デラ・ホーヤ、カネロとの関係は改善したと主張

 オスカー・デ・ラ・ホーヤは「私とカネロは素晴らしい関係にある。全てが順調だ」関係が悪化した契約するサウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)との関係が改善したと主張している。デラ・ホーヤとカネロの不仲説は以前から噂されていた。カネロはGBPと良好な関係を築いてたが不仲説が囁かれるようになり2019年両者の関係悪化が浮き彫りとなりカネロのデラ・ホーヤに対する忠誠心は大きく揺らいでいる。

 カネロは、GBPに対して強い忠誠心を持っていた。2015年、GBPはアル・ヘイモン氏の息のかかるプロモーションの権利を放棄。GBPが放棄した理由は、オスカー・デ・ラ・ホーヤ氏とリチャード・シェイファー氏の和解条件の1つだと報じられている。稼ぎ頭のキース・サーマン(米)、マルコス・マイダナ(アルゼンチン)、ダニー・ガルシア(米)を失ったがカネロはGBPに残留を決めその後、米プレミアムケーブルTV局HBOと独占契約を結び両者の関係は良好に見えた。

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カネロはIBF王座を剥奪

photo by:boxingscene

 カネロはGBPに対し不信感を強めていた。2019年9月メキシコの独立記念日の週にセルゲイ・コバレフ(ロシア)との対戦を望みGBPが交渉に動いたが、報酬をめぐり交渉が難航し破断。次の交渉も失敗に終わりIBF王座を剥奪される事態となり不満を示していた。

 9月メキシコの独立記念日が事実上不可能となったカネロ陣営は、IBF(国際ボクシング連盟)が命じたミドル級1位セルゲイ・デレイビャンチェンコ(ウクライナ)戦の交渉に臨んだが失敗に終わっている。

 これまで、北米最大級の商品価値を誇るカネロ陣営は交渉に有利だったが、最近では足元を見られ報酬を釣り上げられ、交渉は難航している。

 GBPがデレイビャンチェンコ戦の交渉は難なく締結するだろうと軽視していたことは間違いない。交渉は長期化し報酬面で締結できずIBFと合意した最終期限までに間に合わずカネロはIBFの王座を失った。これだけならまだ良かったが、IBFの交渉についてカネロは何も知らなかったという。

 「デラ・ホーヤは忠誠心がないことがわかる。彼はキャリアのなかで何度もトレーナーを変更している。それが彼のやりかたなんだ」
 その後、GBPはなんとかコバレフ戦をまとめたが、記者会見で両者の間に亀裂がはいったことは明白だった。デラ・ホーヤとカネロは一度も視線を合わせず、デラ・ホーヤ氏は記者らにゴロフキンとの3部作目について前向きな発言を示すも、カネロは3部作目を完全否定。両者の足並みはそろわず関係悪化は急速に進んだ。

今後はどうなるのか

 デラ・ホーヤ氏は関係が改善したと主張しているが、今後カネロがGBPとの契約を見直す可能性は十分ある。カネロは今やボクシング界のスターだ。GBPとの契約に固執する必要はない。ネット配信大手のDAZN(ダ・ゾーン)と独占契約を結び集客力は現役ボクサーのなかでは最大級で盤石な基盤を持っている。

 GBPを離脱した場合、DAZNと協力するマッチルーム・ボクシングと共同プロモートする契約や、自身のカネロ・プロモーションズで興行は問題なく進めることができる。カネロがビッグネームとなった今そこまでGBPに依存する理由は見当たらない。

 カネロの次戦は9月に予定されている。米国では都市封鎖を段階的に解除し行動規制が緩められているが、年内に大規模イベントが挙行できるかは不透明感が漂う。行動規制を緩めた場合、新型コロナウイルスの第2波を警戒する声も少なくない。
 
 大規模イベント開催の具体的なガイドラインはないが、殆どの人が抗体を持ち、ワクチンが開発され十分に供給できるレベルに達するまでは安全面を考えると難しいと言わざるを得ない。カネロは無観客試合をする必要がでてくるかもしれない。

(Via:boxingscene

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