近代ボクシング発祥の地英国、伝統的な階級でもあるスーパーミドル級で存在感を示しているボクサーといえば、WBA世界スーパーミドル級スーパー王者カラム・スミス(英)/26戦全勝19KOだ。村田と戦ったアッサン・エンダム(フランス)を3回で粉砕したスミス次戦は11月23日、地元英リバプールにあるM&Sバンク・アリーナで計画されている。将来的にカネロとの対戦はあるのだろうか。

 スミスはマッチルーム・ボクシング率いるエディ・ハーン氏と契約を結んでいるが、スミスのトレーナーのジョー・ギャラガー氏は「他のプロモーターから関心も多く集めている。エディ・ハーン氏のオファーを待っているが、片方の足は外にだしている」と他のプロモーターからのオファーがあることを示唆している。

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 具体的なプロモーター名については言及しなかったもの、ギャラガー氏はスミスが、エディ・ハーン氏と対立するPBC(プレミア・ボクシング・チャンピオンズ)、トップランクと契約するビッグネームとの対戦を臨んでいるという。

カラム・スミスの候補は?

photo by:boxingscene


 大物アドバイザーPBCを指揮するヘイモン傘下には、2人の王者がいる。ウスカテギを番狂わせで下しIBF王座を獲得し、幼い娘を亡くしたバック・グランドを持つIBF世界Sミドル級王者カレブ・プラント(米)、ガンを克服して2度目のタイトル獲得に成功したWBC王者アンソニー・ディレル(米)は、最年少王者となったがドーピング違反で休養王者にスライドされたデビッド・ベナビデス(米)と初防衛戦を行うことが決まっている。

 トップランク社は、ライトヘビー級にWBCタイトル王者でリネラル王者オレクサンドル・グウォジク(ウクライナ)は、同級IBF王者アルツール・ベテルビエフ(ロシア)との統一戦が決定。WBO王者セルゲイ・コバレフ(ロシア)はカネロとのビッグ・ファイトの交渉が進められ11月2日に合意する可能性が極めて高い。トップコンテンダーにはスーパーミドル級から階級を上げたヒルベルト・ラミレス(メキシコ)が控えている。

 一時は、殆ど無名だったスミス。WBSSは結果として1つのタイトルとなり、他団体王者には実力者が集いWBSS優勝を果たしたが階級最強とはいい難いがスーパーミドル級で実力者といって間違いない。同胞ロッキー・フィールディングを破り知名度をあげたところで、WBSS(ワールドボクシング・スーパーシリーズ)参戦を表明、ジョージ・グローブスを破りWBSSスーパーミドル級で優勝を果たしている。

 その後、米ニューヨークの殿堂MSGでオファーがあれば世界中でファイトする”ジャーニーマン”のアッサン・エンダム(フランス)を初回で粉砕している。順当にかんがえれば、リバプールでビッグ・ファイトがうてるのは同胞WBO王者ビリー・ジョー・サンダース(英)だが、WBA(世界ボクシング協会)は同級1位ジョン・ライダー(英)との指名戦を命じており、指名戦となる可能性も高まっている。

スミス対カネロは実現するのか?!

 スミスが望むのは、DAZNと契約する元統一王者ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)や北米最大のビッグネームとなったカネロとの対戦だ。しかし、両者とも人気物で多方面からオファーがある。少なくても年内の実現は難しい。ただ、ライトヘビー級に参戦してコバレフの王座を狙うカネロと近い将来、英国でビッグ・ファイトが成立する可能性はある。

 もちろん、まだカネロはコバレフ戦が正式決定したわけではない。仮の話しになるがカネロは来年2020年5月にもゴロフキンとの3部作目が有力視されるがライトヘビー級に階級を上げ、ミドル級に戻ることは体への負担も大きく現実的ではない。ゴロフキンとの3部作目を拒否する姿勢は、コバレフ戦をクリアしても変わらなだろう。

 そうなると、ライトヘビー級からスーパーミドル級に下げ英国でカラム・スミスとのメガ・ファイトが視野に入ってくる。カネロがWBA世界スーパーミドル級セカンド・タイトルを獲得したのは複数階級制覇が目的ではなく、こういったオプションを実現可能にすることにある。ボクシング人気がある英国でカネロ対スミスが決まれば、O2アリーナは満杯、ウェンブリー・スタジアムであれば、米ラスベガスT-Mobileアリーナ並のゲート収益も期待できる。

 そして、スミスに勝てばスーパーウェルター、ミドル、Sミドル、ライトヘビー級4階級制覇。富、名声、断固たる地位を確立することを臨むカネロ、GBPが構想として描いている可能性は十分ある。

(Via:boxingscebe

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