やはり、メジャー4団体を統一する気なのだろうか。保持するIBF王座を手放すとみられていたミドル級3団体WBA・WBC・IBFを統一するカネロがIBF同級1位セルゲイ・デレイビャンチェンコ(ウクライナ)/14戦13勝10KO1敗との指名戦に応じる公算が高いことが分かった。

 米ESPNシニア・ライターのダン・レイフィール氏によれば現地時間23日、IBF(国際ボクシング連盟)の本部がある米ニュージャージー州スプリングフィールドで実施予定だったWBA・WBC・IBF世界ミドル級統一王者サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)とIBF同級1位セルゲイ・デレイビャンチェンコの入札は26日まで延期となった。

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カネロ、デレイビャンチェンコ戦は10月か11月

photo by:boxingscene

 デレイビャンチェンコをマネージメントするキース・コノリー氏は「カネロはIBFのタイトルを明け渡す気はないのかもしれない。正式なオファーを受領すればアル・ヘイモン氏と協議する。合意に達しなければゴロフキンとベルトを争うことになるし、それはそれでハッピーだよ」と述べている。

 IBFは指名戦に応じないカネロの王座を剥奪する意向を示し、同級1位セルゲイ・デレイビャンチェンコと同級3位ゲンナディ・ゴロフキンとの間で空位の王座決定戦をを命じる方針であることを示していた。カネロとデレイビャンチェンコ戦の交渉が進んでいることを受け入札延期を発表。デレイビャンチェンコをプロモートするルー・ディベラ氏は、10月か11月開催に向け交渉を進めていることを明かした。

 2019年5月、IBF世界ミドル級王者ダニエル・ジェイコブス(米)を判定で下したカネロは、IBFから同級1位デレイビャンチェンコとの指名戦を義務付けられていた。カネロは、指名戦を回避することも可能だったがIBFに指名戦回避の申請をしていなかったことで、IBF王座を返上する見方が強かった。

 カネロは、9月のメキシコの独立記念日の週末に試合を予定していたが中止となっている。DAZNは、カネロ陣営に対してゲンナディ・ゴロフキンとの3部作目をプッシュしたが、カネロは同意しなかった。

 新規ユーザを獲得したいDAZNは、カネロ陣営と話し合いゴロフキンの他、WBO世界ライトヘビー級王者セルゲイ・コバレフ(ロシア)戦を承認し交渉が進められたが、コバレフはヤードとの指名戦が合意していることで、待機料の支払いなど金額でまとめることができず、試合が中止となることがカネロをプロモートするゴールデンボーイ・プロモーションズ(GBP)から正式に通達された。

 デレイビャンチェンコは、アマでは400戦以上、2007年世界選手権で銅メダルを獲得、2008年北京五輪に出場した経験を持つトップアマ。米リング誌ミドル級ランキングでは村田諒太の次点となる6位にランク。ダニエル・ジェイコブス(米)とIBF世界ミドル級王座決定戦を争い敗れたが内容は接戦だった。

 デレイビャンチェンコは、米ニューヨークに在住しているが知名度は低い。合意するにはカネロと契約するDAZN(ダ・ゾーン)が承認する必要があるが、苦労して獲得したIBF王座を手放すより、11月か12月に米ニューヨーク開催でまとめ、2020年5月にセルゲイ・コバレフや、WBA世界スーパーミドル級王者カラム・スミス(英)とのビッグ・ファイトを行うシナリオは十分考えられる。

(Via:boxingscene

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