高額報酬を要求し、交渉が難航していたWBO世界フェザー級王者・ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)と、ニコラス・ウォータース(ジャマイカ)の交渉が決裂。ワシル・ロマチェンコは、WBO世界スーパーフェザー級王者・ローマン・マルチネス(プエルトリコ)との対戦交渉へ向かうことが分かった。

 米国現地時間4月6日、2016年4月9日ネバタ州ラスベガスにあるMGMグランド・ガーデン・アリーナで開催される、マニー・パッキャオ(フィリピン)、ティモシー・ブラッドリー(米)の試合のセールスに従事しているトップランク(米・ボクシング・プロモーター)ボブ・アラム氏は、ロマチェンコ、ウォータースの交渉が決裂したことを明らかにした。

 ボブ・アラム氏は、ウォータース陣営がロマチェンコ戦に100万ドルを要求したと話している。試合を中継するHBO(米・最大手ケーブルTV局)は、用意できる放映権料は100万ドル。報酬を巡り対戦交渉は難航していた。

 ボブ・アラム氏は、ウォータース陣営に報酬55万ドルを掲示したが、ウォータース陣営は報酬に同意ることはなかった。ロマチェンコは、ウォータースが勝利した場合、個人的に30万ドルをウォータースに支払うことを契約条項に盛り込むと話していた。

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 ボブ・アラム氏は、ウォータース戦が決裂したことにより一歩前進したと話し、ロマチェンコの次戦は、プエルトリカン・パレードが行なわれる前日6月11日、ニューヨーク、マディソン・スクウェア・ガーデン・シアターで、ローマン・マルチネスとの対戦へ向け交渉を開始。アンダーカードには、プロスペクトの1人フェリックス・ベルデホ(プエルトリコ)の出場を計画していると話している。

 報酬を理由にワシル・ロマチェンコとのビッグファイトを断ったニコラス・ウォータース。55万ドルはウォータースのキャリアの中で最も高額な報酬となる。ノニト・ドネアに勝利したとは言え、北米での知名度、人気度はそこまで高く無く。報酬は、ドネア戦で得た報酬17.5万ドルの倍以上、条件は悪くなかったはずだ。

 ロマチェンコとの試合はリスクが高いとはいえ、オリンピック2連覇のロマチェンコを敗ればウォタースの商品価値も上がり、ビッグネームとの試合を断る理由が見つからない。以前、海外メディアでは、アル・ヘイモン氏と契約するという話も挙がっていたが、ウォータース陣営には別のプランがあるのだろうか。

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(Via: ESPN