”死者の日”交渉の行方に注目が集まっていたサウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)/55戦52勝(35KO)1敗2分と、WBO世界ライトヘビー級王者セルゲイ・コバレフ(ロシア)/38戦34勝(29KO)3敗(2KO)1分戦が大筋合意。来週にも正式発表される見通しであることが分かった。決まれば、カネロは4階級制覇を懸けた大きな挑戦になる。

 「いくつかのオプションがあったけど、最終段階でまもなく正式発表できるとおもう」一時は不仲説も浮上したカネロをプロモートするゴールデンボーイ・プロモーションズ(GBP)オスカー・デ・ラ・ホーヤ氏は、具体的な対戦相手の明言は避けたが、近いうちカネロの次戦を発表することを示唆している。

 11月2日米ネバダ州ラスベガスにあるT-Mobileアリーナが有力視されているが、同日はNFLベガス・ゴールデン・ナイツの試合が同会場で予定されている為、MGMプロパティのMGMグランドガーデン・アリーナに会場が変更となる可能性がある。

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カネロ対コバレフはキャッチウェイトか?!

photo by:boxingscene


 対コバレフ戦で気になるのは契約ウェイトだろう。カネロはコット戦で、コットがWBCの承認料支払いを拒みミドル級王座を剥奪され、コットに勝ったカネロはWBCの変則ルールのもとミドル級王座を獲得したが、ミドル級リミット(160ポンド)を下回るカネロ・ウェイト(155ポンド)でタイトルを防衛。ゴロフキン戦を155ポンドで要求したこともあり、大きな批判を受けていた。

 米メディアによれば、対コバレフ戦はキャッチ・ウェイトではなく175ポンド(ライトヘビー級リミット)で行われる可能性が高いという。もし、キャッチ・ウェイトでコバレフに勝ったとしても、36歳落ち目のコバレフ相手に好条件を掲示して、人気者カネロ有利な契約を締結させた戦いだったと批判されるのが落ちで、反響は大きいものになりかねない。

 ダニエル・ジェイコブス(米)戦のように契約に当日計量が盛り込まれるかは不明。ただ、170ポンド以上でリングにあがった例もあるカネロだが、身長で11cm、リーチ5cm、もちろん骨格も違い体格差はかなり大きく、基本的にWBOは他団体のIBF(国際ボクシング連盟)のように当日計量が設けられることはないが、契約にリミットから10ポンド以上の増加禁止など当日計量が盛り込まれる可能性は十分ある。

 ヤードとの指名戦は苦しかったコバレフ。マネージャーのクリマス氏、バリー・マクガード氏はすでにカネロ戦にゴー・サインをだしている。しかし、コバレフは、ヤード戦から2ヶ月も準備期間はなく、休む時間もない。階級差は有利に働くが、ウォード再戦以降、メンタル面、コンディショニングは不安視される。もっとも、10万ドル以上のキャリア最高額を受け取るコバレフは、多少リスクをテイクしてもこの機械化を逃すまいと判断したのだろう。

 もちろん、175ポンドになり大きなチャレンジをするメキシカンの象徴カネロも大きなリスクを背負う。カネロのディフェンスは毎試合、関心するほどレベル・アップを重ねているが、相手はナチュラルなライトヘビー級のパンチャーのコバレフ。体格的にはスーパーミドル級で戦ったフィールディングに近いが、一発でもクリーン・ヒットを貰えれば、形勢が逆転する可能性は高い。
 
 もちろん、ソースの信憑性を含め、実際にどこまで交渉が詰められているか不明。正式契約に向けコバレフ陣営の報酬条件など懸念されることは多く、正式発表まで予断を許さない状況にかわりはないが、交渉が再開されてからこれまで、進展がリークされてこなかったのは交渉が順調に進んでいる可能性は高い。おそらく発表はGBPがイベントを行う米国現地時間9月13日あたりだろう。

(Via:boxingscene

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