ルー・ディベラ プロモーションズは現地時間16日、怪我で6度目の防衛戦が延期となっていたWBA世界ウェルター級王者・キース・サーマン(米)、対、ショーン・ポーター(米)の一戦を、米国現地時間2016年6月25日、ニューヨーク・ブルックリンにあるバークレイズ・センターで開催することを発表した。

 試合は、全米地上波CBSで、午後9時(ET時間)から中継される。同興行のセミ・ファイナルには、WBA世界フェザー級王者・ヘスス・クエジャール(アルゼンチン)が、アブネル・マレス(メキシコ)を相手に6度目の防衛戦が行なわれる。

 ルー・ディベラ氏は、「サーマン、ポーターは今、ウェルター級考えられる最高のマッチメークの1つです。当日、バークレイズ・センターで観戦するファン、全米地上波で観戦するファンにとって、ハードパンチャーのサーマン、高い技術をもつポーターの一戦は、ウェルター級覇権争いの頂上決戦であり、ポスト・メイウェザーの座を証明するものとなる」と述べている。

 当初、キース・サーマン、ショーン・ポーターの一戦は2016年3月12日、コネチカット州アンキャッスルビルのモヒガンサン・カジノで開催する予定だったが、キース・サーマンが交通事故にあい怪我をしたため延期となった。

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 強豪が集うウェルター級、フロイド・メイウェザーJr.(米)、マニー・パッキャオ(フィリピン)が引退し1つの時代が終わりファンは次なるスター誕生を待ちわびている。そんな中、キース・サーマン、ショーン・ポーターのマッチメークが決まった。次期スター候補の2人は、人気・話題性を考えればウェルター級最高のカードの1つ。もっとも、興行を主催するプロモーターは、次期スター候補2人のポスト・メイウェザーの座を争う舞台として、全米地上波CBSでの中継と大舞台を用意したのだろう。

 初回KO率が多く”One Time”の異名を持つのがキース・サーマンだ。タフで実力者であるヘスス・ソト・カラス(メキシコ)、ディエゴ・チャベス(アルゼンチ)を相手にKO勝利。最近では、派手なKO劇に加えクレバーな一面も見せ、ファイトスタイルに変化も見られる。

 もっとも、ファイト・スタイルの変化は実力者との対戦が多くなってきたのも理由の1つだろう。しかし、直近の試合2015年7月11日、ルイス・コラーゾ(米)に勝利するも、ボディ・ブローでダウン寸前に追い込まれ、後半はコラーゾがペースを掴み見せ場を作れずインパクトに欠ける試合であったことも事実だ。
 
 全米地上波放送と、ポスト・メイウェザーの座を決める大舞台が用意されたサーマン、ポーター。実力者同士の試合は、決して期待どおりの試合内容とならない場合も多い。

 しかし、ボクシング関係者の間で次期スター候補の本命とも挙げられているエロール・スペンスJr.は、マニー・パッキャオ(フィリピン)でさえ、仕留めきれなかったクリス・アルジェリ(米)と対戦し、3回のダウンを奪い5回TKO勝利。実力者アルジェリをセンセーショナルなKOで破り、評価はうなぎのぼりであることを考えれば、勝敗だけでなくインパクトのある試合内容が問われるだろう。

(Via: boxingscene