2016年4月9日米・ネバタ州ラスベガスにあるMGMグランド・ガーデン・アリーナで開催されたマニー・パッキャオ(フィリピン)、ティモシー・ブラッドリー(米)のPPV(ペイ・パー・ビュー)販売件数が40万〜50万件と予想を大幅に下回り、赤字興行となる見通しであることが分かった。

 トップランク(米・大手ボクシングプロモーター)は、「40万〜50万件の間、限りなく40万件前半になる」と述べた。PPV配信したHBO(米・大手ケーブルTV局)は、PPV販売件数を公式発表してないが、米国関係者の間では「購入件数は40万件に満たない」との見解を示している関係者もいる。

 ボブ・アラム氏は、赤字興行になった理由として、ファンからも否定的な意見が多かったパッキャオ、ブラッドリーの3戦目のマッチメークではなく、マニー・パッキャオの同性愛者差別発言。フロイド・メイウェザーJr.との「世紀の一戦」での悪評がPPV販売不振に影響を及ぼしたと語っている。

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 NSAC(ネバタ州アスレチック・コミッション)は、パッキャオ、ブラッドリー3戦目の観客動員数、ゲート収益を発表。観客動員数、13,046、ゲート収益は、6,411,584ドルと、パッキャオ、ブラッドリーの過去2戦を下回る結果となった。

 ボクシング関係者だけでなく、パッキャオのラスト・ファイトの対戦相手として、ブラッドリーが決まったことに対し、マッチメークの斬新さはなく否定的な意見も多く、「パッキャオが2戦勝っていた試合」ラバー・マッチの必要性についても疑問を呈する声も多く、大方が興行的に苦戦すると予想していた。

 期待値が高かったがゆえに、悪評と呼ばれた「世紀の一戦」フロイド・メイウェザーJr.戦の影響も、PPV販売件数に影響も大きいと言われていた。試合前のプロモーション・ツアーでは、メディアの数も圧倒的に少なく、ボブ・アラム氏も興行的に厳しくなると漏らしていた。
 
 「これがラスト・ファイトになる」試合前そう語っていたマニー・パッキャオは、試合後の会見で現役引退を改めて表明。今後は、5月に母国フィリピンの上院議員選挙に出馬し、政治活動に専念する意向であることを伝えている。

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(Via:ESPN