プラント(米)やノンタイトルホルダーで評価の高いデビッド・ベナビデス(米)が君臨。米メジャー誌では高ランクにポジションされるが、後ろから追い上げられる立場となっている。

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カネロはGBPを離脱

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 カネロはGBP(ゴールデンボーイ・プロモーションズ)、DAZNと法廷闘争が解決したばかり、なぜDAZNに戻ったのか。

 カネロは契約するGBP、DAZNを相手取り訴訟を起こしたが、3社間で和解が成立。DAZNに舞い戻ったことで驚いたファンも多いだろう。問題になったのはカネロとDAZNのあいだの契約が単独契約ではなかったこと。新型コロナウイルスが蔓延しDAZNの経済状況が変わったことが大きい。

 カネロはDAZNと10戦3億6500万ドルのスポーツ史上最大の契約を結んだが、実際には単独契約ではなくGBPがDAZNと契約を交わした時の一部。対戦相手の承認をめぐりカネロ、DAZN、GBPの関係に亀裂が入り始めていた。

 根本原因は明らかになってないもの、仲介役だったGBPがネックとなった可能性は極めて高い。GBPは、カネロとセルゲイ・デレビャンチェンコ(ウクライナ)のマッチメークに失敗しカネロはIBF王座を剥奪された。

 すでに、GBPの舵取りをするオスカー・デ・ラ・ホーヤ氏とは弁護士を通じて会話するまで関係は冷え切っていたカネロは、GBPに対し不信感を募らせていた。米メディアによると、GBPはカネロの同意なく、DAZNとゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)との3部作目に合意したという。

 DAZNは、GBPと同意したゴロフキン3が実現しないことでフラストレーションが溜まっていたことは間違いない。DAZNはジェイコブス、コバレフは何れも「我々の求めるプレミアムな対戦相手ではない」と強調。新規購読者獲得にはカジュアル・ファン層に知られるビッグ・ネーム、ゴロフキンとの3部作目実現が急務だった。

 そして、カネロはGBP、DAZNを相手取り契約違反を主張し法廷闘争となった。

カネロはDAZNに戻ってくる可能性はあった

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 カネロはGBPを去ったが、DAZNとふたたび協業するシナリオはあった。フリー・エージェントとなったカネロはプロモーターと契約せず他のプロモーターと共同プロモートする姿勢を示していた。

 カネロがDAZNでふたたび戦う可能性は充分あった。カネロ戦を獲得に成功したのがDAZNと提携するマッチルーム・ボクシングだった。カネロはとマッチルームの契約は長期契約ではなく単戦限りの契約。マッチルーム率いるエディ・ハーン氏は、カネロ陣営とも良好な関係を築いている。

 傘下に収めるカネロ・チームのフリオ・セサール・マルチネス(メキシコ)はGBPではなくマッチルームと契約を結んでいる。そして、マッチルームはカネロが求める相手、カラム・スミスやビリー・ジョー・サンダースと契約。エディ・ハーン氏は出し惜しみなく最高のカードを提供することも合意に向けてのプラス材料だった。

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